今の仕事が合っている気がしない。
入社して1年も経っていないんだけど、辞めるとどうなるのかな?
このような疑問を解決します。
新卒や転職で入社したばかりでも、「仕事を辞めたいなぁ」と思うことはありますよね。
仕事を辞めたいときは、
- 今の仕事が合っている気がしない
- 職場の人間関係が辛い
- 給与・労働時間で生活が苦しい
などを感じているケースが多いです。
しかし「仕事を辞めたい」と思う一方で、「仕事をすぐ辞めたらどうなるんだろう……」と不安を抱いている人も多いでしょう。
そこで本記事では、
- 入社して1年経たずに1社目を退社
- 2社目を1年ほどで退社
のジョブホッパーな私が仕事をすぐ辞める人の末路を解説します。
仕事を辞めたいと思っている人がどうするべきかも解説しているため、ぜひ参考にしてください。
仕事をすぐ辞める人の5つの末路
仕事をすぐ辞めてしまう人の多くは、以下の5つの末路を辿ることが多いです。
仕事をすぐ辞める人の5つの末路
- 目立つ職歴が残る
- 転職が難しくなる
- 精神的に不安定になる
- 辞め癖がついてしまう
- スキル獲得の機会を失う
順番に解説します。
1. 目立つ職歴が残る
転職する際は履歴書の提出が必須になりますが、すぐに仕事を辞めてしまうと目立つ職歴が残ってしまいます。
たとえば、
- 2022年4月 〇〇株式会社 入社
- 2022年11月 〇〇株式会社 退職
のような感じです。
どのくらいの在籍期間で短いと感じるかは企業次第ですが、平均在籍期間が長いメーカーなどの場合は「3年未満」を短いと感じることが多いようです。
次の会社で長く働けば問題ないのですが、そこからさらに転職する際にも、「どうしてこの会社だけこんなに短いの?」と面接で聞かれることはあるでしょう。
私は前々職の在籍期間が短い理由を面接で聞かれることが多かったです……!
必ずしも転職で不利になるわけではありませんが、長く勤めている人に比べて目立ってしまうのは間違いありません。
2. 転職が難しくなる
一度の転職ならまだしも、短い期間での転職が2回、3回と重なると転職が難しくなるのは事実です。
誤解してほしくないのが、転職ができないわけではありません。
ただ一度も転職をしていない人に比べて、転職できる会社の選択肢が狭くはなります。
実際に私は2回の短期離職をしていますが、3回目の転職活動時には「長期的に働いてくれるのか不安が残るから」という理由で数社落ちました。
会社は長く働いて、利益を生み出してくれている人を求めています。
在籍期間が短いと研修期間+αくらいで会社側にうまみがないため、長期的に働いてくれるかどうかを重視しているのです。
3. 精神的に不安定になる
これは転職するのではなく、「仕事をとりあえず辞めて、無職の状態で次の会社を考えよう……」という人に当てはまります。
仕事をしていない状態、もっと言えば固定給が入ってこない状態というのは、精神的に不安定になりやすいです。
私自身、一時的に無職を経験したことがあるのですが、「周りが働いているのに自分は何もしていない状態」というのが予想以上に耐えられませんでした。
なんだか惨めに思えてくるんですよね……。
そのため何のアテもなく、とりあえず仕事を辞めるのはおすすめできません。
無職の経験は下記記事で詳しく解説しているので、気になる方は読んでみてください。
4. 辞め癖がついてしまう
転職回数が増えるほど転職は難しくなると伝えましたが、あなたが20代の場合は転職ができてしまいます。
20代が転職できてしまう理由は以下のとおりです。
20代が転職できてしまう理由
- キャリアの方向性がブレてもしょうがないと思われるから
- ポテンシャル採用が多く、これからに期待されるから
- 人手不足の昨今で、若い戦力は貴重だから
ただし、転職しやすいのはメリットばかりではありません。
なぜなら転職しやすいことで、「次もあるから、まあいいや」と辞め癖がついてしまうからです。
一般的に、自分の仕事の適性は一定期間働くことで判断ができます。
しかし仕事を転々としてしまうと、自分の適性を判断できずに、キャリア迷子になったり、年収が落ちてしまったりすることもあります。
5. スキル獲得の機会を失う
スキルを獲得するうえで1番大切なのは継続です。
学生時代の部活で1年生よりも3年生のほうが上手いように、仕事も継続することで一定のスキルを身につけることができます。
そのため仕事をすぐ辞めてしまうと、スキル獲得が難しくなります。
「自分にはこの職種の才能がないから、長く勤めてもスキルなんて身につかない」と考える人がいますが、これは間違いです。
仮に才能がなかったとしても、「3年以上働いて何も身につかなかった」は100%有り得ません。
もしも、「何も身につかなかった」と言っている人がいたら、それは身についたものに気がついていないだけです。
2、3年仕事を続けることで、仕事の中でも好きなことに気がつき、それを軸に転職することもできるケースもあります。
「仕事をすぐ辞める人の末路」を辿らずに上手くいく人の特徴3つ
ここまでは仕事をすぐ辞める人のネガティブな事例を伝えてきました。
しかし全員がネガティブな結末になるわけではありません。
仕事をすぐ辞める決断をして、楽しく生きている人も世の中には大勢います。
YouTubeなどでも、「仕事を辞めて良かった」と言っている人はいますよね。
では、仕事をすぐ辞めても楽しく生きられる人と後悔する人の特徴はなにか。
私の経験、フリーランスとして独立した友人の経験などを踏まえると、以下3つの特徴に当てはまる人は仕事を辞めても上手くいきやすいです。
仕事をすぐ辞めても上手くいく人の特徴
- 自分なりの考えがある
- 周りの目を気にしない
- 本業以外で結果を出している
順番に解説します。
1. 自分なりの考えがある
仕事を辞めて独立するにしても、転職するにしても、自分なりの考えがあれば上手くいくことが多いです。
たとえば転職であれば、
副業として取り組んできたブログで収益が発生してきた。本業の営業よりも、文章を書くほうが楽しいと心から思うので、Webメディアの編集者に転職しよう!
などの考えがあれば全く問題ありません。
上記の場合は自分の経験から自分の適性を判断しており、納得感もあるからです。
逆に自分なりの考えがない場合は、
今の営業が全く楽しくない。広報の人たちってキラキラしているし楽しそうだ。メディアの編集者に挑戦してみよう。
などになります。
上記の場合は憶測で判断しているだけで、自分なりの考えがありません。
自分なりの考えがあるかどうかの判断軸は、面接官が「どうしてその行動をしたの?」と質問したときに納得感のある答えになるかどうかです。
現時点で転職を考えているなら、自分なりの考えがしっかりとあるのか考えてみましょう。
2. 周りの目を気にしない
「自分は自分。他人は他人」と区別できる人は、仕事を辞めても上手くいくことが多いです。
なぜなら周りの目を気にしない人は、自分の人生の充実を第一優先に考えられるから。
想像してみてください。
周りは会社員で月給20万円以上を稼いでいる。その一方であなたはウーバーイーツの配達で生計を立てている。
こういう状況に耐えられますか?
ちなみに私は耐えられませんでした。
どんな状況であっても楽しく生きられる人は一定数存在します。
それは他人と比較せずに、自分軸で人生を生きられているからです。
理想は全員がそうなれれば良いのですが、人間は比較の生き物なので現実は難しいと私は思います。
年収が友人よりも低くなったとしても、やりたいこと探しのために無職になったとしても、自分は耐えられるのか。
自分は周りの目を気にしないのか考えてみてください。
3. 本業以外で結果を出している
「自分なりの考えがある」にも近いですが、本業以外ですでに結果を出している人も上手くいくことが多いです。
その理由は安心材料があるから。
人を不安にさせるものとして大部分を占めているのは、お金です。
そのため本業以外でお金を稼げる術を持っていれば、転職が失敗しても、独立が失敗しても、なんとかなります。
今の時点で本業以上に結果を出しているものがあるのなら、仕事をすぐ辞めても良い場合もあります。
仕事をすぐ辞める人の末路を理解したうえで、あなたが取るべき行動3つ
ここまで仕事をすぐに辞めても上手くいく人の特徴を伝えてきましたが、多くの人は当てはまらないでしょう。
この記事を読んでいる大半は、
- 本業以外で稼ぐ手段が今のところない
- 周りの目を気にせずに生きるのは難しい
となっているはずです。
それが普通なので安心して欲しいのですが、とはいえ今の仕事をずっと続けるのが嫌なのは事実。
そこであなたが取るべき行動を3つ紹介します。
仕事を辞めたい人がやるべき行動3つ
- 自己分析をしっかりと行う
- 転職エージェントを利用してみる
- 気になることにチャレンジしてみる
順番に解説します。
1. 自己分析をしっかりと行う
自己分析が大切な理由は、自己分析をしないと自分の進むべき方向性がわからないから。
「仕事を今すぐ辞めたい」と思ったとしても、なぜそう思うのか説明できる人は実は少ないです。
たとえば「仕事が自分に合わない」と感じるなら、
- なぜ合わないと思うのか?
- 具体的にどんな仕事をしているときに合わないと感じるか?
- 逆に仕事の中でも楽しく感じる瞬間はあるか?
などを答えられないと自己分析ができているとは言えません。
自己分析とは、今あなたの頭の中でモヤモヤしているものをクリアにする作業です。
自己分析をすることで、どんな人生が自分にとって充実しているかを明確にでき、そのベースとして今の仕事が適切かを判断できます。
ライブ配信サービスSHOWROOMの代表である前田裕二さんは『メモの魔力』で、自己分析について以下のように述べています。
「面接のために仕方なく『自己分析』をやった」という人がほとんどではないでしょうか。
出典:メモの魔力
(中略)
ただ、僕は、この自己分析をやり切った人をあまり知りません。多くの人は自己分析を中途半端に終えてしまって、自分のことを深く知らないまま、ものさしのないまま、流れに身を委ねて日々を漫然と過ごし続けてしまいます。
ちなみに前田裕二さんは学生時代に自己分析をノート30冊ほど行なったそうです。
本気の自己分析はそれくらいの労力がかかることを理解しましょう。
なお、自己分析でおすすめの方法は2つあります。
- 『メモの魔力』を利用して独学で行う
- 『ポジウィルキャリア』を利用して二人三脚で行う(おすすめ!)
『メモの魔力』では特典として、自己分析1000問がついています。
時間と労力をかけられるなら、独学で自己分析をしても良いでしょう。
一方で多くの人におすすめなのが、『 ポジウィルキャリア
ポジウィルキャリアはキャリアに特化したコーチングサービスで、自己分析の手伝いや納得のいく人生形成の手伝いをしてくれます。
ポジウィルキャリアの1番のポイントは転職エージェントではないところ。
そのため転職だけではなく、独立や現職維持など、幅広い選択肢から自分がどうするべきかを提案してくれます。
初回は無料でカウンセリングができるため、まずはプロのカウンセラーに相談してみることをおすすめします。
\ 初回カウンセリングが無料/
2. 転職エージェントを利用してみる
自己分析をしたうえで、「将来的には転職をしたい」と結論が出た場合は転職エージェントの利用をおすすめします。
ポイントは今すぐ転職予定ではなくても、転職エージェントを利用してみること。
転職予定がなくてもとりあえず転職エージェントを使うべき理由は、自分の市場価値を知るためです。
新卒で地方のホームセンターに就職後、マイナビやリクルートなどを7社に転職して年収を上げてきたmotoさんは『WORK 価値ある人材こそ生き残る』で以下のように述べています。
転職をする・しないにかかわらず、常に、自分を転職マーケットにおいてみて、現在の価値がどれくらいあるのかを確認することをおすすめします。
出典:WORK 価値ある人材こそ生き残る
「自分という商品には、一体いくらの値段がつくのか?」というのは、いつでも知っておいたほうがいいでしょう。
市場は常に変動しているため、私は転職を考えていないときでも転職エージェントと半年に1回は面談をしています。
たとえば営業からデザイナーに転職したいとしても、具体的に何に取り組むべきかわからないですよね。
しかし転職エージェントを介してESを送ったり、面接をしたりすれば、落ちたとしても何が原因かを理解できます。
落ちた理由が「デザインの経験が乏しいから」であれば、会社員をしながらデザインの経験を積むのが最短であると道筋が見えるでしょう。
自分の現在地を知る手段として転職エージェントの利用はおすすめなので、ぜひ活用してみてください。
おすすめの転職エージェントは『
リクルートエージェントは業界最大級の求人数を持っており、非公開求人も20万件以上あります。
幅広い会社を知ることもできるので、ぜひ利用を検討してみてください。
3. 気になることにチャレンジしてみる
自己分析や転職エージェントの利用で自分の進みたい道が理解できたら、スキマ時間を利用して気になることにチャレンジしてみましょう。
ブログ運営、SNS運用、デザイン、動画編集など、まずはやってみることをおすすめします!
いきなり転職ではなく自分のできる範囲でチャレンジすることが大切な理由は、ミスマッチを防ぐためです。
たとえば「デザインってなんかカッコいいし、楽しそう!」と思っていても、実際に取り組んでみると「デザインって意外とロジカルに考えることがあって、自分には向いていないなぁ」とギャップを感じることがあります。
逆に自分が向いていないと思っていることが、「意外とやってみたら楽しかった」となるケースも多いです。
転職してからミスマッチを感じても対応が難しいため、まずは自分のできる範囲でチャレンジしてみてください。
なおチャレンジするときは、以下のような目標を設定するとスキルアップにもつながります。
【例】チャレンジするときの目標設定
- ブログを開設して1,000円を稼ぐ
- SNSでフォロワー1,000人を達成する
- 日常をVLOGにしてYouTubeにアップする
- クラウドソーシングでデザインの案件を受注して納品する
末路なんて関係なく、仕事をすぐ辞めるのがおすすめな人もいる
仕事をすぐ辞める人の末路なんて気にせずに、今すぐに仕事を辞めたほうが良いケースもあります。
それは自分の精神面や生活面が極端に苦しいと感じたときです。
結局どんな状況に陥ったとしても、心と身体が健康であれば何度でも修正は可能です。
その一方で心や身体の調子を崩してしまうと、日常生活を送るのに長い時間を必要とすることもあります。
詰まるところ、自分の身体が1番の資本なんです。
だからこそ、以下のようなケースに当てはまる場合は仕事をすぐ辞めるか、休職をして、自分の身体を第一優先にしてください。
仕事から離れたほうが良いケース
- 職場のパワハラ・セクハラが辛い
- 会社に行くのが嫌で涙が出る
- 職場環境が理由で身体に何かしらのサインが出ている
ときには、逃げる勇気を持つことも大切です。
【まとめ】仕事をすぐ辞める人の末路を辿らないために自己分析をしよう!
以上、本記事では仕事をすぐ辞める人の末路を紹介しました。
仕事をすぐ辞める人の5つの末路
- 目立つ職歴が残る
- 転職が難しくなる
- 精神的に不安定になる
- 辞め癖がついてしまう
- スキル獲得の機会を失う
結論、「精神的に辛いから仕事を辞めたい……」のようなケースを除いて、仕事をすぐに辞めることはおすすめしません。
なんの考えもなく仕事を辞めてしまうと、悲惨な末路を辿ってしまうことがあるからです。
そのため仕事を辞めたいと思ったら、まずは「なぜ辞めたいのか?」を理解するためにも、自己分析をしっかりと行いましょう。
自己分析を行うことで、自分が進むべき道が明確になります。
なお自己分析を正確に効率的に行いたいなら、『 ポジウィルキャリア
初回は無料でカウンセリングができるため、気になる方はぜひ利用を検討してみてください。
\ 初回カウンセリングが無料/