- ブログで読みやすい文章を書くコツ
- 最短で文章力を上げる方法
- 文章力を上げるためにおすすめの書籍
こんにちは、コヤ(@koya_book)です。
ブログで一番大切なことはなんでしょうか?
SEO?SNS集客?
いいえ、読みやすい文章を書くことです。
たしかにブログで収益化を目指すには、SEOやSNSなども重要でしょう。
しかし、読みやすい文章を書かなければ、Googleから評価もされず、読者がページを訪れても離脱するリスクが高まります。
僕は本業、副業をあわせて、100本以上の記事を制作してきました。
そのうえで言わせてください。
ブログで一番重要なのは、「読みやすい文章を書くこと」です。
読みやすい文章を書くために意識すべきことは、細かいことを言えばキリがありません。
今回はなかでも意識して欲しい重要な点を、10個に厳選しました。
初心者でも今日から実践できる内容です。ぜひ参考にしてください。
【大前提】読者は文章をほとんど読まない
残念ですが、これが結論です……。
- 1日リサーチして書いた渾身の記事
- 競合記事に比べて圧倒的な情報量の記事
- 「これは絶対に読まれるだろう!」と思って投稿した記事
これら全て、隅から隅まで読み込まれることはないと思いましょう。
読者は流し読みが基本です。
本当に自分の気になったところだけ読み、それ以外は読み飛ばしてしまいます。
あなたが調べものをするときも、同じではないでしょうか?
「ブログの文章が読みやすい=学校で求められるような文章」ではありません。
「ブログの文章が読みやすい=読者が情報を得やすい文章設計」これが重要です。
ブログで文章を読みやすくするコツ10個
これから紹介する10個のコツを意識して文章を書けば、初心者でも読みやすい文章を作ることができます。
ブログだけではなくWebライターとして案件を受注する際も役立つので、ぜひ参考にしてください。
- 結論から書く
- 見出しで趣旨を伝える
- 1文1メッセージを意識する
- 主語と述語は近づける
- 修飾語と被修飾語を近づける
- 表記揺れに注意する
- ひらがなと漢字のバランスを意識する
- 箇条書きを使う
- 改行を気持ち多めに行う
- 装飾をしすぎない
1. 結論から書く
読者は何よりも答えを求めています。そのため理由より感想も、まず結論を伝えるようにしましょう。
たとえば「ブログは初心者にもおすすめできる副業か」というテーマで書いたとします。
ブログは継続することで、結果が出やすい副業です。またブログの初期費用は1万円程度のため、副業のハードルも低いです。
よってブログは、初心者にもおすすめできる副業です。
ブログは初心者にもおすすめできる副業です。
理由は2つあります。1つ目は、ブログは継続することで結果が出やすい副業だからです。2つ目は、ブログの初期費用は1万円程度と安く、副業のハードルが低いからです。
NGは「理由→結論」の流れとなっており、読者がすぐに答えを知ることができません。
一方でGoodは「結論→理由」の流れとなっており、読者の欲求をまず満たすことができます。
先に結論を述べて後から理由を伝える方法は、PREP法と呼ばれます。
読者が「この記事は自分の求める情報がない」と離脱すると、ブログや記事の評価が下がり、SEOにも悪影響を及ぼします。
兎にも角にも、まず結論。
これを意識してブログを書いてみてください。
2. 見出しで趣旨を伝える
見出しとは、目次のことです。
ブログでは<h2>である大見出し、<h3>である小見出しを中心に目次を設定していきます。
たとえば本記事では、上記画像のように見出しが設定されています。
このとき意識すべきことは、見出しだけで読者が趣旨を理解できるようにすることです。
見出しに趣旨を記載しておくことで、読者はそれを理解したうえで本文を読むことができ、理解が深まります。
また見出しは、Googleが記事の内容を理解するためにも重要な要素です。
Googleが評価をして検索上位に上げるためには、わかりやすい見出しが不可欠です。
読者のためにも、SEOのためにも、「見出しに趣旨」を意識してみてください。
3. 1文1メッセージを意識する
文章は長くなるほど、読解が難しくなります。
「文章は簡潔に」を心がけましょう。
ブログは継続することで結果が出やすく、初期費用も1万円前後で始めるハードルが低いので、初心者にもおすすめできる副業です。
ブログは初心者にもおすすめできる副業です。なぜなら、ブログは継続することで結果が出やすいからです。また初期費用が1万円前後で、始めるハードルが低いのも理由です。
NGの場合は、1文で欲張りすぎているため、何を伝えたいのかすぐに理解できません。
一方でGoodの場合は文章が1メッセージごとに区切れているため、文章を理解しやすいです。
1文1メッセージ。
文章を書いていると、つい一文で欲張ってしまうので、意識してみてください。
4. 主語と述語は近づける
主語はどれか。
これがすぐに理解できない文章は、読み手にストレスがかかります。
私は雨が降りそうなので、傘を持って出かけた。
雨が降りそうなので、傘を持って私は出かけた。
NGの場合、傘を持って出かけたのが「私」と理解するのに時間がかかります。
一方でGoodの場合は、述語の「出かけた」に近い位置で主語「私は」があるので、すぐに主語と述語の関係を理解できます。
会話をそのまま文章に起こすと、主語と述語が離れやすいです。
文章で書くときは、主語と述語が近いか、必ず確認するようにしましょう。
5. 修飾語と被修飾語は近づける
主語と述語と同じく、修飾語と被修飾語も近づけるようにしましょう。
信じられないくらい私は、小説のラストに感動した。
私は小説のラストに、信じられないくらい感動した。
NGの場合は、「信じられないくらい、何?」と疑問が残る文章になっています。
一方でGoodの場合は、「信じられないくらい感動した」ことがすぐに理解できます。
会話文を文章にすると、修飾語と被修飾語も離れやすいです。
修飾語と被修飾語の距離は近いか、必ず確認するようにしましょう。
6. 表記揺れに注意する
表記揺れとは、記事内で表現方法がぶれている状態を指します。
最近はテレビよりもユーチューブの方が人気だ。
(中略)
よってYouTubeのほうがTVよりも人気と言えるだろう。
上記のNG例では、「テレビとTV」、「ユーチューブとYouTube」、「方とほう」と表記揺れが起きています。
表記揺れは読者の混乱やストレスの原因となるため、記事内では表現方法を統一しましょう。
ちなみにメディアで記事を書くときは、「YouTube」のように正式名を記載することが多いです。
また「〜するほう」も「〜する方」と記載することは少ないです。(次章で後述します)
7. ひらがなと漢字のバランスを意識する
何も意識せずに文章を書くと、漢字が多めになりやすいです。
適度にひらがなを混ぜて、全体的に読みやすい文章を意識しましょう。
文章は漢字と平仮名のバランスが重要だ。漢字が多くなってしまうと、全体的に文章が硬い印象を受けやすい。適度に平仮名を混ぜる事で柔らかくなり、文章が読みやすくなる。
文章は漢字とひらがなのバランスが重要だ。漢字が多くなってしまうと、全体的に文章がかたい印象を受けやすい。適度にひらがなを混ぜることでやわらかくなり、文章が読みやすくなる。
まず「〜する事」のような文章は、「〜すること」のようにひらがなにするようにしましょう。
ほかにも、
- 〜する物 → 〜するもの
- 〜する時 → 〜するとき
- 〜する所 → 〜するところ
などもひらがな表記が適切です。
「〜すること」などは形式名詞と呼ばれ、漢字で表記することが適切ではないとされています。
形式名詞以外は文章の全体バランスを見て、ひらがなと漢字の表記を決めてください。
迷ったときは、新聞や本がどちらを採用しているか確認する方法も有効です。
ちなみに、文章を書くときにひらがなで書くことを「開く」、漢字で書くことを「閉じる」と言います。
もしWebライターの案件を受けて、編集者から「開いてください」「閉じてください」と言われたら、それは漢字とひらがな表記を指摘しています。
8. 箇条書きを使う
新聞や本と違ってWeb記事で頻繁に使われるのが、箇条書きです。
読みやすさを意識するなら、箇条書きは必須となります。
このラーメン屋が人気な理由は、3つあります。1つ目は、後味がすっきりとしたスープです。2つ目は、ライスがおかわり自由な点です。3つ目は、いつでも元気な接客です。
まずスープですが……
このラーメン屋が人気な理由は、3つあります。
- 後味がすっきりとしたスープ
- ライスがおかわり自由
- いつでも元気な接客
まずスープですが……
NGよりもGoodのほうが、ラーメン屋が人気な理由が理解しやすいですよね。
新聞や本と違い、Web記事は短時間で縦に読む文章です。
そのためなるべく左端に要点が書いてあるほうが理解しやすく、読者にストレスのない文章となります。
9. 改行を気持ち多めに行う
改行を気持ち多めに行う理由は、スマホで読む読者のストレス軽減のためです。
LINEの調査によると、インターネットの使用は「スマホのみ」と答えた人が52%、「スマホとPC」と答えた人が46%となっています。
スマホでWeb記事を読む機会が多い昨今では、スマホで読む読者が大半であることを想定したうえで、ブログを書く必要があります。
個人的には「一文ごとに改行」がおすすめです。
NGとGoodは、それぞれスマホで表示した状態です。
NGよりもGoodのほうが、読みやすいと思います。
執筆はPCが多いので気づきにくいですが、スマホだと読みにくいことが結構あります。
必ずスマホで表示された状態を確認するようにしましょう。
ちなみにWordPressでブログを執筆している場合、「プレビュー>モバイル」からPCでもスマホ表示を確認できます。
ぜひ活用してみてください。
10. 文末表現にバリエーションを持たせる
大前提として、「です」「ます」と「だ」「である」は統一させましょう。
そのうえで意識して欲しいのが、文末のバリエーションです。
同じ文末表現は基本的に2回まで。
最大で3回までにしておくと、読み手のストレスが軽減されます。
ブログで読みやすい文章を書くコツは10個です。この10個を意識すれば、初心者でも読みやすい文章を書くことが可能です。1個目は、「結論から書く」です。
ブログで読みやすい文章を書くコツは、10個あります。この10個を意識すれば、初心者でも読みやすい文章を書くことができるでしょう。1個目は、「結論から書く」です。
NGは文末がすべて「です」になっており、稚拙な印象を受けます。
一方でGoodの場合は、「あります」「でしょう」「です」のように文末にバリエーションを持たせることで文章が読みやすいです。
どうしても文末が同じになってしまう場合は、主語を変える方法もおすすめです。
最短で文章力を上げるためにやるべきこと3つ
紹介した10個のコツを実践して、最短で文章力を上げるためにやるべきことは3つあります。
- 毎日書く
- 文章を読み返す
- 書籍やブログを読み込む
1. 毎日書く
とにかく書く。
文章力を上げるためには、これが全てです。
自分が発信したいことや考えていることを文章に落とし込んでください。
紹介した10個のコツを念頭に書き続けることで、自然と読みやすい文章を書けるようになります。
注意点は、第三者に読んでもらうことを想定した文章にすることです。
自分だけが読む日記ではなく、「誰かが読む文章」を意識するだけで、意識も高くなります。
2. 文章を読み返す
文章は完成して終わりではありません。
時間を置いて読み返すようにしましょう。
時間を置く理由は、書いた直後だと疲れで判断が鈍くなるからです。
15分程度でも大丈夫なので、時間を置いて必ず読み返すようにしましょう。
- 誤字、脱字、衍字(えんじ)
- 修飾語と被修飾語が離れ過ぎている
- 主語がわかりにくい
など冷静な目で判断できます。
3. 誰かに評価してもらう
なんだかんだで一番文章力が上がるのは、誰かに評価してもらうことです。
- 編集者
- ライター、ブログ仲間
- 友人
など、誰でも良いので、誰かに文章を読んでもらう機会を用意してください。
おすすめは「編集者」です。
プロの視点で自分の文章の良い点、悪い点を評価してくれるので、最も勉強になります。
僕も転職直後に編集の先輩にチェックしてもらうことで、文章力が鍛えられました。
「身近に編集者なんていないよ……」
という方は、Webライターの案件を受注することをおすすめします。
報酬をもらいながら、プロの視点でフィードバックをもらえるため、一石二鳥です。
「CrowdWorks」や「ランサーズ」は、Webライター初心者でも受注できる案件が多数あります。
まずは単価を気にせず、応募してみましょう。
【文章力を上げるために】初心者におすすめの書籍
僕は自分の文章力を上げるために、「文章力向上」系の本を10冊以上読んできました。
そのうえで言わせてください。
『新しい文章力の教室』が最強である、と。
文章力を上げるために必要なことは、全部『新しい文章力の教室』に集約されています。
有名メディア編集者やライターもおすすめしている1冊なので、間違いないと思います。
「何を書けば良いかわからない……」という人におすすめの書籍
- 書くネタがない
- こんな記事で出して良いんだろうか
- 書くモチベーションが上がらない
など悩んでいる人には、『書く習慣』がおすすめです。
『書く習慣』を読むと、
- 発信内容はなんでも良いんだ
- まずは書くことが大事なんだ
と書くことに対してモチベーションが上がります。
僕も『書く習慣』を読んでから、ネタ探しや毎日書くことが苦ではなくなりました。
『書く習慣』はKindle Unlimitedなら無料で読めます。Kindle Unlimitedは初月無料で試せるサービスなので、無料で読みたい方はこちらからどうぞ。
誰でも読みやすい文章は書ける!
以前2年前に書いた自分の文章を読み返したことがあったんです。
それはもう、本当に、ほんと〜〜〜に、ひどかったです(笑)
漢字ばかりの文章で読みにくいし、主語がなにかわからないし……。
「自分の文章力の低さが嫌になる」
そう思っている方、安心してください。
最初は誰でもそんなもんです。
しかしそこで辞めずに続けた人は、少しずつ読みやすい文章を書けるようになります。
- 結論から書く
- 見出しで趣旨を伝える
- 1文1メッセージを意識する
- 主語と述語は近づける
- 修飾語と被修飾語を近づける
- 表記揺れに注意する
- ひらがなと漢字のバランスを意識する
- 箇条書きを使う
- 改行を気持ち多めに行う
- 装飾をしすぎない
まずは上記10個を意識して文章を書いてみてください。
いきなり全部できなくてもOKです。
少しずつ、少しずつ、読みやすい文章を書けるようになりましょう。
僕もまだまだこれからです。