「ブログではSEO対策」が大事って聞いたけど、SEO対策ってなに?
具体的になにをすればいいの?
このような疑問に答えます。
本記事で伝える内容
- ブログのSEO対策とはGoogle検索で記事を上位表示させること
- ブログのSEO対策をやることでブログのアクセス数がアップする
- ブログのSEO対策でやるべきことは15個ある
この記事を書いている私の自己紹介
「ブログはSEO対策が大事」と言われても、何をすべきかよくわからないですよね……。
「SEO」という言葉も曖昧で、「なんだか難しそう……」と感じる人もいるでしょう。
結論、ブログにおけるSEO対策は全く難しくありません。
今回紹介するポイントをおさえれば、誰でも簡単にSEO対策をすることができます。
本記事では、SEOの概念を解説したあとに、今日から実践できるSEO対策15個を紹介します。
SEO対策における注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください!
ブログのSEO対策とは?
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語で「検索エンジン最適化」のことをいいます。
よりわかりやすく表現すると、GoogleやYahoo!、Bingなどの検索エンジンで自分の記事を上位表示させることがSEOです。
多くのユーザーは情報収集をするときにネット検索を利用するため、自分の記事を上位表示させることで、多くのアクセスを集めることが可能になります。
普段検索するときも、上位にある記事から気になったものをクリックしますよね!
SEO対策=Googleの検索エンジンへの対策
自分の記事を上位表示させる施策を「SEO対策」といいます。
そして現在はGoogleが検索エンジンのなかでも圧倒的なシェアを誇ることから、「SEO対策=Googleの検索エンジンへの対策」という考えが一般的です。
実際にstatcounterが出したデータを見てみると、Googleのシェアは93.12%となっています。
また日本では、Google以外にもYahoo!をメインに使用している人も多いでしょう。
しかし現在のYahoo!の検索エンジンは、Googleの検索エンジンを採用しているため、「Yahoo!のSEO対策=GoogleのSEO対策」となっています。
以上のことから、SEO対策を行うときはGoogleの検索エンジンへ対策することを理解しておきましょう。
Googleの検索アルゴリズムは定期的にアップデートされている
検索アルゴリズムとは、Googleの検索順位を決定する仕組みのことです。
そしてGoogleの検索アルゴリズムは、定期的にアップデートされています。
これまでに実施された大きなアップデートは、以下のようなものがあります。
Googleのアップデートの歴史
- 2011年(パンダアップデート):サイトの品質を順位に反映。コピペなどが厳しくなった。
- 2012年(ペンギンアップデート):低品質な被リンクを厳しく評価。
- 2015年(モバイルフレンドリーアップデート):スマホの視認性を評価。
- 2017年(健康アップデート):医療や健康関連の情報を精査。
- 2018年(スピードアップデート):モバイルページの表示速度を評価。
以上のアップデートからわかるのは、SEO対策は時代に応じて求められるものが違うということです。
たとえば昔はネット検索=PCだったものが、今はネット検索=スマホになったので、スマホで見やすいサイトが求められます。
とはいえ、過剰にアップデートを恐れる必要はありません。
なぜならGoogleのSEOの基本理念は変わっておらず、基本理念に準じてアップデートをしているからです。
そのためまずは、GoogleのSEO対策の基本をおさえておきましょう。
ブログのSEO対策の基本3つ
SEO対策をしていくうえで、おさえておきたいSEOの基本の考え方は3つあります。
SEO対策の基本
- ユーザーファーストな記事作りが大切
- 検索順位は3ステップで決まる
- SEO対策には2種類ある
順番に解説します。
1. ユーザーファーストな記事作りが大切
Googleが、会社設立後からずっと大切にしている考えが「ユーザーファースト」です。
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。Google のトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。
出典:Googleが掲げる10の事実
ユーザーファーストとは要するに、ユーザーが「読んで良かった」と思える記事のことです。
そのためGoogle検索で記事を上位表示させるためには、ユーザー視点の記事作りが大切になります。
日記など、自分中心の記事はNGということですね!
記事を公開する前は、「この記事はユーザーのためになっているか」という目線で一度確認するようにしましょう。
ちなみに「Googleが掲げる10の事実」はGoogleが大切にしている考えが凝縮されています。
SEO対策を行ううえでは全て重要な考えなので、一度読んでおくことをおすすめします。
2. 検索順位は3ステップで決まる
Googleが記事の検索順位を決めるときは、以下の3ステップで行なっています。
Googleが検索順位を決める3ステップ
- クロール:クローラー(ロボット)がネット上のページを集める
- インデックス:クローラーが集めた情報をGoogleのデーターベースに登録する
- ランキング:インデックスされた情報をもとに、ランキングを決定する
上記の工程で理解しておきたいのが、ブログで作った記事が全てGoogle検索に載るわけではないことです。
Google検索で表示されるには、そもそもGoogleのデーターベースに登録される(インデックス)必要があります。
つまりGoogleが「質が低い」と判断した記事は、Google検索に表示されないということです。
よって記事を作るときは、「量より質」を重視することが大切になります。
3. SEO対策には2種類ある
SEO対策には「内部SEO対策」と「外部SEO対策」の2種類があります。
それぞれの違いは以下のとおりです。
- 内部SEO対策:
作った記事を適切に評価してもらうための対策。記事を読みやすくするなど、自分でできることが多い。 - 外部SEO対策:
作った記事の信頼度を上げるための対策。外部サイトに記事のリンクを貼ってもらうなど、自分でできることは少ない。
ブログのSEO対策で特に重要なのは、内部SEO対策です。
なぜなら内部SEO対策は、自分でできることが多いから。
反対に外部SEO対策は、自分の記事が評価されることで自然と対策できることが多いです。
そのためまずは、内部SEO対策を1つ1つクリアしていくことに集中しましょう。
本記事でも内部SEO対策を中心に解説していきますね!
ブログでSEO対策をするメリット3つ
具体的なSEO対策方法を解説するまえに、SEO対策のメリットを3つ紹介します。
SEO対策をやる意味を理解したほうが、モチベーションアップにも繋がりますからね!
SEO対策のメリット3つ
- アクセスを集められるようになる
- ユーザーの満足度を上げられる
- 認知度に依存しない集客ができる
順番に解説します。
1. アクセスを集められるようになる
アクセスが集められるようになる理由は、検索上位になるほど記事のクリック率が上がるからです。
2021年に「SEO Clarity」が調査したデータでは、以下のような結果が出ています。
検索順位とクリック率の関係
クリック率 | |
---|---|
1位 | 13.94% |
2位 | 7.52% |
3位 | 4.68% |
4位 | 3.91% |
5位 | 2.98% |
6位 | 2.42% |
7位 | 2.06% |
8位 | 1.78% |
9位 | 1.46% |
10位 | 1.32% |
なんと検索1位と10位には、クリック率に関して10倍以上の差が出ているのです。
ブログはアクセス数を増やすことで収益化を達成できます。
そのためSEO対策で集客を強化できるのは、メリットと言えるでしょう。
2. ユーザーの満足度を上げられる
ユーザーの満足度を上げられる理由は、Googleはユーザーファーストな記事を評価するからです。
記事の見やすさ、わかりやすさが配慮された記事は、ユーザーの満足度も上がり、高い評価を得られるようになります。
結果的に読者のファンがつきやすくなり、商品やサービスの購入率増加にも繋がります。
3. 認知度に依存しない集客ができる
現在はSNSやYouTubeで認知度を高め、商品やサービスを売る方法も主流となっています。
しかしなかには、SNSの発信が苦手だったり、YouTubeで顔出ししたりすることが苦手な人もいるでしょう。
その点SEO集客の場合は、認知度が必ずしも重要ではありません。
Googleが重視しているのは、あくまで「ユーザーファースト」なので、ユーザーに価値のある記事なら認知度がなくても検索上位を取れます。
認知度ではなく、価値ある情報で勝負できるのはSEO対策のメリットでしょう。
ブログのSEO対策でやるべきこと15個
それでは具体的にブログのSEO対策でやるべきことを15個紹介します。
ブログのSEO対策でやるべきこと15個
- 特化ブログを運営する
- E-E-A-Tを高める
- サイト構造をわかりやすくする
- キーワード選定をする
- キーワードをタイトルに含める
- キーワードを見出しに含める
- 読者のニーズを満たす
- 見出しの構造を最適化させる
- メタディスクリプションを設定する
- 画像や動画を活用する
- 画像にaltタグを加える
- ページの表示速度を速くする
- パンくずリストを設置する
- 内部リンクを貼る
- 被リンクを獲得する
順番に解説します。
1. 特化ブログを運営する
ブログには「雑記ブログ」と「特化ブログ」の2種類があります。
それぞれの特徴
- 雑記ブログ:ジャンルを絞らずに、自由に発信するブログ。
- 特化ブログ:ジャンルを絞って、情報を網羅的に発信するブログ
特化ブログを運営すべき理由は、Googleは専門性を高く評価するからです。
雑記ブログの場合、どんなサイトかGoogleが判断しにくく、結果的に専門性がないと評価されるおそれがあります。
そのため基本的には1つのジャンルで、多くてもジャンルを3つまでに絞って運営するようにしましょう。
雑記ブログと特化ブログの特徴については下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
2. E-E-A-Tを高める
E-E-A-Tとは、Googleの検索品質評価ガイドラインで定められた評価基準のことで、以下4つの頭文字を取ってできた言葉です。
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
上記の4つは重要な評価基準となるため、E-E-A-Tの高い記事作りを意識しましょう。
それぞれの指標について、具体的な対策は以下のとおりです。
やるべきこと | |
---|---|
Experience(経験) | 実際に商品やサービスを使った感想などを書く。 |
Expertise(専門性) | 情報を網羅的に書く。(特化ブログ) |
Authoritativeness(権威性) | 発信している分野にどれだけ精通しているか書く。 例)ブログ歴3年以上、TOEIC990点取得済など |
Trustworthiness(信頼性) | 正確な情報を書く。 データであれば参照元を明確にする。 |
たとえばブログのリード文でよく見る自己紹介は、権威性に該当しますよね。
E-E-A-Tを高めるほど検索上位を狙いやすくなるため、自分の発信するブログのE-E-A-Tの高め方を考えてみましょう。
3. サイト構造をわかりやすくする
サイト構造とは、サイトの設計図のようなものです。
サイト構造をわかりやすくすることで、Googleが記事の関係性を理解しやすくなり、高評価に繋がります。
サイト構造の設計で意識したいのが、カテゴリー分けです。
たとえばダイエットを発信するブログの場合、下記のようなカテゴリー分けが考えられます。
カテゴリー分けで意識すべきことは3つあります。
カテゴリー分けで大切なこと
- 階層を深くしすぎない(最大3つまで)
- カテゴリーの親子関係を意識する
- 記事が複数カテゴリーに当てはまらないようにする
ブログのカテゴリー分けについては下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
4. キーワード選定をする
キーワード選定とは、ユーザーが検索しやすいキーワードを選ぶことです。
ブログの記事を作るときは、需要のあるキーワードから逆算して作るのが鉄板となっています。
たとえば「ブログ 始め方」というキーワードからは、「ブログの始め方を知りたい」というニーズが考えられます。
そのためブログの始め方を解説した記事を作れば、このキーワードで検索した際に上位表示される可能性が高いです。
キーワード選定は記事制作の必須工程となります。
下記記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
5. キーワードをタイトルに含める
キーワードをタイトルに含める理由は2つあります。
キーワードをタイトルに含める理由
- Googleがキーワードに適した記事だと判断しやすいから
- ユーザーのクリック率が上がるから
キーワードをタイトルに含めるのは、ユーザーのクリック率を上げるのにも役立ちます。
たとえば「ダイエット 会社員」というキーワードで検索した場合、
- ダイエットにおすすめの昼ごはん10選
- 【会社員向け】ダイエットにおすすめの昼ごはん10選
であれば、後者のほうがクリックしたいと思いませんか?
クリック率上昇はSEOにも高評価なので、キーワードは必ずタイトルに含めるようにしましょう。
6. キーワードを見出しに含める
キーワードはタイトルだけではなく、見出しにも含めるようにしましょう。
見出しに含めることで、Googleにとってもユーザーにとっても、理解しやすい構造になります。
ただしキーワードを含めるときは、違和感のない範囲で行いましょう。
日本語に違和感のある見出しは、読者に不信感を抱かれるだけではなく、Googleからもペナルティを受けるリスクがあります。
見出しに含めるときは、h2見出しだけでOKですよ!
7. 読者のニーズを満たす
選定したキーワードから想定されるニーズを、確実に満たす記事を作りましょう。
読者のニーズを満たすことで、Googleからの評価アップに繋がります。
ニーズについて考えるときは、「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」を意識しましょう。
顕在ニーズ、潜在ニーズとは?
- 顕在ニーズ:読者が自覚していて、求めていること
- 潜在ニーズ:読者が自覚していないが、潜在的に求めていること
たとえば「ダイエット 会社員 やり方」というキーワードからは、以下のようにニーズを考えられます。
- 顕在ニーズ:会社員にピッタリのダイエット方法を知りたい
- 潜在ニーズ:ダイエット中の飲み会の付き合い方を知りたい
記事を作るときは、顕在ニーズで基準点を満たし、潜在ニーズで満点を目指すことが大切です。
潜在ニーズに正解はないですが、自分なりに深掘りして、競合記事と差別化できるようにしましょう。
8. 見出しの構造を最適化させる
見出しの構造の最適化とは、「階層構造を意識して見出しを使う」ということです。
見出しにはh1〜h6まで用意されています。
それぞれの見出しの使い方
- h1:タイトル
- h2:章の大テーマ
- h3:章の中テーマ
- h4:章の子テーマ
基本的にはh3までで、h4以降は補助的に使うことが多いです。
たとえば「【会社員向け】おすすめのダイエット方法5選」という記事を作った場合、見出しは以下のようになります。
h1:【会社員向け】おすすめのダイエット方法5選
h2:会社員がダイエットをするメリット
h3:1. スーツが似合うようになる
h3:2. モテるようになる
h3:3. 自分に自信がつく
h2:会社員におすすめのダイエット方法5選
h3:1. 朝ご飯を抜かない
h3:2. 筋トレをする
h3:3. 飲み会を断る
h3:4. 夜の炭水化物を抜く
h3:5. プロテインを摂取する
このとき、h3>h2のようになったり、h2の次がh4になってはいけません。
必ず数字の親子関係を意識して、h2〜h4までを使うようにしましょう。
9. メタディスクリプションを設定する
メタディスクリプションとは、検索結果で表示される記事の要約文のことです。
メタディスクリプションは、SEOに直接影響しないとされています。
しかし、
魅力的なメタディスクリプションでクリック率上昇
→記事のアクセス数増加
→Googleの評価も上昇
という間接的な影響は考えられるため、しっかりと書くようにしましょう。
なおメタディスクリプションは、PCだと120文字、スマホだと70文字程度しか表示されません。
そのためメタディスクリプションを書くときは、最大120文字前後で、重要な情報は冒頭に書くようにしましょう。
10. 画像や動画を活用する
記事内に画像や動画を埋め込むことで、ユーザーの利便性が向上し、SEOでも高評価となりやすいです。
記事に図解や操作動画などがあると、わかりやすいですよね!
また画像検索や動画検索で記事内のコンテンツが引っかかることもあるため、アクセス数増加も期待できます。
11. 画像にaltタグを加える
altタグとは、画像の内容を説明する文章のことです。
altタグを加えるメリットは3つあります。
altタグを加えるメリット
- Googleが画像の内容を認識できるようになる
- 画像検索で引っかかることがある
- ユーザーが記事内の画像を読み込めなかったときに表示される
Googleは画像を見てどんなものか判断ができないため、必ずaltタグを設定するようにしましょう。
atlタグは画像を挿入した際に、右側の設定画面で入力できます。
altタグを入力する際は、キーワードを適度に含めるようにしましょう。
上記の画像であれば、「ブログ SEO対策 キーワード選定」のようなaltタグが適切となります。
キーワードを含めすぎても違和感があるため、2〜4つのキーワードにしておくのがおすすめです。
12. ページの表示速度を速くする
ページの表示速度は、Googleの評価基準にも含まれています。
ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します
検索ユーザーはできるだけ早く質問に対する答えを見つけたいと考えています。研究によると、ユーザーはページの読み込み速度を非常に気にかけています。読み込み速度これまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、デスクトップ検索を対象としていました。そこで 2018 年 7 月より、ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することになりました。
出典:Google検索セントラル
表示速度が遅いとSEOにも悪影響なので、注意しましょう。
Googleが表示速度を重視する理由は、ユーザーの離脱率に影響するからです。
Googleは表示に時間がかかるほど、離脱率が上昇することを発表しています。
表示速度と離脱率の関係
表示速度 | 離脱率 |
---|---|
1~3秒 | 32%上昇 |
1~5秒 | 90%上昇 |
1~6秒 | 106%上昇 |
1~10秒 | 123%上昇 |
表示が遅いと別のページに移動しちゃいますよね……
ページの表示速度を速くする方法は以下のとおりです。
表示速度を速くする方法
- 画像や動画を軽くする
- WordPressテーマを利用する
- 質の良いレンタルサーバーを利用する
ちなみに当サイトはWordPressテーマを『SWELL』、レンタルサーバーを『ConoHa WING』にしてから表示速度が劇的に改善されました。
表示速度に不満がある場合は、SWELLやConoHa WINGを検討してみてください!
なお、表示速度を確認したい場合は『PageSpeed Insights』がおすすめです。
Googleが提供している無料ツールで、サイトのパフォーマンスを確認できます。
13. パンくずリストを設置する
パンくずリストとは、ページの現在地を階層構造で示したものです。
ブログでは下記画像のように表示されることが多くなっています。
パンくずリストを設置するメリットは、2つあります。
パンくずリストを設置するメリット
- Googleがサイト構造を理解しやすくなる
- ユーザーの利便性が向上する
パンくずリストはWordPressテーマやプラグインで設置できるため、忘れず設定しておきましょう。
14. 内部リンクを貼る
内部リンクとは、ブログの別記事のリンクのことです。
ちなみにブログ外のリンクのことを「外部リンク」と呼びます!
内部リンクがSEOに良い影響を与える理由は、3つあります。
内部リンクがSEOの高評価に繋がる理由
- クローラーの巡回が促され、インデックス登録されやすくなるから
- 関連のある記事同士を繋げることで記事の質が高まるから
- ユーザーの回遊率(記事同士の行き来)上昇に繋がるから
内部リンクは内部SEO対策の肝となるため、積極的に活用しましょう。
ただし関連性の低い記事を繋げてもマイナス評価になるため、記事同士の関連性は意識してください。
15. 被リンクを獲得する
被リンクとは、外部サイトに自分の記事のリンクを貼ってもらうことです。
被リンクを獲得することで、Googleから「このサイトは第三者も評価している」と判断され、SEO評価がグッと上がります。
ただし被リンク獲得は外部SEO対策です。
ここまで解説してきた内部SEO対策は自分で対策できる一方で、外部SEO対策は第三者に依存するため、内部SEO対策が完了してから取り組むようにしましょう。
効果的な被リンク獲得方法は、以下のとおりです。
被リンク獲得方法
- 寄稿する
- 一次情報豊富な記事を書く
- ポートフォリオサイトに登録する
寄稿とは、外部が運営するメディアで記事を執筆することです。記事内で自身のブログを紹介してもらうことで、被リンク獲得となります。
また一次情報が豊富な記事も、自然と被リンクを獲得できます。たとえばオリジナルの図解や自分だけの体験談を書けば、引用される機会も増えるでしょう。
最後にポートフォリオサイトですが、HTML名刺やリットリンクなどに自分のブログを載せることで被リンクとなります。
注意点として、不自然な被リンクは増やさないようにしましょう。
被リンク企画や被リンク購入などで増やした不自然なものは、Googleからペナルティを受けるリスクがあります。
私も過去に被リンクを自分で増やしすぎて、マイナス評価をくらったことがありました……
被リンクの基本は「良い記事を書いて自然と獲得する」なので、まずは良い記事を書く努力をしましょう!
ブログのSEO対策を行うときの注意点5つ
続いてブログのSEO対策を行うときの注意点を5つ紹介します。
ブログのSEO対策の注意点
- 無料ブログではなく、WordPressブログを運営する
- 継続的に更新する
- オリジナリティにこだわる
- 記事の解析をする
- リライトをする
順番に解説します。
1. 無料ブログではなくWordPressブログを運営する
無料ブログとは、『note』や『はてなブログ』、『アメブロ』などのサービスのことです。
無料ブログをおすすめしない理由は3つあります。
無料ブログをおすすめしない理由
- SEO対策が十分できないから
- SEOの評価は会社側のものになるから
- サービス終了のリスクがあるから
無料ブログは本記事で紹介したSEO対策が十分にできないため、検索上位を狙うのが難しいです。
また『Yahoo!ブログ』や『LINE BLOG』のようにサービス終了のリスクもあるため、ブログを資産として守りたいならWordPressブログの開設をおすすめします。
WordPressブログは月1,000円ほど費用がかかりますが、今回紹介したSEO対策を十分に行うことができます。
WordPressブログの開設方法については下記記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
2. 継続的に更新する
更新頻度が低いサイトは、SEOに悪影響を及ぼすおそれがあります。
なぜなら情報が更新されていないサイトは、信頼性に欠けるからです。
たとえば「レンタルサーバーおすすめ10選」という記事が2つあったとき、更新日が2016年と2023年の記事があったら、後者の記事を信頼しませんか?
このようにブログの定期的な更新はGoogleだけではなくユーザーからの信頼にも関わるため、1ヶ月以上ブログを放置するのはやめましょう。
3. オリジナリティにこだわる
記事のオリジナリティは、Googleが重視しています。
今回のアップデートにより、ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。
出典:Google検索セントラル
オリジナリティは先述した「E-E-A-T」にも関わる要素なので、できるだけ一次情報を盛り込むようにしましょう。
オリジナリティあるコンテンツの例
- 図解を豊富に使っている
- サービスや商品を使用した体験談を書いている
- 競合記事にはない要素を書いている
また、競合記事に類似しすぎた内容にしないことも重要です。
検索上位を狙うために競合記事の要素を参考にすることは大事ですが、細かい言い回しまで真似しないように注意しましょう。
最悪の場合、Googleから「類似コンテンツ」と判断され、ペナルティを受けるおそれもあります。
4. 記事の解析をする
SEO対策をした記事は、公開して終わりではありません。
記事を公開したあとは、解析を行うようにしましょう。
記事の解析を行うことで記事の改善点を発見でき、より上位表示を狙うことができます。
記事の解析でおすすめのツールは、『Googleサーチコンソール』と『Googleアナリティクス』の2つです。
いずれもGoogleが無料で提供しているツールとなります。
各ツールの概要
- Googleサーチコンソール:検索解析ツール。記事にアクセスする前の状態を分析できる
- Googleアナリティクス:アクセス解析ツール。記事にアクセスした後の状態を分析できる。
Googleサーチコンソールは、記事にアクセスする前の状態を分析できます。
Googlサーチコンソールでできることは、以下のとおりです。
Googleサーチコンソールでできること
- 記事が拾っているキーワードの分析
- キーワードの表示回数
- キーワードのクリック数
- キーワードの順位
Googleサーチコンソールのデータを見て改善することで、より検索上位を取れるようになります。
Googleサーチコンソールが記事にアクセスする”前”を分析できるのに対して、Googleアナリティクスは記事にアクセスした”後”を分析できます。
Googleアナリティクスでできることは、以下のとおりです。
Googleアナリティクスでできること
- 記事の離脱率の分析
- 記事の滞在時間の分析
- 記事のアクセス方法の分析
- 回遊率の分析
Googleアナリティクスのデータから改善することで、より滞在時間が長い魅力的なブログを作ることができます。
それぞれ必須のツールなため、忘れず無料登録をしましょう。
5. リライトをする
記事は公開後、何度もリライトをすることで検索上位を狙いやすくなります。
PLAN-Bの調査によると、リライトなしで伸長し続ける記事は全体の24%という結果が出ています。
解析ツールの分析データを用いて、記事は定期的にリライトするようにしましょう。
なお、1回目のリライトは記事を公開してから3ヶ月後がおすすめです。
理由は記事を公開してから順位が安定するまでに、大体3ヶ月〜半年ほどかかるからです。
まとめ:ブログのSEO対策をしてアクセス増加を目指そう!
本記事では、ブログのSEO対策方法を具体的に解説していきました。
ブログのSEO対策について、やるべきことは15個あります。
ブログのSEO対策でやるべきこと15個
- 特化ブログを運営する
- E-E-A-Tを高める
- サイト構造をわかりやすくする
- キーワード選定をする
- キーワードをタイトルに含める
- キーワードを見出しに含める
- 読者のニーズを満たす
- 見出しの構造を最適化させる
- メタディスクリプションを設定する
- 画像や動画を活用する
- 画像にaltタグを加える
- ページの表示速度を速くする
- パンくずリストを設置する
- 内部リンクを貼る
- 被リンクを獲得する
1つ1つは小さなことですが、積み重ねることで大きな効果を期待できるため、ぜひ意識して取り組んでみてください!