【上京のメリット・デメリット】東京なんて行きたくなかった僕が2年住んだ結果

突然ですが僕は、学生までずっと地方に住んでいて、就職を機に上京をした人間です。

生まれた場所は本当に田舎で、コンビニまで歩いて30分かかります。でもこれが嫌ではなくて、地方の自然豊かな暮らしが気に入っていました。

就職先との面談でも「東京以外ならどこでも良いです」というくらい、地方を熱望していました。

しかし熱望も虚しく、初期配属は東京に決定。強制的に地方から東京に引っ張られました。

そんな地方大好きな僕が、強制的に上京させられた結果どうだったのか、体験談を書いていきたいと思います。

上京のメリットやデメリットを語るので、今上京を迷っている人の助けになれば幸いです。

目次

【結論】上京を経験しておいて良かった

嫌々上京した僕ですが、今は上京を経験しておいて良かったと思います。

20代という体力があるうちに上京を経験しておくことで、上京のメリットを全て享受することができているなと。

・上京を経験したうえで、地方を望むのか。
・上京を経験せずに、憶測で東京を嫌い、地方に居続けるのか。

これは大きな違いがあります。

上京がちらつきながらも地方に居続けて年をとってしまうと、「あのとき上京しておけば良かった」と後悔するかもしれません。

しかし上京を経験したうえで地方を選ぶのであれば、「上京は〜〜だったから、地方を選んだんだ」という納得感があります。

そういった意味で僕は上京を経験して良かったと思いますし、そのうえで「いつかは地方に行きたいなぁ」と思います(笑)。

上京のメリット

さて、「できればずっと地方に居続けたい」と思っていた僕ですが、実際のところ上京にはいくつものメリットがありました。

今回は5つ紹介します。

1. 多様性を感じられた

言葉では多様性の意味を理解していましたが、上京をすると多様性を体験ベースで感じられます。

東京には、良くも悪くもいろいろな人がいます。

  • 見たことないファションをしている人
  • 渋谷のスクランブル交差点で大声をあげる人
  • スマホを片手に動画撮影をしている人

記事内では書けないとんでもない人と遭遇したこともありました。

でも、誰がどんな振る舞いをしていても、ほとんどの人が気にしません。

それはその光景に見慣れるからです。最初は非日常でも、毎日続けば日常になります。

僕自身、最初はびっくりしたんですが、見慣れました。

そんな多様性が受け入れられる個性を出しやすい東京にいると、「俺も自分らしく生きよう」と思えます。

いま僕が顔出しでSNS発信ができているのは、こうした東京のカルチャーに影響を受けている節が少なからずあります。

2. 歩くようになる

東京は健康に良いです。平気で1日5000歩〜10,000歩くらい歩くようになります。

これは東京から地方に行った友達も、「東京のほうが歩いていた」と言っていました。

半年間の僕の歩数

Twitterでは、こんなアンケートも見つけました。

東京でよく歩く理由は、

  • 一駅、二駅くらいなら近いと思えるから
  • 歩いている間もいろいろな建物があって退屈しないから

が主な理由ですね。

反対に帰省すると、車を使って移動してしまうので、1日の歩数が200歩とかになる日もあります(笑)。

3. 無いものが無い

  • 話題の飲食店
  • 地方だとセレクトショップにしか置いていないブランドの旗艦店
  • おしゃれなインテリアショップ
  • 最新のテクノロジーを駆使した遊び

など、東京にはなんでもあります。不便という言葉が一番似合わない場所が東京です。

この恩恵は大きいです。

たとえばYouTubeや雑誌で紹介されているバッグや服、インテリアが本当に良さそうか判断するときに、東京であればすぐに確認に行けます。

これが地方で店が近くにないと、「ネット取り寄せ→合わない→返品」という手間が発生するリスクもあります。

どんなマイナーなブランドやインテリアでも、実物を確認できるのは東京の強みでしょう。

4. 興味のあるイベントにすぐ行ける

オフ会や講演会など、気になるイベントのほとんどは東京で開催されます。東京を差し置いて、地方だけで開催することはほとんどありません。

僕も上京してから

  • 自分の好きな作家の講演会
  • 勉強会
  • オフ会
  • 展示会
  • 美術展

など、いろいろなものに参加してきました。

イベントに行きやすいメリットは、新しい繋がりや自分の成長につながる可能性があることです。

機会損失をすることが少ないのは、東京のメリットでしょう。

5. 人に会いやすい

意外と盲点なのが、地方の友達に会いやすいメリットです。

友人のほとんどは地方にいますが、出張や遊びなど、何かしらのきっかけで東京に来ることが多いです。

そのタイミングにあわせて、飲みに行ったり、遊んだりできます。

点々としている友人に会いにいくのは難しい一方で、相手が何かしらのついでに会いにきてくれるのもメリットでしょう。

上京のデメリット

こんなにメリットがあるのに、「いつかは東京を出ていきたい」と思う理由は、この3つのデメリットに集約されています。

1. とにかく人が多い

どこを歩いても、人。人。人。

徒歩30分にコンビニがあった田舎生まれの僕からすると、人の多さがストレスです。

銀座、渋谷、新宿といった繁華街は、休日になると、ぶつからないのが難しいくらいの人混みになっています。

そしてとにかく店が混んでいる。有名なお店やカフェは、2,3時間待ちが当たり前です。

びっくりしたのは、コメダで3時間待ちだったこと。地元ではいつでも入れて、いつまでもくつろげるコメダが、東京では3時間待ち。

膝から崩れ落ちました。

いろいろなイベントが開催される東京ですが、人の多さが嫌になり出不精になるおそれがあります。(実体験)

2. 家賃が高い

東京23区、1K8畳、バストイレ別で家賃88,000円。これが僕が今住んでいるマンションです。(周りの話を聞いていると、これでも安いみたい)

大学時代に住んでいた静岡のアパートは、同じ間取りで家賃45,000円でした。

東京に住むデメリットとして家賃の高さは必ず挙げられますが、やはり実体験として家賃は高いです。

がんばって探せば家賃4万とかでも住めなくはないですが、何かしらの欠陥リスクがあるのは覚悟しましょう。

「狭くてもいい。でも綺麗であってほしい……」という方は、EARLY AGEという賃貸サービスがおすすめです。

  • 駅近
  • 都心
  • 綺麗
  • WiFi無料
  • ドラム式洗濯機付き
  • 宅配ボックス付き

で、かなり良さげな家に住めます。

上手に探せば、60,000円台で東京に住むのも夢じゃないです。

3. 自然が少ない

もともと田舎育ちの僕からすると、東京の自然の少なさは寂しいものがあります。

緑が少なくて、夜は星が見えない。

慣れてしまえばなんともないのですが、やっぱり地元に帰ると「緑と星は良いなぁ」と思うのも事実です。

20代での上京経験をおすすめする理由

もし今この記事を読んでいる方が20代で上京を迷っているのなら、僕は迷わず上京をおすすめします。

理由は2つです。

1. 体力があるから

東京には魅力的なイベントがたくさんありますが、その分体力も必要です。

僕もまだ26歳なのでいろいろと参加する体力がありますが、これが30代になってもできるかと言われたら、自信がありません。

2. 転職の身動きが取りやすいから

もし自分が地方に配属だったら、今のようにベンチャー企業に転職してやりたいことに挑戦する人生じゃなかったと思います。

それは地方から東京に行くこと自体がマインドブロックになり、転職を諦めてしまうからです。

20代の転職の場合、完全未経験で転職するケースも多いです。僕もそうでした。

実体験ですが完全未経験の職種になると、週1出社が必要な会社が多いです。

しかも今人気の、WebマーケティングやプログラミングをメインとしたIT企業は、やっぱり東京に集中しています。

僕は東京に住んでいたので転職も前向きになれました。これが地方からの引っ越しも混みだったら、多分していません。

自分のキャリアを最も考える20代だからこそ、身動きの取りやすい上京をおすすめします。

上京のメリットやデメリットを考えて、後悔しない選択をしよう

総合的に考えて、僕はやっぱり上京を経験しておいて良かったなぁと思います。

いろいろな人との出会いや転職もできて、確実にキャリアアップにつながったからです。

今後地方に住む可能性は十分にありますが、20代の上京経験は必ずや生きてくるでしょう。

迷っている方がいたら、ぜひ前向きに上京を考えてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次