「なんか違う…」の直感で仕事を辞めてもいい? どうするべきか解説

仕事に対して、以下のように感じたことはありませんか?

・なんか違うんだよなぁ。
・会社で働くってこういうことなの?
・何が嫌ってわけじゃないけど、なんとなく違う気がする

1つでも当てはまる場合は、この記事があなたの悩みを解決します。

就職したての新社会人や20代の場合は、仕事に対してモヤモヤしやすい時期です。

僕自身、新卒で入った会社は特に大きな不満はありませんでしたが、「なんか違う…」と直感で思っていました。

結論、この記事を読んでいる99%の人は今すぐ仕事を辞めるべきではありません。

なぜならそのまま仕事を辞めても、次の職場で同じように感じてしまう可能性が高いからです。

セイジ

事実、僕は直感を信じて仕事を辞めて、1社目に未練が残ってしまいました。

直感で辞めても、次の職場があなたを満たしてくれるとは限りません。

とはいえ、その直感を放置していても働くのがしんどいはず。

そこで本記事では僕の実体験も踏まえながら、「なんか違う…」と直感で仕事に思ったときにやるべきことを解説します。

目次

「なんか違う…」の直感で仕事を辞めるべき人の特徴・続けるべき人の特徴

先述したとおり、「なんか違う…」と仕事に対して感じても99%の人は今すぐ辞めるべきではありません。

しかし例外的に今すぐ辞めるべき人もいるため、まずは辞めるべき人の特徴・続けるべき人の特徴を解説します。

辞めるべき人の特徴

以下に当てはまる場合は、今すぐ仕事を辞めるべきです。

仕事を辞めるべき人の特徴

  • セクハラやパワハラが辛い
  • ブラック労働で精神的に辛い
  • 夜が眠れない、涙が出るなど、症状が出ているほど辛い

今すぐ仕事を辞めるべき理由は、体を壊してしまうおそれがあるから。

働くことを考えたとき、自分の体は最大の資本となります。

そのためどんな職場であっても、どんな職種であっても、自分の体は最優先に考えるべきです。

心が完全に折れてしまうと戻るまでに時間がかかるため、精神的な辛さを感じたら、まずは心療内科を受診することをおすすめします。

セイジ

診断書をもらえれば休職中もお金がもらえるため、辞めるまえに病院に行くのがおすすめです。

しかし、この状態は厳密にいえば明確な理由があるため、「なんか違う…」とは異なります。

だからこそ、99%の人はこれからお伝えする続けるべき人の特徴に該当するのです。

続けるべき人の特徴

以下の特徴に当てはまる場合は、「なんか違う…」と思っても仕事を続けるべきです。

仕事を続けるべき人の特徴

  • 特になにか理由があるわけではない
  • 今の仕事にとてつもない苦痛を感じてはいない
  • SNSやYouTubeの自己啓発系の動画が好き
  • SNSやYouTubeの同世代が結果を出していて焦っている
  • 漠然と将来に不安を感じている
  • 自分にはもっとふさわしい仕事があると思う

いかがでしょうか。

もしも1つでも今のあなたが当てはまっているのであれば、仕事を今すぐ辞めるのは中断し、ひとまず続ける選択をしましょう。

「なんか違う…」の直感で仕事を辞めるべきではない理由

仕事を続けるべき理由は、仕事をやめたい理由が言語化できていないからです。

先述した特徴に当てはまっている場合、漠然とした不安に駆られていたり、焦りを感じていたりするだけで、どうしてやめたいのかが言語化できていません。

なぜやめたい理由が言語化できていないとダメなのか。

それは、

やめたい理由の言語化ができていない = どんな仕事をしたいのか言語化ができていない

と言えるからです。

そのため今の状態でやめても、転職先で「なんか違う…」と同じように思ってしまう可能性が高くなっています。

実は僕が1社目に未練が残った理由も、やめたい理由の言語化が甘かったからです。

言語化が甘かったことで、

  • 2社目で何をしたいのか
  • 優先順位は何か

などを明確にできず、転職後に後悔することもありました。

仕事が「なんか違う…」と直感的に思ったらやるべきこと3つ

誤解しないで欲しいのですが、僕は”今の仕事をずっと続けるべき”とは思っていません。

ただ、「なんか違う…」の直感だけを頼りに今すぐ転職してしまうのは危険だと伝えたいんです。

セイジ

転職したあとに後悔しても遅いケースがほとんどですからね……

一方で直感的に感じた違和感を無視し続けるのも、モヤモヤが残るためよくありません。

違和感を無視し続けた結果、「あのとき行動しておけばよかった…」と後悔することもあるからです。

よって「なんか違う…」と直感で思ったら、

  • 自分が転職すべきか
  • 今の仕事を続けるべきか

を判断するためにも、以下の3つをやることをおすすめします。

仕事に違和感を覚えたらやるべき3つのこと

  • 「なんか違う…」の原因を特定する
  • 自己分析をする
  • 転職エージェントを利用してみる

順番に解説します。

1. 「なんか違う…」の原因を特定する

まずは自分が何に対して違和感を覚えているのか、原因を特定していきましょう。

いまあなたがぼんやりと「なんか違う…」と思っているのは、解像度が低い状態です。

解像度が低い状態とは、

なんか調子悪いけど、どこに原因があるかわからないから行く病院がわからない

というのと同じ状態になります。

これでは体の不調が治りませんよね。

同じように、仕事でも原因がわからないとアプローチができません。

そのため「なんか違う…」と仕事に対して思ったら、まずは人・仕事内容・お金の3軸で考えみましょう。

会社員の仕事の大半の悩みは、この3軸で構成されています。

以下は3軸で考えた例です。

評価理由
上司や同僚を含めて、嫌と感じる人がいないから。
人間関係にストレスを感じないから。
仕事内容毎日の仕事が変わらず、退屈だから。
友人がやりがいある仕事をやっているのを聞くと、焦りを感じるから。
お金平均年収と変わらない水準だから。
ただし増えるなら、もっともらいたい。

上記のように考えてみると、「なんか違う…」とぼんやり思っていた原因は仕事内容にあることが理解できます。

セイジ

どの軸が今の自分にとって不満なのかは人それぞれですよ!

2. 自己分析をする

人・仕事内容・お金の原因を特定したら、どうすれば満足度が上がりそうか自己分析をしていきましょう。

たとえば仕事内容に不満があるならば、

  • どんな仕事なら満足できるのか
  • どういうキャリアを描いていきたいのか

などを深掘りしていきます。

自己分析でおすすめの方法は、「なぜ?」と深掘りをしていく方法です。

「なぜ?」を繰り返していくことで、核心に近い答えを導き出せます。

具体的な例は、以下のとおりです。

なぜ、仕事内容に不満を感じるのか?
 ▶︎毎日の業務が変わらず、退屈だから

なぜ、毎日の業務が変わらないと退屈なのか?
 ▶︎変化が少ないと自分の成長を実感できないから

なぜ、自分の成長を実感したいのか?
 ▶︎これまでの人生を振り返ったときに、できないことができるようになった瞬間にやりがいや喜びを感じてきたから

このように考えてみると、自分にとってやりがいのある仕事は毎日変化がある職場や職種であることと考えることができます。

すると次は、「自分にとって変化がある職場や職種ってなに?」と深ぼりをしていけば良いのですが、1つ1つを一人で自己分析するのは結構大変です……。

慣れていればサクサクできるのですが、不慣れな場合は納得できる答えを出すのに1日かかることもありますし、間違った方向で深掘りをしてしまうケースもあります。

セイジ

「これであっているのかな?」と不安にもなるはずです。

そこでおすすめなのが、プロのサポートありで自己分析をする方法です。

キャリアカウンセリングのプロが自己分析に立ち会うことで、効率的かつ具体的な深掘りができます。

おすすめのサービスはポジウィルキャリアです。

ポジウィルキャリアでは、キャリアカウンセリングのプロが自己分析やキャリアの描き方を一緒に考えてくれます。

ポジウィルが一般的な転職エージェントと違う点は、転職以外の選択肢もあることです。

ポジウィルでは中長期的なキャリア形成をゴールにしているため、場合によっては現職に残ることを提案してくれます。

セイジ

僕も過去にキャリア相談をしたことがありますが、確実にモヤモヤの解像度が上がりました!
転職をさせる雰囲気もなかったです。

無料でキャリア相談ができるため、ぜひ一度カウンセリングをしてみてください。

3. 転職エージェントを利用してみる

自己分析をしたうえで、転職をしてみたいと思うなら転職エージェントを利用してみてください。

転職エージェントを利用することで、

  • どんな仕事が募集されているのか
  • 仕事の給料はどうなっているのか
  • 自分に市場価値はあるのか

などを理解できます。

1点、転職エージェントを利用するにあたって覚えておいて欲しいことがあります。

それは、

「転職エージェントの利用=転職が絶対」ではない

ということです。

エージェントからのサポートをもらいながら、求人をみたり、面接を受けてみたりするのは良い経験になるのは間違いありません。

しかしその結果、

  • 今の会社のが良さそう
  • 今の自分の状態だと良い会社から採用はされない

などの結論が出ることもあります。

それならそれで自分のキャリアの解像度が深まったことを意味するので、エージェントの方にお礼を伝えて、現職残留をしましょう。

もちろん、本当に良い会社に出会えたのなら転職をしても良いです。

なお、おすすめの転職エージェントは『リクルートエージェント』です。

リクルートエージェントは最も人気なエージェントサービスの1つで、

  • 各業界に精通したキャリアアドバイザーがサポート
  • 非公開求人が10万件以上
  • 履歴書や職務経歴書の添削

などが魅力となっています。

特に非公開求人の多さは圧倒的なので、会社の選択肢を広げやすいです。

無料で利用できるため、まずは気軽にキャリアアドバイザーに相談をしてみてください。

「なんか違う…」の直感で仕事を勢いで辞めたい人に伝えたい3つのこと

ここまでは具体的なアクションプランを伝えてきましたが、

  • 細かいことは抜きにして仕事を辞めたい!
  • 仕事を辞めてから考えたい!

という人もいるでしょう。

セイジ

過去の僕のようなパターンですね(笑)

そんな「仕事をとにかく辞めたい」と思っている人に対して、伝えたいことが3つあります。

勢いで仕事を辞めようとしている人に伝えたいこと3つ

  • 自分を100%満たしてくれる会社は存在しない
  • 「石の上にも3年」は信じてみても良い
  • 今のまま辞めても失敗する

順番に解説します。

1. 自分を100%満たしてくれる会社は存在しない

「どこかに自分が完璧にマッチする会社があるはず…」と思っている人に伝えたいですが、あなたを100%満たしてくれる会社は存在しません。

やりがいもあって、人間関係も良くて、仕事内容も好きで、給料も満足にもらえて……。

こういう状態を求める気持ちはよくわかりますが、そんな会社は存在しないことを理解しておきましょう。

転職したてで何もかも新鮮な状態であれば、一時的に満たされていると思うかもしれません。

しかしずっと幸せな人がいないように、ずっと満たされている状態は続かないのです。

◾️自分を満たすためには主体的に動くしかないと思った話

僕は2社目に転職をしたときに、職種を優先して転職しました。

ずっと憧れていた仕事で、内定が決まったときは心の底から嬉しかったです。

実際に働いてみると、仕事内容は思ったとおりで、なおかつ人間関係や給料にも大きな不満はありませんでした。

言うなれば、100%満たされた状態だったんです。

しかし慣れとは恐ろしいもので、1ヶ月、3ヶ月、半年と働き続けることで、今の状態が「退屈」と思うようになってきました。

状況は転職した当時とさして変わっていないのに、です。

そのような仕事を楽しめない状況を、飲みの席で上司に軽く相談したことがありました。

すると上司はそれまでの笑顔から真顔になり、僕にこう言ったんです。

「受け身な態度じゃ仕事は面白くならないよ。仕事を面白くするのは自分なんだから」

ハッとしましたね……。

僕はどこかでお客様思考になっていたんです。

会社は僕を満たしてくるものだと。

でも実際のところ、仕事は自分から動くべきものです。

それに気づいてから、僕は仕事のいろいろな点を自分なりに工夫するようになり、仕事がまた一段と面白くなりました。

2. 「石の上にも3年」は信じてみても良い

YouTubeやSNSでは若いうちから結果を出している人がたくさんいます。

そういう人が「若いうちから圧倒的に結果を出す方法」などで伝えていることが、

石の上にも3年は信じるな!

じゃないでしょうか。

「合わないものは合わない。だから続けるべきではない。」というのが理由として語られていますが、これは半分本当で半分嘘です。

たしかに人間には得意・不得意が存在します。

不得意な領域で仕事を続けるのは大変でしょう。

しかし1年も仕事をせずに、自分が得意かどうかを判断できるでしょうか。

続けていくなかで、仕事のやりがいや面白さを見つけることもあるはずです。

人は思っている以上に自分のことを理解できていません。だからこそ、今までの経験則だけで得意・不得意を判断するのは危険なんです。

とはいえ、本当に不得意で合わない可能性もあります。

それを判断する時間として、少なくても2年〜3年は必要です。

だからこそ、「石の上にも3年」は信じても良いと僕は結論づけています。

セイジ

2年以上働くことで、転職する際にも「この人はジョブホッパーではない」とプラス評価をもらえることもあります。

「石の上にも3年は信じるな!」を発信している人は、ポジショントークも入っていることを忘れないでください。

◾️3年目で営業にハマった僕の友人の話

新卒で営業に配属された僕の友人は、「自分は営業に向いていない」が口癖でした。

営業に向いていない理由は嘘がつけないから、だそうです。

嘘かどうかは別として、営業は商品を買ってもらうために、誇張した表現を使うことがあります。

「この商品は間違いなく良いですよ!」「今だけ値段が出せます!」など。

そういった言葉を使うのが苦手な彼は、2年目の前半までまったく営業成績が良くありませんでした。

「自分には営業が向いていないんじゃないか…」

そう思った彼は第二新卒として転職活動も開始して、ベンチャー企業の内定を数社もらったそうです。

「内定をもらった会社に行けばいいし、もう営業はやりたいようにやってやろう」

内定をもらったことで強気になった彼は、自分が本当に良いと思った商品だけを売り始めました。

自分が悪いと思うものは、「これはおすすめしない」とも伝えたみたいです。

するとどうでしょう。

その正直さが信頼につながり、彼の元からどんどん商品が売れていきました。

嘘がつけないのは、彼の強みだったんです。

結果的に彼は営業にハマり、4年目になった今でも同じ会社で働いています。

セイジ

彼のようなパターンに必ずしもなるわけではないですが、続けるなかで見えてくるものは必ずあります!

3. 今のまま辞めても失敗する

失敗するは言い過ぎかもしれませんが、浅はかな考えの転職はうまくいきません。

勢いで転職してみろ派の意見として、

  • 挑戦してみないとわからない
  • ダメだったらまた考えればいい
  • やらないほうがリスク

などをよく耳にします。

たしかに一理あります。

思い切って転職してみた結果、それが自分にハマることはあるでしょう。

しかし先述したとおり、ずっと満たされた状態は長続きしません。

仕事に慣れてきたタイミングくらいで、また同じように「なんか違う…」と違和感を覚えるタイミングが必ず訪れます。

結局そこで自己分析をする術を持っていないと、また勢いで転職をする羽目になるんですよね。

軸のない転職でも、1,2回ならセーフでしょう。

しかしそれを繰り返しているうちに、気づけばジョブホッパーになってしまい、「この人は安定して働けない人だ」と烙印を押されてしまいます。

何が言いたいかというと、自己分析をする技術を持っていないと、「なんか違う」がずっと付き纏います。

それは結果的にブレたキャリア構築にもなってしまい、採用されにくい人材にもなるため、辞める前に自己分析はしっかりと行うようにしましょう。

【まとめ】「なんか違う…」の直感で仕事を辞めるのは危険!

以上、本記事で「なんか違う…」の直感で仕事を辞めても良いのか?について解説をしました。

結論、直感を信じて仕事を勢いで辞めることはおすすめできません。

おすすめできない理由は、仕事を辞めたい理由を言語化できていないと、どんな会社が自分に合っているかわからないからです。

わからないまま転職をしてしまうと、次の職場でも「なんか違う…」となってしまうおそれがあります。

転職するにしても、残るにしても、自分の軸を持ったほうが仕事は充実します。

仕事は人生の大半を占めるため、後悔しないためにもまずは自己分析をしっかりと行いましょう。

なお、自己分析を効率的にするならポジウィルキャリアがおすすめです。

ポジウィルは転職エージェントとは違って、あなたのキャリアの軸を探すことが目的になっているため、

  • 自己分析を徹底的にサポートしてくれる
  • 転職を無理強いしない
  • 働くことの解像度が上がる

などのメリットがあります。

無料でキャリア相談ができるため、ぜひ一度利用してみてください。

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