ブログの記事は、構成案が9割です。
構成案のない記事はSEO対策が十分ではないため、検索上位に表示されない「読まれない記事」となってしまいます。
SEO流入を増やしてブログのアクセス数を安定させるために、ブログの記事構成案は必ず作りましょう。
本記事では、以下の3点を解説します。
- ブログの記事構成案が重要な3つの理由
- 記事構成案の作り方8ステップ
- 記事構成案で抑えるべき5つのポイント
ChatGPTを使用した効率的な構成案の作り方や、無料の『構成案テンプレート』も用意しているので、ぜひ参考にしてください。
ブログ記事の構成案とは?
ブログ記事の構成案とは、記事の「設計図」となるものです。
記事作成の前に構成案で全体設計をすることで、記事執筆をスムーズにします。
ブログで結果を出している人や企業のメディア運営は、いきなり記事の執筆はせず、事前に記事の構成案を作るケースがほとんどです。
具体的に記事の構成案で決める内容は、以下のとおりです。
- 対策キーワード
- ターゲット
- ニーズ
- 見出し
- タイトル
- リード文
実際に構成案を作ると、上記画像のようになります。
ブログ記事の構成案が重要な3つの理由
記事構成案の作り方を知る前に、なぜ構成案作成が重要なのか把握しておきましょう。
構成案を作成すべき理由は3つあります。
- 読者にわかりやすく伝えるため
- SEO対策のため
- 効率的に執筆するため
順番に解説します。
1. 読者にわかりやすく伝えるため
ブログの記事を執筆するときは、読者が理解しやすい順序で、読者が求める情報を全て記載することが重要です。
満足度の高い記事は、読者の信頼を得られるだけではなく、記事の滞在時間が伸びることからSEOにも良い影響を及ぼします。
そして、わかりやすい記事を作るために役立つのが構成案です。
構成案の時点で記事に必要な要素を洗い出しておけば、本文を執筆する前に、情報に過不足がないか判断が可能です。
【例:キーワード「筋トレ 社会人 自宅」で記事を作りたいとき】
読者はメリットやデメリットを知りたそうだな……。
あとは筋トレメニューとか、注意点も知りたいだろうな。
以下のように、要素を書き出して、順番を整理する。
- 自宅でやるメリット
- 自宅でやるデメリット
- おすすめメニュー
- 注意点
これらの要素をこの順番で説明すれば、読者は満足しそう!
2. SEO対策のため
構成案を作るときは、
- キーワード選定
- キーワードでヒットした競合記事の分析
- 分析をもとにタイトルや見出しを作り込む
という工程で進めていきます。
上記のような工程を踏まえて記事を作ることで、SEOに効果的な記事ができあがります。
SEO対策では、競合記事の内容をカバーしながらも、差別化要素を含めることが重要だからです。
本文をいきなり執筆すると、自分の書きたいように書いてしまいがちです。
しかし構成案の工程があれば、競合記事を分析しながら記事に入れるべき要素を客観的に整理できるため、検索上位を取りやすい記事ができます。
3. 効率的に執筆するため
「構成案を作らずに本文を書いたほうが早く記事ができる」と考える人がいますが、これは間違いです。
全体設計をせずに記事を書き始めてしまうと、「この見出しのまえに、あの情報があったほうが良いかも……」と迷ったり、「この情報が本当に必要かわからなくなってきた……」と不安になったりすることがあります。
結果として、構成案を作成するよりも時間がかかるケースが多いです。
構成案作成は1時間程度かかりますが、構成案の時点で全体設計を作ってしまえば、迷うことなく記事を書けます。
ブログ記事の構成案の作り方8ステップ
それでは具体的に構成案の作り方を7ステップで解説します。
- キーワード選定をする
- ターゲットを絞る
- ニーズを深ぼる
- 競合記事を分析する
- 見出しを作る
- 中身を簡単に作る
- タイトルを作る
- リード文を作る
構成案は1時間程度で作成できます。
構成案の完成イメージは下記のとおりです。
構成案の無料テンプレートも用意しました。使用例もセットなので、ぜひご利用ください。
構成案テンプレートは、「コピーを作成」で自由に利用可能です。
1. キーワード選定をする
まずはどんなキーワードで対策するのか、キーワード選定を行いましょう。
キーワード対策とは「ブログ おすすめ」のような特定キーワードで検索したときに、自分の記事が上位に出てくるようにすることです。
キーワード対策は選んだキーワードによって難易度が大きく変わるので、適切なキーワード選びが重要です。
キーワード選定を行うときは、『ラッコキーワード』と『Googleキーワードプランナー』を利用します。
ラッコキーワードは特定キーワードについて、サジェストキーワードを抽出できる無料ツールです。
【サジェストキーワードとは】
Google検索をしたときに、候補として出てくるキーワードのこと。
Googleキーワードプランナーは、キーワードの月間検索数を調べられるツールで、無料でも使うことができます。
キーワード選定は、以下の4ステップで進めていきます。
- 発信ジャンルにあったキーワードをラッコキーワードで検索する
- ラッコキーワードで抽出されたサジェストキーワードを全てコピーする
- Googleキーワードプランナーで検索数を調べる
- 対策キーワードを決める
具体的なキーワード選定の方法
発信ジャンルに沿ったキーワードは「クレジットカード」「英会話」「筋トレ」など1語でOKです。
今回は「ブログ」というキーワードでラッコキーワードで検索します。
「ブログ 収益化」のような「ブログ 〇〇」となるサジェストキーワードがたくさん抽出されました。
Googleキーワードプランナーの「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックしましょう。
ラッコキーワードでコピーしたキーワードをそのまま貼り付け、「開始する」をクリックします。
上記のように表示されればOKです。
「月間平均検索ボリューム」が検索数となります。
無料版だと、
- -(なし)
- 10〜100
- 100〜1000
- 1000〜1万
- 1万〜10万
- 10万〜100万
のように表示されます。
月に200円ほど広告出稿をすれば詳細な検索数が表示されるようになるので、少額の広告出稿をおすすめします。
どのキーワードで対策するか決めるために、まずは検索数をダウンロードしましょう。
右上のダウンロードボタンをクリックし、過去のプラン指標の「Googleスプレッドシート」を選択します。
ファイル名を「ブログ」キーワードリスト
のように決め、「ダウンロード」をクリックします。
上記画像のように表示されればOKです。
このなかで必要なのは、A列とD列だけなので、それ以外は削除しましょう。
上記画像のように、A列:キーワード
、B列:検索数
として並べます。
その後、検索数の大きい順にキーワードを並べ替えます。
このとき検索数が50以上のものからキーワードを選定します。
Googleキーワードプランナーからスプレッドシートに変換する際に、検索数が50、500のように表記されるようになります。こちらは変換時の表記変更であり、操作ミスではありません。
今回は「ブログ 主婦 始め方」というキーワードを選び、記事を作ることにします。
『構成案テンプレート』の対策KW、検索数、サジェストKWを入力しましょう。
サジェストキーワードは、記事に必要な要素を考えるヒントになります。
なお、ブログ初心者でキーワード選定をする場合は、ロングテールキーワードがおすすめです。
ロングテールキーワードとは3語以上のキーワードで、
- 検索数が100〜1,000と小さい
- 検索数が小さいため競合も少ない
- ブログ初期でも検索上位を狙いやすい
というメリットがあります。
Googleキーワードプランナーの無料版の場合、検索数が50、500と表示されたものが、ロングテールキーワードに該当します。
ロングテールキーワードの選定方法や活用方法については、下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください
2. ターゲットを絞る
ターゲットとは、記事を読む想定読者のことです。
ブログでは「ペルソナ」とも呼ばれます。
記事を作る前に、どんな人に向けて作るのかターゲットを絞っておくことで、記事のニーズを深掘りしやすくなります。
ターゲットを絞るときは、
- 性別
- 年齢
- どんなきっかけでキーワードを調べたのか
- どういう状況なのか
を考えると、具体的な読者像が浮かぶのでおすすめです。
【例:「主婦 ブログ 始め方」の場合】
30代過ぎの専業主婦。2歳の子供を育てながら、家でできる副業を探している。雑誌に「副業ならブログがおすすめ」と書いてあり、ブログを始めようか迷っている。
趣味や家族構成など綿密な設計をする必要はありませんが、読者の顔が浮かぶくらいにはターゲットを絞ったほうが記事は作りやすくなります。
またChatGPTを活用してターゲットを絞る方法もおすすめです。
ChatGPTを活用する場合は、以下の検索キーワードを書き換えて活用してみてください。
# 命令書
あなたは、プロのWebマーケターです。以下の制約条件をもとに、検索キーワードのペルソナを教えてください。
# 制約条件
・ペルソナは100文字以内で記載
・ペルソナには「性別」、「年齢」、「生活スタイル」、「検索のきっかけ」を加える
# 検索キーワード:
・「〇〇 〇〇」
# 出力文:
3. ニーズを深ぼる
定めたターゲットについて、「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」を深掘りましょう。
顕在ニーズと潜在ニーズの特徴は、以下のとおりです。
- 顕在ニーズ:読者が自覚している知りたい情報
- 潜在ニーズ:読者も自覚していない本当は知りたい情報
対策キーワードから連想できるニーズは顕在ニーズに該当し、サジェストキーワードやターゲットの深掘りで思いつくニーズは潜在ニーズに該当することが多いです。
記事を作るときは顕在ニーズだけではなく、潜在ニーズも満たすことで競合記事との差別化になり、魅力的な記事になります。
潜在ニーズを深掘りするときは、キーワードに対して「なぜ?」と深掘りするのがおすすめです。
【例:「ブログ 主婦 始め方」の場合】
なぜ「ブログ 始め方」と調べるだろう?
→ブログの始め方がわからないから
→なぜブログを始めたいんだろう?
→ブログで稼ぎたいから
ブログで稼ぎたいなら、ブログで稼ぐ方法とか、ブログで稼ぐコツとかも知りたいだろうな。(潜在ニーズ)
さらに、ChatGPTを活用する方法もおすすめです。
ChatGPTを活用する場合は、以下のキーワードの部分を置き換えて活用しましょう。
# 命令書
あなたは、プロのWebマーケターです。以下の制約条件をもとに、検索キーワードから最高の顕在ニーズと最高の潜在ニーズを出力してください。
# 制約条件
・それぞれのニーズは箇条書きで出力
・3つずつ箇条書きで出力
# 検索キーワード:
・「〇〇 〇〇」
# 出力文:
4. 競合記事を分析する
記事を検索上位にするためには、対策キーワードで上位表示される記事を分析して、差別化する必要があります。
競合記事分析では上位5位までの記事について、
- タイトル
- 文字数
- 見出し(h2)
- 記事が満たしているニーズ
- 記事が満たしていないニーズ
を記載するようにしましょう。
上位10記事まで分析する人もいますが、個人的には5記事で分析可能だと思います。
10記事の分析は時間がかかるので、おすすめしません。
競合記事の分析では、上記シートを作っていきます。
競合記事分析の無料テンプレートを用意しました。使用例もセットなので、ぜひご活用ください。
競合記事の分析には、『ラッコ見出し抽出』を利用します。
ラッコ見出し抽出は、特定キーワードの上位サイトを抽出する無料サービスです。
記事を抽出するだけではなく、見出しや平均文字数なども把握できます。
競合記事の分析は、具体的なやり方は以下のとおりです。
- 『ラッコ見出し抽出』で上位記事を抽出する
- Googleスプレッドシートで開く
- 競合記事分析シートに貼り付ける
- それぞれの記事のニーズを分析する
- 記事に入れるべき要素を決める
競合記事の具体的な分析方法
ラッコ見出し抽出で対策キーワードを入れ、検索します。
一覧で表示されるので、右上の「CSVダウンロード」をクリックします。
Googleスプレッドシートに移行します。
空のシートを開いたら、「ファイル」>「インポート」を選択します。
アップロードで、先ほどダウンロードしたcsvファイルをドラッグします。
設定はそのままで「データをインポート」をクリックします。
上記のように出力されたら完了です。
このままでもOKですが、より見やすくするために条件付き書式を使うことをおすすめします。
条件付き書式でh2見出しに色がつくようにしましょう。やり方は、以下のとおりです。
- 全てのセルを選択する
- 「表示形式>「条件付き書式」を開く
- 書式ルールの「次を含むテキスト」にて
h2
と入力する - 完了
競合記事分析シートに移行します。
ラッコ見出し抽出を表示したGoogleスプレッドシートについて、上位5記事の
- タイトル
- URL
- 文字数
- 見出し(h2)
を貼り付けます。
上記のようになればOKです。
上記のように、それぞれの記事が満たしているニーズと満たしていないニーズを分析します。
自分が定めた顕在ニーズと潜在ニーズをもとに、競合記事の見出しを見ながら、どんなニーズを満たしていて、どんなニーズを満たせていないか分析しましょう。
満たせていないニーズは、差別化につながります。
上位記事で重複して満たせていないニーズが見つかった場合は、必ず自分の記事に落とし込むようにしましょう。
それぞれの上位記事を分析した結果、自分の記事に入れるべき要素をh2見出しまで決めます。
h2見出しの順序やh3見出しについては次章で決めるため、ここでは思いついた順番に記入する形でOKです。
5. 見出しを作る
再び構成案シートに戻り、h2、h3見出しを作っていきます。
h2、h3見出しは記事の目次として表示される要素であり、Googleが記事を評価するときに重要視します。
見出しを作るときは、
- 基本的にはh2、h3まで。最大でもh4までにする。
- h2だけを見て内容が理解できるようにする
- 読者が理解しやすい順番にする
の3つを意識しましょう。
6. 中身を簡単に作る
構成案の時点で、見出しの中身を50~100字程度書いておくと執筆時にスムーズです。
「どういうことを読者に伝えると納得感があるのか」を念頭に記載しましょう。
また、データが必要な場合は「※データで示す」のようにメモをしておくと、執筆時に忘れにくいのでおすすめです。
さらに内容とあわせて、関連記事をメモしておきましょう。
記事内の要素について、別記事で補足できることがある場合は内部リンクで繋げたほうがSEOで高評価を得られます。
関連記事挿入も記事執筆中は忘れやすいので、構成案の時点でどの記事に繋げるか決めておくと安心です。
7. タイトルを作る
タイトルのポイントは、以下3つです。
- 対策キーワードを左に寄せる
- できるだけ数字を入れる
- 32文字以内にする
ユーザーは、左から右に文章を読みます。
そのためキーワードは左に入れたほうがクリック率が上がるため、最初の15文字以内にはキーワードが入るように意識しましょう。
また「3つの方法」や「5つのポイント」など、具体的な数字が入ると情報に説得力が増すため、テクニックとしておすすめです。
32文字以内にする理由は、Google検索で表示される文字数がPCだと最大32文字程度だからです。
それ以上の内容を入れても表示されないおそれがあるため、できるだけ32文字以内に収めるようにしましょう。
なお、タイトルもChatGPTを活用できます。
そのまま使うことはできなくても、出力した案をもとに十分魅力的なタイトルにできます。
ChatGPTを使う際は、以下の検索キーワード部分を置き換えて活用してください。
# 命令書
あなたは、プロの編集者です。以下の制約条件をもとに、最強のタイトルを5つ教えてください。
# 制約条件
・32文字前後
・SEOに強いタイトル
・検索キーワードをタイトルの前半に含める
# 検索キーワード:
・「〇〇 〇〇」
# 出力文:
8. リード文を作る
リード文は、記事を開いて一番最初に目にする文章です。
読者はリード文を読んで、「この記事で自分の悩みが解決できるか」を判断するので、リード文は作り込みましょう。
リード文のポイントは、以下の3つです。
- 読者の悩みに共感する
- この記事で悩みが解決できることを伝える
- 記事の要点を伝える
構成案の前半で考えた顕在ニーズと潜在ニーズをもとに、読者の悩みをリード文に記載しましょう。
なお、こちらもChatGPTを活用してアイデアを得ることができます。
そのまま利用するのは難しいですが、少し編集を加えれば魅力的なリード文を作れるでしょう。
ChatGPTを使う際は、以下の検索キーワードとニーズを置き換えて活用してください。
# 命令書
あなたは、プロの編集者です。以下の制約条件をもとに、絶対に記事を読みたくなるリード文を3つ教えてください。
# 制約条件
・300文字前後
・検索キーワード、ニーズをもとに悩みに共感したリード文にする
# 検索キーワード:
・「〇〇 〇〇」
#ニーズ:
・〇〇を知りたい
・〇〇を知りたい
・〇〇を知りたい
# 出力文:
ブログの構成案ができたら文章を執筆する
構成案が完成した時点で、記事の9割は完成しています。
Googleは記事を評価するときに、記事のタイトル、見出し、全体の流れを特に重視しているからです。
構成案が完成したら、それぞれの見出しに沿って、300字〜400字程度で文章を書いていきましょう。
このとき競合記事に対して極端に文字数が少ないと、「情報が不足している」と判断されSEOに悪影響を及ぼします。
最低でも、「上位5記事の平均文字数ー1000文字」以上は書くようにしましょう。
記事を書くときには、
- 箇条書き
- 1文字を短くする
- 難しい単語は使わない
を意識すると読みやすい文章になります。
下記記事では、ブログの読みやすい文章の作り方についてコツを詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
ブログ記事の構成案を作るときのポイント5つ
構成案を作るときは以下の5つを意識しましょう。
- リアルな読者をイメージする
- 見出し1つで1メッセージにする
- 見出しは簡潔さを意識する
- 記事1つで1つのキーワードを狙う
- 読者が再検索しないような内容にする
順番に解説します。
1. リアルな読者をイメージする
ターゲットは作り込みすぎる必要はありませんが、読者の顔が具体的に浮かぶくらいには設計しましょう。
読者のイメージが具体的になることで、
- 何を求めているか
- どのような情報を必要としているのか
- どのような興味、関心、悩みがあるのか
などを考えやすくなります。
また記事内の専門用語について、「どの程度説明が必要か」なども調整がしやすくなります。
2. 見出し1つで1メッセージにする
複数の情報が詰め込まれた見出しは、読者の混乱を招くおそれがあります。
そのため見出し1つにつき、1メッセージを意識しましょう。
1メッセージにすることで、それぞれの見出しの内容を簡潔にまとめることもできます。
悪い例 | 良い例 |
---|---|
・筋トレの食事とメニューと睡眠について | ・筋トレ時の食事について ・筋トレのメニューについて ・筋トレ時の睡眠について |
・ブログのメリットとデメリット | ・ブログのメリット ・ブログのデメリット |
3. 見出しは簡潔さを意識する
冗長的な表現が含まれた見出しは、読み手にストレスや誤読のリスクを与えます。
わかりにくい見出しは離脱の原因となるため、簡潔な文章を意識しましょう。
悪い例 | 良い例 |
---|---|
・めちゃくちゃ筋肉がつくおすすめの筋トレメニュー10選 | ・筋肉がつく筋トレメニュー10選 |
・プログラミングやせどりよりもブログをやるべき理由 | ・ブログをやるべき理由 |
4. 記事1つで1つのキーワードを狙う
以下3つの理由から、キーワード対策では1記事で1キーワードを狙いましょう。
- SEO対策の質を高めるため
- 記事を書くときに混乱しないようにするため
- 読者にとってわかりやすい記事にするため
たとえば「ブログ 始め方」のキーワード対策をするときに、「ブログ 始め方 WordPress」や「ブログ 始め方 note」なども同時に対策してしまうと、記事にまとまりがなくなってしまいます。
最終的にどの読者に対しても中途半端な記事になってしまい、SEO上も、読者にとっても質の悪い記事となってしまうため、キーワードは1つに絞りましょう。
またキーワード対策を意識するあまり、不自然な文章になるのも良くありません。
極端にキーワードを入れ込んだ見出しや文章は読者が不快感を覚えてしまうため、あくまで自然に1キーワードを対策するようにしましょう。
5. 読者が再検索しないような内容にする
ブログ記事は、読者が「この内容は違ったな……」と戻るボタンを押して、別記事にいかないようにすることが重要です。
読者が再検索をしてしまうと、Googleから「この記事は質が低い」と判断されてしまい、検索順位が落ちてしまいます。
よって構成案を作ったときは、「この記事で読者は満足するだろうか、再検索しないだろうか」という点を意識して、見直しましょう。
読者が再検索しないようにするためには、
- 上位記事の情報をカバーしているか
- 上位記事にはないオリジナリティがあるか
- 見出しだけで内容を判断できるか
の3点が重要です。
まとめ
本記事では、ブログ記事の構成案の作り方を解説しました。
記事の構成案は記事における設計図であり、自分が執筆をするときに迷わないようにするために重要です。
結果的に「構成案なし」で執筆するよりも、効率的に質の高い記事を作ることができるので、構成案は必ず作るようにしましょう。
なお、無料の構成案テンプレートと競合記事分析シートも用意しています。使用例もついているので、ぜひ活用してみてください。
また下記記事では、読みやすい記事の書き方を解説しています。こちらもぜひ参考にしてください。