本記事で解決できる悩み
- キーワード選定のメリットってなに?
- キーワード選定のやり方は?
- キーワード選定のポイントは?
この記事を書いている私の自己紹介
「ブログはキーワード選定が大事」と聞くけれど、具体的にどうやれば良いかよくわからないですよね。
キーワード選定はSEO対策の肝であり、キーワード選定が上手くできれば、ブログの収益化はグッと簡単になります。
そこで本記事ではキーワード選定のメリットや方法、抑えるべきポイントを解説します。
キーワード選定後にやるべきことも解説するので、ぜひ参考にしてください。
そもそもキーワード選定とは?
キーワード選定とは、SEO対策の1つで、どんなキーワードで上位表示される記事にするか決めることです。
SEO対策とは?
Google検索で記事を上位表示させるための対策のこと。
ブログの一番の流入はGoogle検索からなので、SEO対策は重要です。
選ぶキーワードによって上位表示できる難易度も稼ぎやすさも変わるため、キーワード選定はとても重要です。
ブログ初心者がキーワード選定をするメリット2つ
ブログ初心者がキーワード選定をするメリットは2つあります。
キーワード選定のメリット
- 検索流入が増える
- 収益化がしやすくなる
順番に解説します。
1. 検索流入が増える
検索流入が増える理由は、キーワード選定によって記事が検索上位になりやすいからです。
キーワード選定では、Googleで検索されやすいキーワードを調べます。
それぞれのキーワードがどれくらい月間で調べられているか調べます!
そして調べたキーワードで検索上位になるように記事を作るため、結果的にブログの検索流入増加を期待できます。
ブログへの流入はGoogle検索がメインであり、一度検索上位になると簡単に下がることはありません。
よってキーワード選定を行うことで、長期的かつ安定的なブログアクセス増加を期待できます。
2. 収益化がしやすくなる
キーワード選定によって収益化がしやすくなる理由は、
- ブログの検索流入が増えるから
- 購入に直結するキーワードを見つけられるから
です。
ブログの収益化はブログのアクセス数に比例するため、検索流入が増えれば、自然と収益化もしやすくなります。
またキーワード選定をするなかで、商品やサービスを紹介すれば購入に直結させられる「お宝キーワード」を掘り出すがあります。
お宝キーワードで検索上位を取れれば、1記事だけで月数万円以上を稼ぐことも可能です。
ブログ初心者のキーワード選定のやり方4ステップ
ブログ初心者がこれからキーワード選定を行う場合、以下の4ステップで行いましょう。
キーワード選定のやり方
- メインキーワードを決める
- 関連キーワードを調べる
- 検索ボリュームを調べる
- 対策キーワードを決める
順番に解説します。
1. メインキーワードを決める
メインキーワードとは、ブログの発信ジャンルの軸となるキーワードのことです。
メインキーワードの例
発信ジャンル | メインキーワード |
---|---|
ブログ運営ノウハウ | ・ブログ ・SEO ・SNS |
ダイエット | ・ダイエット ・食事制限 ・筋トレ |
節約 | ・節約 ・副業 ・ポイ活 |
メインキーワードは1語であり、1つの発信ジャンルで複数あっても問題ありません。
Yahoo!知恵袋やTwitter、Instagramなどを活用して、思いつく限りメインキーワードを出すようにしましょう。
2. サジェストキーワードを調べる
サジェストキーワードとは、メインキーワードとセットで検索されるキーワードのことです。
ユーザーはメインキーワード単体ではなく、サジェストキーワードで調べることが多いため、どんなキーワードで検索されるのか調べておく必要があります。
サジェストキーワードの例
メインキーワード | サジェストキーワード |
---|---|
ブログ | ・ブログ 始め方 ・ブログ 書き方 ・ブログ 稼ぎ方 初心者 |
ダイエット | ・ダイエット 20代 ・ダイエット 会社員 ・ダイエット 食べながら 痩せる |
節約 | ・節約 レシピ ・節約 一人暮らし ・節約 一人暮らし 献立 |
サジェストキーワードを調べるときは、『ラッコキーワード』を利用しましょう。
ラッコキーワードは、サジェストキーワードを一気に抽出できる無料ツールです。
メインキーワードを入力すると、一覧でサジェストキーワードが出てきます。
右上の「全キーワードコピー(重複除去)」をクリックして、全てコピーしましょう。
3. 検索ボリュームを調べる
検索ボリュームとは、キーワードの月間検索数のことです。
検索数を調べることで、需要のあるキーワードと需要のないキーワードを選別できます。
検索ボリュームの調査には、『Googleキーワードプランナー』を利用します。
Googleキーワードプランナーは、無料で検索ボリュームを調べられるツールです。
以下の手順で、検索ボリュームを調べましょう。
Google広告を開いたら、「ツールと設定」から「キーワードプランナー」を選択します。
Googleキーワードプランナーを開いたら、「検索のボリュームと予測のデータを確認する」を選択します。
ラッコキーワードでコピーしたキーワードをそのまま貼り付け、「開始する」をします。
下記のように表示されればOKです。
ちなみに無料版だと、月間検索ボリュームが
- -(なし)
- 10〜100
- 100〜1000
- 1000〜1万
- 1万〜10万
- 10万〜100万
のように表示されます。
月に200円ほど広告出稿をすれば詳細な検索数が表示されるようになるので、少額の広告出稿をおすすめします。
表示された検索ボリュームについて、データをダウンロードします。
右上のダウンロードボタンをクリックし、過去のプラン指標の「Googleスプレッドシート」を選択します。
ファイル名を「ブログ」キーワードリスト
のように決め、「ダウンロード」をクリックします。
下記画像のように表示されればOKです。
このなかで必要なのは、A列とD列だけなので、それ以外は削除しましょう。
下記画像のように、A列:キーワード
、B列:検索数
として並べます。
その後、検索数の大きい順にキーワードを並べ替えます。
※Googleキーワードプランナーからスプレッドシートに変換する際に、検索数が50、500のように表記されるようになります。こちらは変換時の表記変更であり、操作ミスではありません。
4. 対策キーワードを決める
一覧で表示されたキーワードについて、どのキーワードで記事を書くのか「対策キーワード」を決めます。
Googleキーワードプランナーの無料版の場合、
- 検索ボリュームが50以上
- 発信ジャンルに関連したもの
の2つを満たすものからキーワードを選びましょう。
検索ボリューム50より少ないと、上位表示されても流入数が少なすぎるからです。
ブログ初心者がキーワード選定で抑えるべきポイント6つ
対策キーワードを選ぶときには、以下6つのポイントを抑えましょう。
キーワード選定で抑えるべきポイント
- 競合が企業サイトばかりのものは控える
- ロングテールキーワードを狙う
- BUYクエリ・DOクエリを優先する
- 集客記事のキーワード選定をする
- 1記事で1キーワードを対策する
- カテゴリー構造を意識する
順番に解説します。
1. 競合が企業サイトばかりのものは控える
検索上位が企業サイトしかない場合、対策キーワードから外しましょう。
Googleが企業サイトを評価し、個人ブログでは太刀打ちできない証拠だからです。
目安としては、検索結果の1ページ目が全て企業サイトの場合はやめたほうが良いです。
企業サイトが強いキーワードの例
- 〇〇 比較
- 〇〇 おすすめ
- 〇〇(単語)
上記の例以外にも、検索ボリュームが1万以上のものは企業サイト中心のケースが多いです。
しかしなかには個人ブログが太刀打ちできるお宝キーワードもあるため、気になったものは一度検索することをおすすめします。
2. ロングテールキーワードを狙う
ロングテールキーワードとは、3語以上のキーワードのことをいいます。
ロングキーワードを狙う理由は、競合が少なく検索上位を取りやすいからです。
そもそもキーワードには、ビックキーワード、ミドルキーワード、ロングテールキーワードの3種類があります。
それぞれのキーワードの特徴
特徴 | 例 | |
---|---|---|
ビックキーワード | ・1語のキーワード ・検索ボリューム10,000以上 ・企業サイト多く、競合が強い | ブログ |
ミドルキーワード | ・2語のキーワード。 ・検索ボリューム1,000〜10,000 ・企業サイトと個人ブログが並ぶ | ブログ 始め方 |
ロングテールキーワード | ・3語以上のキーワード ・検索ボリューム100〜1,000 ・個人ブログが多い | ブログ 始め方 大学生 |
ロングテールキーワードは検索ボリュームが小さいかわりに、競合も少ないため検索上位を取りやすいです。
いきなりミドルキーワードやビックキーワードで上位を取ろうとしても勝ち目はないので、まずは確実にロングキーワードを攻めていくことが大切です。
またロングテールキーワードは検索意図がわかりやすいので、記事を作りやすいメリットがあります。
【例】
- 「ブログ 始め方」→誰に向けて記事を書けば良いかわかりにくい×
- 「ブログ 始め方 フリーランス」→フリーランスに向けてブログの始め方を伝えれば良いとわかる◎
ロングテールキーワードの探し方や活用方法については、下記記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。
3. BUYクエリ・DOクエリを優先する
クエリとは検索キーワードのことです。
そして全ての検索キーワードは、BUYクエリ、DOクエリ、KNOWクエリ、GOクエリの4種類に分類されます。
それぞれのクエリの特徴
特徴 | 例 ※検索キーワードが「ブログ」の場合 | |
---|---|---|
BUYクエリ | ユーザーが購入したいときに検索するキーワード | ・「ConoHa WING 登録方法」 ・「SWELL 買い方」 |
DOクエリ | ユーザーが何を実行したいときに検索するキーワード | ・「ブログ 始め方」 ・「アフィリエイト 始め方」 |
KNOWクエリ | ユーザーが何かの情報を得たいときに検索するキーワード | ・「ブログ おすすめ なぜ」 ・「キーワード選定 方法」 |
GOクエリ | ユーザーが特定のサイトにアクセスしたいときに検索するキーワード | ・「コヤブログ」 ・「ヒトデブログ」 |
このときBUYクエリとDOクエリを優先する理由は、商品やサービスの購入に直結しやすいからです。
BUYクエリとDOクエリで検索上位を取れれば、その記事単体で月10万円以上稼げることもあります。
よって、
- ロングテールキーワード
- BUYクエリ・DOクエリ
が満たされるものは、かなりのお宝キーワードとなります。
なお、クエリの分類方法がわからないときはChatGPTの活用がおすすめです。
以下のプロンプトを活用してください。
あなたはプロの編集者です。次の検索キーワードについて、以下の制約条件でクエリの分類をして。
#検索キーワード:
・〇〇
・〇〇
#制約条件:
・DOクエリ、BUYクエリ、KNOWクエリ、GOクエリのいずれかに必ず分類する
#出力:
4. 集客記事のキーワード選定をする
記事には「収益記事」と「集客記事」の2種類があります。
それぞれの特徴
- 収益記事:記事内で商品やサービスの購入が起きるもの
- 集客記事:検索上位を狙い収益記事へ誘導するもの
収益記事のキーワードは、競合サイトが強く検索上位を狙うのが難しいです。
収益記事は購入に直結するから、企業サイトも狙うんですよね……
そのため集客記事を別で用意して、集客記事から収益記事に誘導することでブログの収益化を行います。
【例】
- 集客記事:ブログの始め方を解説(KW:ブログ 始め方)
- 収益記事:レンタルサーバーの比較
集客記事でブログの始め方を解説して、その途中でレンタルサーバーの比較記事に誘導するイメージです!
集客記事と収益記事を作るときは、先に収益記事を作ってしまいましょう。
その後収益記事に誘導できる集客記事のキーワード選定をするのがおすすめです。
5. 1記事で1キーワードを対策する
対策キーワードを1記事1つにすべき理由は、複数対策しようとすると中途半端な記事になるからです。
たとえば「ブログ 始め方」のキーワードを対策するときに、「ブログ 始め方 WordPress」や「ブログ 始め方 note」なども同時に対策してしまうと、記事にまとまりがなくなります。
できあがった記事は全ての読者に対して中途半端になってしまい、SEO上も、読者にとっても質の悪い記事となります。
そのため対策すべきキーワードは、1つに絞って記事を作るようにしましょう。
ブログ初心者がキーワード選定後にやるべきこと4つ
キーワード選定後は、以下の4ステップでブログ運営をしましょう。
キーワード選定後にやるべきこと
- 構成案を作る
- 記事を書く
- 順位を確認する
- リライトをする
順番に解説します。
1. 構成案を作る
構成案とは、記事の設計図のことです。「記事は構成案が9割」と言われるほど、重要な作業になります。
構成案を作るメリットは、
- SEOに効果的な記事を作れる
- 読者にわかりやすい記事が作れる
- 記事の執筆スピードが上がる
などがあります。
構成案の例
構成案作成では、
- 対策キーワードの競合記事の分析
- 対策キーワードのニーズ分析
- 見出し作り
- タイトル作り
などを行います。
構成案作成は1時間ほどかかりますが、検索上位を狙うなら必須作業となります。
下記記事では構成案の作り方を詳しく解説しています。無料テンプレート付きなので、ぜひ活用してください。
2. 記事を書く
記事を書くときは、読者が流し読みしてしまうことを意識しましょう。
読者は必要な情報だけを流し読みするため、読みやすい記事作りが大切です。
読みにくい記事は一瞬で離脱されます。
読みやすい記事を作るためには、
- 箇条書きの活用
- 主語と述語を近づける
- 一文を短くする
- 改行を多めにする
などを意識しましょう。
下記記事では詳しくブログ記事の書き方を解説しています。ぜひ参考にしてください。
3. 順位を確認する
記事を公開したら、対策キーワードの検索順位を追うようにしましょう。
順位を確認する理由は、自分の記事の出来を客観的に評価するためです。
記事を公開しただけでは、テストを提出して点数を確認していない状態と一緒です。
テストが採点されて復習するように、記事の順位を確かめて改善していく必要があります。
ちなみにGoogleが記事を正確に評価するには3ヶ月程度かかるので、最初の順位が低くても落ち込む必要はありませんよ。
なお、対策キーワードの順位を確認するのは『Rank Tracker』がおすすめです。
Rank Trackerはキーワードの検索順位を自動で確認してくれるツールです。
毎日順位を追うことで、自分の記事がSEO上どうだったのか適切に評価することができます。
4. リライトをする
記事を公開して3ヶ月以上経ち、順位が落ち着いたらリライトを行いましょう。
リライトを行うことで、記事の点数を上げることができ、より検索上位を狙うことができます。
リライトの優先順位は、以下のとおりです。
検索順位 | 特徴 | やるべきこと |
---|---|---|
11位〜20位 | 一番優先すべき。 1ページ目に上がるポテンシャルがある。 | ・見出しの追加(差別化要素が必要) ・見出しの変更 ・タイトルの調整 |
30位〜 | 次点でやるべき。 検索意図からズレている可能性が高い。 | ・見出しの精査(不要なものがある) ・見出しの追加 ・見出しの変更 ・タイトルの大幅な変更 |
1位〜10位 | 優先順位は低め。 編集しすぎると順位を落とすおそれもあり。 | ・タイトルの微調整 ・見出しの微調整 |
検索順位が1位〜10位のものについては、記事の質だけではなく、サイト全体の評価も関わってきます。
記事の質自体は問題ないこともあるので、競合記事と見比べて微調整する程度にとどめましょう。
ブログ初心者のキーワード選定に役立つツール3選
『ラッコキーワード』と『Googleサーチコンソール』はキーワード選定に必須ですが、追加で役立つツールを3つ紹介します。
キーワード選定に役立つツール
- Googleトレンド
- Googleサーチコンソール
- RankTracker
順番に解説します。
1. Googleトレンド
Googleトレンドは、キーワードのトレンドを測定できるツールです。
数値は検索ボリュームであり、最大値が100で設定されているため正確なことは理解できませんが、今現在キーワードに需要があるか調べることができます。
トレンド系のキーワードを狙う場合は、確認をおすすめします。
ツール名 | Googleトレンド |
料金 | 無料 |
2. Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、自分が出した記事がどんなキーワードで表示されているか確認できる検索解析ツールです。
Googleサーチコンソールでは、
- 拾われているキーワード
- キーワードのクリック数
- キーワードの表示回数
- キーワードのクリック率
- キーワードの検索順位
などを調べることができます。
キーワード選定だけではなく、SEO対策では必須となるため、必ず利用するようにしましょう。
ツール名 | Googleサーチコンソール |
料金 | 無料 |
3. RankTracker
RankTrackerは、SEO対策で必要なことをほぼ全てできるツールです。
具体的にRankTrackerでできることとしては、
- 検索順位を自動で計測する
- 競合サイト・記事が拾っているキーワードを調べる
- キーワードの検索ボリュームを調べる
- 競合サイトの抽出
などがあります。
僕が一番重宝しているツールです!
ツール名 | RankTracker |
料金 | $149(約17,000円)/年 |
まとめ:キーワード選定をして検索上位を目指そう!
本記事ではキーワード選定の方法を解説しました。
キーワード選定のやり方は、
- メインキーワードを決める
- 関連キーワードを調べる
- 検索ボリュームを調べる
- 対策キーワードを決める
の4ステップでできます。
適切なキーワード選定をすることで、ブログの収益化はグッとしやすくなるので、必ず行うようにしましょう!
なお、キーワード選定が終わったら記事構成案の作成が必要です。
構成案の作成方法については、下記記事で解説しています。無料テンプレート付きなので、ぜひ参考にしてください。