ブログのカテゴリーの決め方は? 分け方のコツ7つも含めて解説

ブログで記事を作成したあとは、適切なカテゴリーに記事を分類することが大切です。

適切なカテゴリーに分類することで、読者が記事を見つけやすくなるだけではなく、Googleがサイトを評価しやすくなりSEOでも良い影響を及ぼします。

一方でカテゴリー分けを雑にやってしまうと、高品質な記事を作っても適切な評価がされず、いつまでも読まれないブログになってしまいます。

そこで本記事では、ブログのカテゴリーの決め方をわかりやすく解説します。

カテゴリー分けのコツも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

ブログのカテゴリーとは?

ブログのカテゴリーとは、ブログ記事を分類する方法です。

ブログは、新着記事から順番に表示されるのが基本設計となっています。

新着記事が一覧で並んでいる状態は、読者が求めている情報にアクセスしやすい状況とは言えません。

そこで、記事をテーマごとにカテゴリーとしてまとめることで、読者の満足度を向上させます。

さらにカテゴリー構造はGoogleがサイトを評価しやすくなり、SEO対策にも良い影響を及ぼします。

カテゴリーは階層構造である

ブログ カテゴリー 階層構造

カテゴリーには、親カテゴリーと子カテゴリーがあります。

このとき親カテゴリは子カテゴリを内包しており、階層構造になっています。

【例】

  • 親カテゴリー:「ブログ」
  • 子カテゴリー;「ブログ 始め方」、「ブログ 書き方」、「ブログ 稼ぎ方」

ブログのカテゴリー分けを行うメリット3つ

  • SEO集客向上を期待できる
  • 読者が記事を探しやすくなる
  • どんな記事を作るべきか分かりやすくなる

順番に解説します。

1. SEO集客向上を期待できる

記事のカテゴリー分けを適切に行い、わかりやすい階層にすることは、Googleも公式で推奨しています。(出典:Google検索セントラル

カテゴリー分けを適切に行うことでSEO評価が上がる理由は、Googleがどんなサイトなのか評価しやすくなるからです。

たくさんの記事が規則もなく一覧で表示されているよりも、

  • ブログの始め方
  • ブログの書き方
  • ブログの稼ぎ方

のようにカテゴリー分けされていたほうが、Googleが「このサイトはブログのノウハウについて書かれたサイトだ」と理解しやすくなります。

2. 読者が記事を探しやすくなる

ブログは記事の質の高さだけではなく、サイトの使いやすさも重要です。

使いやすさを考慮したとき、カテゴリー分けを適切にしておけば、読者は情報にたどり着きやすくなるでしょう。

たとえばラーメン屋を紹介するブログの場合、

  • カテゴリー分けがなく新着順にラーメン屋を紹介している
  • 都道府県ごとにカテゴリー分けして紹介している

であれば、後者のほうが読者は自分の欲しい情報を簡単に入手できそうです。

読者が「このブログは自分の求めている情報はない」と判断をして離脱する人が多いと、結果的にサイトの評価も落ち、SEOにも悪影響を及ぼします。

「読者が記事を探しやすくなり、滞在率が高くなる」という観点でも、ブログのカテゴリー分けは大切です。

3. どんな記事を作るべきか分かりやすくなる

ブログは書き続けていると、ネタ切れを起こしたり、テーマから外れた記事を作ったりしてしまうこともあります。

テーマから外れた記事を作ってしまうと、ブログの回遊率(ほかの記事を読者が見ること)を上げることができず、安定したアクセス数を確保できません。

そこで役立つのが、カテゴリー分けです。

あらかじめブログで作るカテゴリーを決めておけば、

  • 何をテーマにネタを探すべきか
  • 思いついたネタがテーマから外れていないか

などの判断ができます。

カテゴリー分けは記事作りの指針となるでしょう。

ブログカテゴリーの決め方5ステップ

WordPressでブログの初期設定が完了したら、以下の5ステップでブログのカテゴリー分けを行いましょう。

  • ブログのテーマを決める
  • 検索キーワードを調べる
  • 階層構造を意識してカテゴリを作る
  • スラッグ名を英字にする
  • パンくずリストを設置する

順番に解説します。

1. ブログのテーマを決める

ブログはテーマを決めて発信することで、集客も収益化もしやすくなります。

最初は自分の好きなように書く「雑記ブログ」でも良いですが、徐々にテーマを決めた「特化ブログ」に移行するのがおすすめです。

雑記ブログから特化ブログに移行する方法は、下記記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

ブログのテーマは、

  • ブログのノウハウ
  • 仮想通貨
  • ダイエット
  • 節約
  • 筋トレ

など、ある程度ざっくり決めましょう。

テーマ選びに迷う場合は、アフィリエイトの単価が高いジャンルから選ぶのもおすすめです。

下記記事では高単価アフィリエイトを25選を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

2. 検索キーワードを含めたカテゴリー名にする

カテゴリー名に検索キーワードを含める理由は、SEO評価を高めるためです。

記事タイトルに検索キーワードを含めて検索上位を狙うように、カテゴリー名に関してもキーワードを含めることで、検索上位を狙うことができます。

またGoogleがサイトの評価をする際に、検索キーワードをカテゴリー名にすることで、サイトの内容を理解しやすくなるメリットもあります。

検索キーワードを調べるときは、無料で使える『ラッコキーワード』がおすすめです。

使い方は以下のとおりです。

【例:「ブログのノウハウ」をテーマにした場合】

検索するときのキーワードは「ブログ」のような抽象的なものでOKです。

キーワードをコピーして、『Googleキーワードプランナー』に移行します。

コピーしたキーワードを貼り付けて、月間平均検索ボリューム順に並べ替えます。

カテゴリー名として適切なのは、以下のとおりです。

  • 親カテゴリー:キーワード1語かつ検索ボリューム1万以上(例:ブログ)
  • 子カテゴリー:キーワード2語以上かつ検索ボリューム1,000以上(例:ブログ 始め方)

それぞれ検索ボリュームを大きめに設定することで、カテゴリー内に入れる記事が少ない事態を防げます。

またキーワードも子カテゴリーで2語にすることで、カテゴリー内で執筆する記事の方向性を程よく決めることができます。

3. 階層構造を意識してカテゴリーを作る

カテゴリーは階層構造となっており、親カテゴリーと子カテゴリーと分類されます。

親カテゴリーが子カテゴリーを内包しているような構造にしましょう。

また子カテゴリー同士が類似しないかも確認しましょう。類似していると、記事の分類が困難になります。

【例:「ブログのノウハウ」をテーマにした場合】

NG:親カテゴリーが子カテゴリーを内包していない

親カテゴリー:「ブログ」
子カテゴリー:「Webマーケティング」「転職」「ブログ 始め方」
→Webマーケティングや転職は、ブログが内包しているとは言えない。

NG:子カテゴリー同士が類似している

親カテゴリー:「ブログ」
子カテゴリー:「ブログ 始め方」「ブログ 稼ぎ方」「ブログ 収益化」
→稼ぎ方と収益化は類似している

OK

親カテゴリー:「ブログ」
子カテゴリー:「ブログ 始め方」「ブログ 稼ぎ方」「ブログ 書き方」
→親カテゴリーが子カテゴリーを内包している。また子カテゴリーがそれぞれ独立している。

ブログカテゴリーの決め方の例

ブログのカテゴリー分けのイメージをしやすくするために、例を3つ紹介します。

【Webデザインの場合】

親カテゴリー:「Webデザイン」
子カテゴリー:「Webデザイン 独学」「Webデザイン 副業」「Webデザイン スクール」

【筋トレの場合】

親カテゴリー:「筋トレ」
子カテゴリー:「筋トレ 食事」「筋トレ メニュー」「筋トレ ジム」

【副業の場合】

親カテゴリー:「副業」
子カテゴリー:「副業 ブログ」「副業 SNS」「副業 確定申告」

上記のように、自分のブログのテーマにあわせてカテゴリー分けをしてみてください。

ブログのカテゴリー分けのコツ7つ

実際にカテゴリー分けをするときは次の7つを意識してみてください。

  • 階層を深くしすぎない
  • 1記事1カテゴリーにする
  • 記事を「その他」などに分類しない
  • 親カテゴリーは2~3個までにする
  • 子カテゴリー分けは5記事以上作ってからにする
  • スラッグ名はわかりやすい英字にする
  • 記事同士は内部リンクでつなげる

順番に解説します。

1. 階層を深くしすぎない

ブログ 階層 深くしない

ブログのカテゴリーは子カテゴリーまでにして、それ以上は作らないようにしましょう。

階層を深くしすぎると、Googleがサイトを評価しづらくなったり、読者が情報にアクセスしにくくなったりします。

【NG例:「ブログのノウハウ」をテーマにした場合】

親カテゴリー:「ブログ」
子カテゴリー:「ブログ 始め方」
孫カテゴリー:「ブログ 始め方 WordPress」←作りすぎ

孫カテゴリーまで用意すると、カテゴリー内の記事数も少なくなってしまいます。

よってカテゴリーは、親カテゴリー、子カテゴリーまでにしましょう。

2. 1記事1カテゴリーにする

記事が複数のカテゴリーに属していると、SEOに悪影響を及ぼします。

SEOに悪影響を及ぼす理由は、Googleは1記事を1カテゴリーでしか評価できないからです。

複数カテゴリーに属していると、最適な評価がされないリスクが高まります。

また読者が記事を探すときも、同じ記事が複数カテゴリーにあると混乱します。

重複しそうなカテゴリーはそもそも作らず、1記事1カテゴリーを守りましょう。

3. 記事を「その他」などに分類しない

作った記事をどこに分類すれば良いかわからず、「その他」などのカテゴリーにとりあえず入れるのはやめましょう。

どんなカテゴリーなのか理解できない場所に記事を分類すると、読者もGoogleも記事を適切に評価することができません。

そもそも分類に困るような記事は作らず、カテゴリー名に沿った記事を作りましょう。

4. 親カテゴリーは2〜3個までにする

親カテゴリーが5個や10個もあると、読者は混乱してしまいます。

個人ブログの場合は、親カテゴリーを2~3個にとどめて、テーマを広げすぎないようにしましょう。

たとえばWebマーケティングがテーマのブログだとしたら、

  • ブログ
  • SEO
  • 広告

くらいの親カテゴリーにしておくと、読者も理解しやすいです。

5. 子カテゴリー分けは5記事以上作ってからにする

記事数が少ない状態で、子カテゴリーまで作るのはやめましょう。

Googleから情報が少ないと判断されて、SEOで悪影響を及ぼすおそれもあります。

カテゴリーに含まれる記事がいくつもあることで、カテゴリー全体の価値は高まります。

たとえば、

  • 親カテゴリー:「ブログ」
  • 子カテゴリー:「ブログ 始め方」「ブログ 稼ぎ方」

などを想定している場合も、まずは親カテゴリー「ブログ」として記事を溜めていきます。

その後、同じカテゴリーで括れる記事が最低5記事以上用意できたら、子カテゴリーを設定していきましょう。

6. スラッグ名はわかりやすい英字にする

スラッグ名とは、カテゴリーのURLのことです。

上記画像の赤枠がスラッグ名となります。

スラッグ名は自分で設定しないと、文字列になってしまいます。

Googleや読者が理解しやすくするためにも、スラッグ名はわかりやすい英字にしましょう。

スラッグ名は、WordPressの管理画面→「投稿」→「カテゴリー」で設定できます。

7. 記事同士は内部リンクでつなげる

Googleがサイトを評価するときは、「トップページ→カテゴリー→記事」という流れで評価します。

このときカテゴリー内の記事をGoogleが全て評価するために、内部リンクで記事をつなげましょう。

内部リンクとは、記事内でブログ内の別記事を紹介することです。

内部リンクで記事同士をつなげることで、Googleは記事同士の関係性を理解でき、結果的にSEOにも良い影響を及ぼします。

ブログのカテゴリー決めについてよくある質問

1. カテゴリーとタグの違いは?

記事の分類方法としてタグ機能もありますが、カテゴリーとタグは明確に異なります。

違いは以下のとおりです。

カテゴリータグ
重要度
機能記事のフォルダ分け記事の付箋
階層構造ありなし
分類1記事1カテゴリまで1記事複数タグも可

カテゴリーに比べると、タグは優先順位が低く、必ずやるべきことではありません。

SEO対策としてもカテゴリーはサイト評価に重要ですが、タグはサイト評価をさほど左右しません。

カテゴリー タグ 違い

一方で、タグは記事の細かい分類に役立ちます。

またカテゴリーを横断して同じタグを設定できるため、ユーザーの利便性向上につなげることはあるでしょう。

ただし、優先順位が高いのはカテゴリー分けです。

記事数が増えてカテゴリー以外で整理したくなったときに、タグを使うと良いでしょう。

2. 記事タイトルにカテゴリー名を含める必要はある?

必ずしもカテゴリー名を記事に含める必要はありません。

ただし、カテゴリーと関係のない記事を含めるのはやめましょう。

【例:子テーマ「ブログ 始め方」の場合】

  • ブログの始め方は? 初心者にもわかりやすく解説
  • WordPressの始め方を解説
  • noteの始め方を解説

上記の場合、WordPressとnoteの記事は「ブログ 始め方」とタイトルに含まれてはいないが、内容は「ブログ 始め方」に該当しています。

ブログのカテゴリーでSEO対策をしよう!

以上、本記事ではブログのカテゴリー分けについて解説しました。

ブログのカテゴリー分けを適切に行うことで、

  • SEO集客向上を期待できる
  • 読者が記事を探しやすくなる
  • どんな記事を作るべきか分かりやすくなる

などのメリットがあります。

読者にとってもGoogleにとっても、理解しやすいカテゴリー分けをしてみてください!

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