今から面接なんだけど、緊張で死にそうだよ……。
こんなときどうすればいいのかな?
絶対にこの会社に落ちたくない!
このような悩みを解決します。
その会社に入りたい気持ちが強いほど、面接は緊張しますよね。
面接直前だと、
- 頭が真っ白になったらどうしよう
- 想定外の質問が来たら困る
- 絶対に落ちたくない
など考えてしまうでしょう。
その気持ちはとても理解できます。私自身アガリ症で、面接前は死ぬほど緊張していました。
ですが色々と試行錯誤するなかで、面接の緊張を抑える方法を理解しました。
そこで本記事では、今まさに面接の緊張で死にそうな方に向けて、今すぐできる面接の緊張の抑え方を紹介します。
面接の緊張で死にそうなのは、あなただけではない
こんなに緊張しているのは自分だけだ……。
と思うかもしれませんが、安心してください。
面接の緊張で死にそうな人は世の中にたくさんいます。
まずは「今の緊張している状態は自分だけじゃない」と客観的に理解して、心を落ち着けましょう。
面接で緊張している人たちの声
二次面接行ってくる
引用:X(旧Twitter)
緊張しすぎて死にそうです、
早く終われ就活、
面接緊張しすぎて死にそう😭
引用:X(旧Twitter)
カジュアル面談と言いつつ、どうしても働きたいところだから、条件が合うかも不安だし擦り合わせられるか…😭
これから面接なのですが緊張で死にそうですどうすればいいのでしょうか?
引用:Yahoo!知恵袋
いかがでしょうか?
面接で緊張するのは普通であると理解できるはずです。
面接の緊張で死にそうな人に今すぐ試してほしい5つのこと
「面接で緊張しているのは自分だけじゃない!」と理解できたところで、これから面接に挑む方に向けて、緊張がほぐれる方法を5つ紹介します。
今すぐできる!緊張のほぐし方5つ
- 緊張している自分を受け入れる
- これまでやってきたことを振り返る
- 深呼吸をする
- 「こんな会社落ちてもいいや」と思う
- 無理やり笑顔を作る
全部やっても良いですし、自分に合っていそうなものだけでもOKです。
1. 緊張している自分を受け入れる
よくある間違いとして緊張しているときにやりがちなのが、「緊張しちゃダメだ……!」と思ってしまうことです。
「緊張してはいけない」と思うほど、実際は緊張している自分とのギャップに脳が苦しんで、余計に緊張してしまいます。
だからこそ、緊張している自分をまずは受け入れましょう。
声が出せる環境の人は、「俺(私)緊張しているなぁ」と言ってみてください。
口に出すことで自分の状況を頭で理解することができ、緊張している自分を受け入れることができます。
2. これまでやってきたことを振り返る
緊張は悪ではなく、緊張は面接を大切にしている証です。
面接がどうでも良いと思っているならば、本来緊張なんてしないはず。
だからこそ、これまでやってきたことを振り返ってみましょう。
きっと、
- 企業分析
- ESの作り込み
- 自己PRの準備
など、いろいろな取り組みをしてきたと思います。
就活用のノートなどあれば、それをざっと見返せば、「これだけやってきたから大丈夫」と安心できます。
対策してきたことを復習する必要はありません。
あくまで自分がこれまでやってきたことをざっくりと振り返って、面接の安心材料としてください。
3. 深呼吸をする
ありふれた方法ですが、やはり深呼吸は大切です。
緊張しているときは浅い呼吸になってしまい、全身がこわばりやすいです。
全身がこわばってしまうと、声が震えたり、頭の働きが悪くなったり悪循環に陥ります。
だからこそ、呼吸を意識して、ゆっくりと深呼吸をしてください。
鼻から息を吸い、口からゆっくりと息を吐く。
すると体の緊張がほぐれ、余裕が生まれます。
4. 「こんな会社落ちてもいいや」と思う
緊張しているということは、それだけその会社に入りたい証。
しかし、そこであえて「こんな会社落ちてもいいや」と思ってみてください。
総務省と経済産業省による調査によると、法人企業は約178万社あるとされています。(参考:NBS)
あなたが受けている会社は、”1 / 178万の会社”です。
もしその会社とご縁がなかったとして、あなたにマッチする会社は本当にないのでしょうか。
そんなことはないはずです。
もちろん、あなたがその会社に行きたい気持ちは大切です。
でも、もしも本当に行きたいのなら、別の会社でスキルを磨いて転職の選択肢もあります。
だからこそ、「こんな会社落ちてもいいや。いや、自分を落とすなんて会社のほうがセンスがない」くらいのマインドで面接に挑んでください。
◾️面接前に会社の最低評価を読んでいた話
私は就活生時代、面接の直前に会社の最低評価を『就活会議』を使って読んでいました。
「今から受ける会社はたいしたことない」と思い込むためです。
「こんな会社たいしたことない」とどれだけ思っても、自分が憧れている会社をけなすことも、行きたくないと思うこともやっぱり難しい……。
そんなときに行きたい気持ちを少しでも減らすために役立ったのが、現社員や元社員が下した最低評価でした。
どれだけ素晴らしい会社でも、万人の評価が最高な会社は存在しません。
そのためどんな会社でも会社の評価を低くしている人は一定数います。
低い評価を読むことで行きたくない気持ちが一時的にでき、会社に入社したい本当の気持ちとのバランスがとりやすくなります。
もしも時間があるのなら、一度試してみてください。
5. 無理やり笑顔を作る
人は楽しくなると自然と笑顔になります。楽しい状態で緊張している人はいませんよね。
実はこれ、順番が逆でも良いんです。
つまり「楽しいから笑顔になる」ではなく、「笑顔だから楽しい」も成立します。
この点について、精神科医のkagshun先生が著書『幸せになる超ライフハック』で以下のように書いています。
「楽しいから笑う」だけではなく、「笑って楽しくなる」もアリなのです。
笑うことにはストレスを減らし、心身をリラックスさせる作用があります。通常は「快」を感じて笑い、その結果心が軽くなる、という流れで反応が起こります。では、とりあえず笑顔を作ってみるとどうなるか? なんと、脳が笑顔に引きずられて「あれ? 今楽しいんだ!」と勘違いし、本当に楽しい気分になってくるのです。
引用:『幸せになる超ライフハック』
面接前に心から笑顔になることは難しいはずです。
でも、無理やり笑顔を作ることはできると思います。
マスクをしている人はマスクの下で、マスクをしていない人はこっそりと、口角をニッと上げてみてください。
気持ちが少し軽くなるはずです。
面接の緊張で死にそうな人がやってはいけないこと
ここからは逆に面接の緊張でやってしまいがちなミスについて紹介します。
以下3つを行うと逆効果なので、注意しましょう。
面接の緊張でやってはいけないこと3つ
- 回答を丸暗記する
- 一方的に話す
- 嘘をつく
順番に解説します。
1. 回答を丸暗記する
最も多いミスが回答の丸暗記です。
面接では、
- 自己紹介
- 自己PR
- 学生時代頑張ったこと
- 志望理由
- 強み/弱み
などが鉄板で聞かれますが、緊張をほぐすために回答を丸暗記するのはやめましょう。
回答を丸暗記してはいけない理由は3つあります。
回答を丸暗記してはいけない理由
- 棒読み感が出るから
- 忘れてしまったときに頭が真っ白になるから
- 違う聞かれ方をしたときに余計焦るから
面接は会話であって、模範解答が存在する試験ではありません。
普段の会話と同じように、面接官と会話をするなかで自分を表現しなければいけません。
そのため回答を丸暗記してしまうと、会話が成立しなくなってしまいます。
鉄板の質問に対してどのように答えるかの大枠を決めるのは良いですが、
「私の強みは一度決めたことをやり続ける継続力です。継続力を発揮したエピソードは学生時代に取り組んだ資格試験で、簿記2級を取るために、毎日3時間の勉強を3ヶ月間やり続けました。結果的に簿記試験には合格し、それ以外のば場面でも持ち前の継続力を発揮することができました。御社に入社した際にも、同じように継続力を発揮できると思っています。」
を一言一句覚えるような作業はやめましょう。
2. 一方的に話す
緊張のあまり、自分が一方的に話してしまうのも良くありません。
先述のとおり、面接は会話であり、相手とのキャッチボールが大切です。
一方的に話してしまうと、相手が内容を咀嚼できず、あなたを適切に評価できません。
一般的に会話は1分以上自分だけが話していると、「話が長い」と判断されます。
緊張するとどうしても冗長的になってしまうため、短く区切る意識を持ちましょう。
3. 嘘をつく
緊張のあまり自分を大きく見せようとして嘘をつくのも、当然ですが良くありません。
「バレなければ問題ない」と思うかもしれませんが、緊張感ある面接の場での嘘は大抵バレます。
なぜなら面接官の深掘りに納得感のある回答ができなかったり、整合性がなかったりするからです。
私自身、採用を担当したことがあるのですが、嘘をついている人はすぐにわかりました。
付け焼き刃の嘘が通用するほど面接は甘くないため、緊張していても本来の自分を見てもらうように努めましょう。
面接の緊張で死にそうな人が今後やっていくべきこと
ここまでは今すぐできる緊張の対処法を解説してきました。
ここからは今後の面接で緊張を抑えるために、やっていくべきことを3つ解説します。
面接の緊張をなくすために今後やっていくべきこと
- 広い視野を持って就活をする
- 面接対策をしっかりと行う
- 数を重ねる
順番に解説します。
1. 広い視野を持って就活をする
広い視野を持つべき理由は、「この会社に落ちたとしても、他に良い会社がある」と理解するためです。
「自分にはこの会社しかない……!」と思っている人の多くは、視野を狭くして就活しているケースが多いです。
たとえば、
- 食べることが好きだから食品メーカー
- 昔から電車が好きだから鉄道会社
- 真面目で細かい作業が得意だから金融機関
のように就活している場合は視野が狭くなっています。
上記の場合は、
- なぜ、自分は食べることが好きなんだろう?
▶︎ 食べると幸せを感じて、気分が高揚するからだ - ほかに幸せを感じる瞬間ってなんだろう?
▶︎ 友達やバイト先で相談されるときは嬉しいな - どんな相談だと、力がより入るだろう?
▶︎ インターンのアドバイスとか、自己PRの添削とかは、結構好きかも
▶︎▶︎キャリアアドバイザーのような仕事が向いている可能性もある
のように考えてみると、「食べることが好き」からキャリアアドバイザーのような選択肢も出てきます。
先入観に囚われて、自分の可能性を狭めてしまうのはもったいないです。
そのため自己分析や第三者の意見をもとに、自分に合った会社をたくさん探すようにしましょう。
就活の具体的なアドバイスをもらうなら、『キャリセン就活エージェント』がおすすめです。
キャリセン就活エージェントは無料で利用できる就活支援サービスです。
プロのキャリアアドバイザーが面談を通して、
- 強みの発掘
- 自分に合った会社
- 具体的な面接対策
を教えてくれます。
利用学生も6万人以上で、紹介してくれる会社も福利厚生が充実した企業が多いのもおすすめポイントです。
無料で就活の相談に乗ってくれるため、一度相談してみることをおすすめします。
2. 面接対策をしっかりと行う
回答の丸暗記はNGとお伝えしましたが、面接対策は大切です。
面接当日に頭が真っ白にならないように、鉄板の質問には答えられるようにしておきましょう。
鉄板の質問は以下のとおりです。
面接で聞かれやすい質問
- 自己紹介
- 趣味
- 志望理由
- 自己PR
- 自分の短所
- 学生時代頑張ったこと
- チームで活動した経験
なお、どんな質問でも「面接する企業でどう活かせるか」までを答えられるようにしましょう。
たとえば学生時代頑張ったことが、「飲食店のアルバイトで月間売上1位を叩き出したこと」だとします。
このとき企業が聞きたいのは、
- その結果を出すために何を意識したのか
- 意識したことが会社でどう活かされるのか
です。
月間売上1位を叩き出すためのアプローチはさまざまでしょう。
そのアプローチ方法が企業ではどう活かせるかまでを考えてください。
たとえば月間売上1位を出すために、
- SNSでバズっていたメニューを元に、オリジナルメニューを出すようにした
▶︎情報収集力を活かして、営業で他社と差別化した提案ができる - メンバーと連携して、回転率を上げた
▶︎相手の懐に入る力を活かして、難しい商談でも成立させられる
などが考えられます。
自分の経験を抽象化して、別の事例に具体化させる作業ができると、面接は無双できます。
具体と抽象の具体的な方法については、『メモの魔力』を読むと理解が深まるため、ぜひ一度読んでみてください。
3. 数を重ねる
根性論に聞こえるかもしれませんが、面接回数を増やすことも大切です。
面接回数を重ねることで、
- 面接前の自分に合ったリラックス方法
- 面接官の反応が良い答え方
- 面接官との会話の仕方
などが理解できます。
面接の数を増やすためにおすすめなのが、志望度が高くない企業も積極的にエントリーすることです。
エントリーの数だけ企業研究も大変になりますが、自分の面接レベルは格段に上がるため、積極的にエントリーしてみてください。
「面接の緊張で死にそう…」は対策できる!
以上、本記事では面接の緊張対策の方法について解説しました。
結論、面接の緊張はある程度対策ができます。
これから面接を受ける方は、以下5つの方法を試してみてください。
面接の緊張対策で今すぐできること
- 緊張している自分を受け入れる
- これまでやってきたことを振り返る
- 深呼吸をする
- 「こんな会社落ちてもいいや」と思う
- 無理やり笑顔を作る
しかし上記の方法は一時的に緊張を和らげるだけなので、今後も面接が続くなら根本的な改善がおすすめです。
根本的な改善をしていきたい方は、以下3つを実践してください。
面接の緊張をなくすために今後やっていくべきこと
- 広い視野を持って就活をする
- 面接対策をしっかりと行う
- 数を重ねる
ここまで徹底的に行えば、面接で自分を自由に表現することができるでしょう。
就活がうまくいくことを祈っています!