NFTを始めると、ウォレットであるMetaMask(メタマスク)のシークレットリカバリーフレーズを確認したいときがありますよね。
シークレットリカバリーフレーズは、MetaMaskを復旧するときや、別の端末で利用するときに必要な12個の英単語です。
本記事ではシークレットリカバリーフレーズについて、次の3点について解説します。
- MetaMaskのシークレットリカバリーフレーズとは何か
- シークレットリカバリーフレーズと秘密鍵、パスワードの違い
- シークレットリカバリーフレーズの確認方法
この記事を書いている僕の自己紹介です!
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まだMetaMaskのインストールが終わっていない場合は、下記記事を参考にしてください。
MetaMaskのシークレットリカバリーフレーズとは?
MetaMask(メタマスク)のシークレットリカバリーフレーズとは、ウォレットを作成した際に自動で生成される暗号データです。
似た単語として、「シードフレーズ」というものがありますが、シードフレーズとシークレットリカバリーフレーズは同じ意味になります。
シークレットリカバリーフレーズは、12個の英単語からできており、MetaMaskを復旧する際や、別の端末で使用する際に使用します。
入力することで、どの端末でもETHなどの仮想通貨や、保管しているNFTを確認、操作することができます。
- パソコンで使っていたMetaMaskをスマホアプリで使用したいとき
- 別のパソコンでも自分のMetaMaskを使用したいとき
一方で、その性質から詐欺にも利用されてしまうのが問題点です。
詐欺師はシークレットリカバリーフレーズを入力することで、同じようにウォレットを利用できてしまいます。
「シークレットリカバリーフレーズは絶対に教えない」
これはNFTを始めるうえでは鉄則になります。
シークレットリカバリーフレーズと秘密鍵の違いは?
シークレットリカバリーフレーズと秘密鍵は、全くの別物です。
ただし秘密鍵も他の人に教えてはいけません。
秘密鍵は、MetaMaskのウォレットアドレス(アカウント)ごとに発行される64桁の英数字です。
ウォレットに別のアカウントを追加したいとき、秘密鍵を入力することで追加されます。
シークレットリカバリーフレーズと秘密鍵は、親子関係にあります。
親がシークレットリカバリーフレーズで、子が秘密鍵です。
シークレットリカバリーフレーズがあれば、そのウォレットと紐づいているアカウントを全て把握できてしまいます。
一方で、秘密鍵からシークレットリカバリーフレーズを調べることはできません。
たとえば一つの資産に関して、複数人で管理したいときは、秘密鍵を共有することで管理できます。
このとき自分が所有している他のアカウントまでバレることはありません。
シークレットリカバリーフレーズと秘密鍵に共通していることは、特別な理由もなく「人に教えてはいけない」という点です。
流出してしまうと、どちらの場合も資産やNFTを自由に操作できてしまいます。
MetaMaskを含めたNFTの詐欺事例については、下記記事でまとめています。
こちらを参考に防御力を高めましょう。
パスワードとの違いは?
MetaMaskのパスワードは、 ウォレットを作成したあとに、手動で設定をします。
パスワードは、「ログインパスワード」という立ち位置です。
シークレットリカバリーフレーズを忘れてしまったときや、秘密鍵を表示するときには、パスワードが必要になります。
仮にパスワードのみが流出しても、パスワードを利用してシークレットリカバリーフレーズや秘密鍵を入手することはできません。
すでにアカウントが紐づいているときのみ、パスワードを入力してそれぞれを確認できます。
iPhoneのパスワードだけバレても、そのiPhoneじゃないと開かないのと一緒です!
MetaMaskでシークレットリカバリーフレーズを確認する方法
MetaMaskのシークレットリカバリーフレーズは、パソコンとスマホの両方で確認できます。
それぞれ解説します。
パソコンの場合
右上の丸い部分をクリックします。
設定をクリックします。
セキュリティとプライバシーを選択します。
「シークレットリカバリーフレーズを公開」をクリックします。
自分で設定したパスワードを入力します。
秘密のリカバリーフレーズとして表示されているものが、シークレットリカバリーフレーズになります。
スマホの場合
続いてスマホアプリの場合について解説します。下記画像は、iPhoneの画像になります。
画面左上の三本線をタッチします。
設定を選択します。
「セキュリティとプライバシー」を選択します。
自分で設定したパスワードを入力します。
青ボタンの「長押ししてSRPを表示」を長押ししましょう。
秘密のリカバリーフレーズの下に表示されている英単語が、シークレットリカバリーフレーズです。
MetaMaskのシークレットリカバリーフレーズと秘密鍵の保管方法
MetaMaskのシークレットリカバリーフレーズや秘密鍵は、流出してしまうと資産がすべて盗まれるリスクがあります。
そのため、保管方法は厳重にすべきです。
最もオススメの保管方法は、紙に書いて自分が忘れない場所に保管しておく方法です。
さらに金庫などに入れて保管しておくと、火災などが起きた際も安心でしょう。
デバイスなどで管理したい場合は、メモ帳アプリに記載のうえ、ロックをかけましょう。
ただしこの場合は、ハッキングにより流出するリスクがあります。
NFTの詐欺事例については、下記記事で詳しくまとめています。
MetaMaskのパスワードを忘れたときは?
MetaMaskのパスワードを忘れたときは、シークレットリカバリーフレーズによって再設定が可能です。
「パスワードを忘れた」をクリックします。
シークレットリカバリーフレーズを入力します。
これでパスワードの再設定が可能です。
シークレットリカバリーフレーズとパスワードの両方を忘れてしまった場合は、復旧不可能となります。
それぞれの保管方法には注意しましょう!
まとめ
本記事ではMetaMaskのシークレットリカバリーフレーズについて解説しました。
シークレットリカバリーフレーズと秘密鍵については、特に厳重に保管すべきです。
「紙で保管する」、「スマホのメモアプリにロックをかけて保存する」など自分なりの安全な方法で保管しましょう。
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