インターンのESが全然通らない……。
自分の学歴やスキルに問題があるのかな。
なんとか通過率を上げて就活を有利にしたいなぁ。
このような方に向けて記事を書きます。
インターンシップのESが通らないと本当にへこみますよね……。「もしかして自分に魅力がないのかなぁ」と自己否定してしまう気持ちはよくわかります。
僕は夏のインターンで大手企業を中心にESを20社以上出したんですが、見事に全廃……。
「残念ですが、今回はお見送りさせていただきます」というメールが来るたびに落ち込み、同じ企業に出した友人が通過するのを見るたびに劣等感を味わいました。
夏のインターンで絶望を味わった僕でしたが、人一倍負けず嫌いの僕は冬のインターンに向けてES攻略を徹底的に行うことを決意。
その結果、なんと冬のインターンでは通過率を80%以上にすることができたんです。
なのでインターンのESが通らなくて落ち込んでいる人は安心してください。
ESの通過率を上げることは誰でもできます。しかも学歴やスキルに依存しません!
本記事ではインターンのESの通過率を上げる方法を余すことなく伝えるので、ぜひ参考にしてください。
記事を書いている僕の自己紹介
インターンのESに落ちまくる理由3つ
最初に伝えたいことがあります。
それは、「ESの通過率に学歴はほとんど影響しない」ということです。
たとえば就職難易度が高いことで有名なサントリーの採用大学を確認してみると、以下のようになっています。
サントリーの採用大学
東京大学、京都大学、大阪大学、東北大学、名古屋大学、九州大学、神戸大学、一橋大学筑波大学、広島大学、滋賀大学、大阪府立大学、福岡大学、横浜国立大学、横浜市立大学、国際教養大学、金沢美術工芸大学、早稲田大学、慶応大学、上智大学、東京理科大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、学習院大学、成城大学、帝京大学、武蔵野美術大学、同志社大学、立命館大学、関西大学、関西学院大学、立命館アジア太平洋大学、共立女子大学、聖心女子大学、津田塾大学、東京女子大学、日本女子大学など
出典:ハイキャリ就活
有名大学もありますが、中堅大学の名前も確認できるため、「学歴を重視しているわけではない」と解釈して良いでしょう。
このような学歴を重視しない流れはサントリー以外の企業でも多く確認できるため、ESが通らないことを学歴のせいにするのはやめましょう!
僕も中堅大学卒業ですが、大手企業のインターン参加や内定をもらうことはできましたよ!
では学歴が原因じゃない場合、何がES落選の原因になるのか。
理由は以下3つです。
インターンのESに落ちまくる理由3つ
- 書き方が悪いから
- 具体性に欠けるから
- 差別化できていないから
順番に解説します。
1. 書き方が悪いから
ESの書き方を知らずになんとなく書いた結果、落ちてしまうパターンがこちらです。
ESの書き方が悪いと落ちる理由は、
- 企業の人が途中で読むのをやめてしまうから
- 読んだとしても趣旨を理解しにくいから
です。
大手企業の場合は、特に一人一人のESに時間を割いている余裕はありません。なぜなら企業には、何千というESが届くからです。
そのため読みにくいESは、「読みにくい」という理由で落とされてしまうおそれがあります。
たとえば、よくある悪い例が下記のようなものです。
悪い例
私が学生時代がんばったことは、飲食店のアルバイトです。私が働いていた店はアルバイト5人がホール、社員2人がキッチンに入って店を回すようなアルバイトでした。そのためホールにおいて、責任感のある仕事を任せてもらいました。具体的には、回転率を上げるための工夫です。
私がアルバイトに入るまでは、回転率が悪く、店の収益が上がらないことが課題でした。そのためどのようにお客様をご案内すれば待ち時間を減らせるのかを考え、アルバイトメンバーで協力しました。
結果的にランチ営業は2回転が限界だったところが4回転できるようになり、1日あたりのランチ収益を2倍以上上げることができました。私はこの経験より、課題がどこにあるのかを考え、トライアンドエラーで検証してみる重要性を学びました。
このESではいくつかツッコミどころがあるのですが、1番悪い点は結論ファーストで書かれていないことです。
ESで企業の人が見ているのは、「その経験から何を学んだか」になります。つまり学んだことが結論です。
そのためESを書くときは、以下のようにするのが望ましいです。
良い例
私が学生時代にがんばったことは、飲食店のアルバイトです。私はアルバイトを通じて、課題発見とトライアンドエラーの重要性を学びました。
何を経験して、何を学んだかがすぐにわかりますよね!
ESの書き方を熟知している就活生は良い例のように書く人が圧倒的に多いため、書き方が悪いと落ちる原因になってしまいます。
文章の書き方を学びたい方は下記記事を参考にしてください。ブログの書き方の記事ですが、根本は変わらないので、ESでも通用します。
2. 具体性に欠けるから
ESの書き方に問題がなくても、「内容に具体性がない」という理由で落ちることがあります。
具体性がなくて落ちてしまう理由は、内容に現実味がなくなってしまうからです。
どれだけ素晴らしい結果だとしても、「チームと協力して」や「やり方を工夫して」のようなふわっとしたものだと、説得力にかけますよね……。
たとえば先ほど挙げたESの例の場合、悪い例のままだと具体性に欠けた箇所があります。
悪い例
私が学生時代がんばったことは、飲食店のアルバイトです。私が働いていた店はアルバイト5人がホール、社員2人がキッチンに入って店を回すようなアルバイトでした。そのためホールにおいて、責任感のある仕事を任せてもらいました。具体的には、回転率を上げるための工夫です。
私がアルバイトに入るまでは、回転率が悪く、店の収益が上がらないことが課題でした。そのためどのようにお客様をご案内すれば待ち時間を減らせるのかを考え、アルバイトメンバーで協力しました。
結果的にランチ営業は2回転が限界だったところが4回転できるようになり、1日あたりのランチ収益を2倍以上上げることができました。私はこの経験より、課題がどこにあるのかを考え、トライアンドエラーで検証してみる重要性を学びました。
上記の太字の部分が具体性に欠けている箇所です。
「待ち時間を減らすために具体的になにをやったか」は就活生の人柄や考えが出る部分であり、企業側が知りたい箇所になります。
そのため以下のように変えると、具体性が増して企業側の納得感も増すでしょう。
良い例
私がアルバイトに入るまでは、回転率が悪く、店の収益が上がらないことが課題でした。そのため回転率を上げるために、お待ちしているお客様のオーダーを先に取ること、人数によってご案内する席を変えることを実施しました。また自分一人では限界があるため、アルバイトメンバーにはLINEの全体共有で呼びかけ、全員が取り組めるように工夫をしました。
結果的に……
文字数の制限もあるためここまで具体的に言えるとは限りませんが、1つくらいは具体的な工夫点を盛り込めると良いでしょう。
3. 差別化でできていないから
僕がESに落ちまくった1番の理由はこちらですね……。
夏のインターンのES時点では他の就活生と同じような経験しか書くことができず、差別化が全くできておりませんでした。
差別化ができていないことが選考で不利になる理由は、埋もれてしまうからです。
企業の方は毎年何千ものESを読んでいるため、同じような経験が書かれていても、「お!これはぜひ話を聞いてみたい」とはなりづらいんですよね……。
そのためESに書く内容が差別化できていると、それだけで選考通過率が上がります。
はっきりと申し上げますが、飲食店や塾講師アルバイト、留学、体育会の部活などの体験は差別化をすることが難しいです。
なぜなら多くの人が経験しているから。
もし今上記に当てはまる内容をESに書いているのなら、対策方法は2つあります。
- 具体性を増して差別化する
- 書く内容を変える
ESの提出までに時間がない場合は、前者の具体性を増して差別化する方法をおすすめします。
飲食店のアルバイトであれば、どんな課題があって、どんな取り組みをしたのか、とかですかね。
体育会系の場合であれば、現状のチームの課題はこういうところで、それを解決して、リーグ優勝した、なども良いでしょう。
大まかな内容自体は被ってしまうかもしれませんが、具体的な内容は人それぞれ異なります。自分の経験を深掘りして、書いてみてください。
ESの提出までに時間がある場合は、そもそも書く内容から差別化する方法をおすすめします。
ちなみに僕はこちらの方法でES通過率を上げました!
内容で差別化する場合の経験としては、以下のようなものが考えられます。
- ショート動画を駆使して、Instagramのフォロワー数を1万人にした
- YouTubeで本紹介をし続けた結果、憧れの作家と対談できた
- SEOを勉強してブログで月10万円を稼げるようになった
上記の経験は就活生でも取り組めている人が少ないので、かなり差別化ができます。
またSNSやWebマーケティングは企業も力を入れたいジャンルのため、「話を聞きたい」と思ってくれる企業も多いです。
僕はブログの経験を冬のインターンで書いたんですが、かなり深いところまで聞かれました(笑)
「まだ時間があるから、1から挑戦してみたい!」という方は、下記記事を参考にしてください。差別化できるガクチカを作る方法をかなり詳しく解説しています。
インターンのESに落ちまくる人の対策方法3つ
ここからはインターンのES通過率を上げる実践的な方法を紹介します。
インターンのESに落ちまくる人の対策方法3つ
- ESの書き方を学ぶ
- 企業研究を熱心に行う
- ESを第三者に読んでもらう
僕はこれらを繰り返し行うことで、本選考のES通過率もグッと上がりました!
1. ESの書き方を学ぶ
まずはESの書き方をしっかり学びましょう。読みにくいESはその時点で落とされてしまいます。
具体的には先ほども伝えたとおり、「結論ファースト」を心がけてください。
「学生時代がんばったことは?」と聞かれれば、「学生時代がんばったことは、〇〇です」と最初に書く。
「挫折経験はなんですか?」と聞かれれば、「挫折経験は〇〇です」と最初に書く。
こんな感じです。
そのうえで、
- 結論
- 理由
- 具体例
- 結論
のような形で書くと、かなり読みやすいESになります。
そしてここからが大事な部分になるんですが……。
通過したESを必ず確認するようにしてください。自分が提出する企業について、すでに通過したESを見て傾向をつかむことは超重要です。
なぜならどんなESを好むかは企業によって異なるから。
たとえば僕の場合、とある企業の通過ESを研究したところ、「この企業は、ユーモアのあるESが通りやすいのではないか?」という傾向が見えてきました。
そのためESに書いてあった「特技は何ですか?」について、「カラオケ(ミスチルのモノマネ付き)」と提出することにしました(笑)
結果、ESは通過。その後の選考も通過していきました。
この回答がどれくらい生きたかはわかりませんが、加点はされたと思います(笑)
このような傾向を掴み、自分で仮説を立てることは選考を突破するために重要です。
ゲームをクリアするためには攻略本を読んだほうが効率が良いですよね?それと同じです。
通過ESを確認する方法は、以下のとおりです。
- 大学のキャリアセンターに行く
- 先輩のツテからES入手する
- ネットのサービスを利用する
1番おすすめの方法は、「ネットのサービスを利用する」です。
なぜなら母数が圧倒的に多く、傾向を分析しやすいから。
僕はずっとネットで情報を入手していました。
おすすめは『unistyle
上記のような大手企業を含め、幅広くESを確認できるため利用して損はないです。
ぜひ効率的にESの書き方を学ぶためにも利用してみてください。
2. 企業研究を熱心に行う
本気で行きたい企業なら、インターンシップであっても企業研究を熱心に行いましょう。
企業研究が大切な理由は、企業の想いと自分の想いが重ね合うポイントを探るためです。
たとえば企業が「これからは海外に力を入れていきたい」と考えているにもかかわらず、ESで「これからは国内シェアが大事になるので国内でがんばりたい」と書いても企業側に響きづらいですよね?
また具体的な事業内容ではなくても、挑戦的なのか、保守的なのか、など企業によって大事にしている考え方は異なります。
よって自分の経験や考え方と企業の想いが重なるポイントを探るために、企業研究は熱心に行いましょう。
企業研究でおすすめの方法は以下の通りです。
企業研究でおすすめの方法
- 企業HPの統合報告書やIRの確認
- 採用サイト
- 業界地図
- YouTubeの企業広報系
- OB訪問
- 書籍
僕は書籍とOB訪問、統合報告書を中心に研究しました。
注意点として、ノウハウマニアにならないようにしてください。
どれだけ知識があっても、それを生かせないと意味がありません。知識を集めることが目的にならないように注意しましょう。
3. ESを第三者に読んでもらう
ESを書いている間はどうしても視野が狭くなりがちです。気づかぬうちに、どんどん読みにくいESになっているおそれもあるため、提出する前には第三者に読んでもらうようにしましょう。
第三者に読んでもらうことで、自分では気づかない視点で提案をしれますよ。
読んでもらう人は、
- 大学のキャリアセンター
- 就活仲間
- 恋人
- 家族
など誰でも良いです。
注意点としては、たくさんの人に意見をもらいすぎないこと。
当たり前ですが、人の数だけアドバイスは異なります。
たくさんの人にアドバイスを求めると迷走してしまうおそれがあるため、アドバイスは多くても3人くらいにとどめましょう。
インターンのESが落ちまくる状況は改善できる!
ということで、本記事ではインターンのESが落ちまくる状況を改善する方法を具体的に解説しました!
今回紹介した方法を取り組めば、今以上にESの通過率は上がるので、ぜひ取り組んでみてください。
最後に就活で1番大切なことを伝えます。
それは「自分を諦めないこと」です。
学歴、スキル、資格、経験など、自分がESに通過しない理由をあげたらキリがありません。
しかしそこで自分を諦めてしまったら、それこそESの通過率は0%になります。
僕が大好きなスヌーピーの名言で「配られたカードで勝負するっきゃないのさ」というのがあります。
今自分が持っているカード、そしてこれから持てそうなカードで、就活は戦うしかありません。
自分がどうしてもいきたかった企業に、ES落ち。とりあえず受けてみた友達がESに通過しているのを知ったら、絶望することもあるでしょう。
しかしそれでも自分を諦めなかった人だけが、納得感のあるキャリアを歩めます。
僕は夏のインターンのESがズタボロでしたが、そこで諦めなかったからこそ、今があります。
この記事を読んで行動を起こそうとしているあなたなら絶対に大丈夫です。
自分を信じてがんばってください!
申します!