学歴ロンダリングはやめとけ! 旧帝大の大学院に進んだ僕が実体験をもとに解説

就活で学歴フィルターをくぐり抜けるために考えるのが、学歴ロンダリングじゃないでしょうか。

旧帝大以上の大学院に進学すれば、学歴が良くなって就活が有利になるのでは……?

僕自身、大学生のころはそう思っていました。

そして結果的に、地方国公立の理系から旧帝大の大学院にロンダリングをしました。

その経験も踏まえて、学歴ロンダリングをして良かったか、就活ではどうなったのか書いていきたいと思います。

今学歴ロンダリングをしようか迷っている大学生が参考にしてくれたら嬉しいです。

目次

そもそも学歴ロンダリングとは?

学歴ロンダリングとは、大学院を名のある大学にして、最終学歴を良く見せることです。

諸説ありますが、就活には学歴フィルターが存在するとされています。

学歴フィルターとは、学歴の高い学生を採用するために、学歴が一定水準以下の学生をエントリーシートの時点で不採用にしてしまうものです。

(「学歴フィルターは存在する」と明言している企業もあるみたいですね……。)

学歴ロンダリングとは、最終学歴を更新することで学歴フィルターを通り抜ける方法になります。

学歴ロンダリングの例

地方国公立、地方私立大学→東大、京大、その他旧帝大の大学院

上記のように、大学院進学先を内部ではなく外部にすることで、パッと見の印象を良くすることができるのです。

【結論】学歴ロンダリングだけが目的なら、大学院進学はやめとけ

学歴ロンダリングが目的で、大学院を変えるのはやめとけ。

先に結論を言っておきますね。

マジで学歴だけを求めて大学院を変えるのは、やめておいたほうが良いです。

僕の場合は、地方国公立→旧帝大の大学院とロンダリングをして、学歴をアップデートさせました。

そして僕が就活で受けたのは、東証一部上場をした大手食品メーカーばかりです。

その結果わかったのが、「企業はそれほど学歴を重視していない」ということでした。

【体験談】就職で必要なのは学歴じゃなくて経験だった

「旧帝大学卒業見込み」の学歴とガクチカ(※)を400文字くらい書いて、エントリーシートを大手企業に10社以上提出。
※学生時代頑張ったこと。通称ガクチカと呼ばれる

その結果待っていたのは、8割以上の企業からのお祈りメールでした。

ちなみに僕は深刻すぎるほどの大手病で、大手企業に行きたい想いだけは人一倍強かったです。

そのため、

・エントリーシートは、1週間以上かけて全て作成
・キャリアセンターor大手内定の先輩に3回以上添削(全てのエントリーシート)
・本気で行きたい企業は直アポでコネ作り

までしました。

その結果、8割以上の企業からのお祈りメール。

ズタボロの結果を前に、僕は気づきました。

企業が重要視しているのは、「学歴」じゃなくて「経験」ということに。

この事実は、エントリーシートを通過した企業の集団面接、そして内定をもらった企業の内定式で気づきました。

誤解を恐れずに言うのなら、出身大学はさまざまだったのです。

もちろん東大、京大をはじめとする、旧帝大の大学院出身もいました。でも同じくらいその他の大学出身もいたんです。

冷静に考えればわかります。

企業が見ているのは、「何を学生時代にしてきて、何を学んだかの経験」なんです。

仮に学歴フィルターがあったとしても、最後の内定を勝ち取るのは「経験」です。

・東大卒で、学生時代は飲みサーで遊ぶ毎日
・地方大学卒で、学生時代は所持金0円で世界一周を果たした

この二人が最終面接にいたらどっちを取りたいですか?

絶対に後者ですよね。極端な例かもしれませんが、面接ではこのような経験が物を言います。

ちなみに転職で必要なのも経験

もはや転職で学歴なんて、見られていないに等しいです。見られているのは、本業や職業での経験になります。

僕自身も学歴ではなく、副業のブログの経験を買ってもらいWebメディア編集者に転職できました。

ちなみに、大学生のブログは学歴ロンダリングの何十倍も良い経験となります。下記で始め方を解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

僕だけの話じゃ頼りないので、有名な方も。

転職アンテナ』というメディアを運営しているmotoさん(@moto_recruit)は、短大を卒業後、ホームセンターに就職して、それからマイナビやリクルートなどの7回の転職をしています。

その間にメディア運営や会社売却、書籍出版もした超スゴイ方です。

大変失礼な話ですが、motoさんも学歴ではなく経験でここまでの実績を積み上げてきたと言えるでしょう。

学歴ロンダリングのメリット

そうは言っても、就活に関係なく学歴ロンダリングをしたメリットもあります。

しかし、これらのメリットがロンダリングを後押しするほど強くはないので、参考程度にお願いします。

1. TOEICのスコアが上がった

学歴ロンダリング先として人気な旧帝大の場合、入試にTOEICのスコアが必要になるケースが多いです。

僕の進学先の場合は、「TOEICスコア/10」が英語の持ち点として加算されました。

大学院の入試は「英語の点数+理系教科2つ(当日テスト)」の場合が多いので、スコアを更新できるTOEICをがんばるロンダリング勢は多いです。

僕も例外ではなく、TOEICスコアを490→780まで上げることができました。

TOEICのスコアは大学院入試だけではなく、就活に必要なケースもあったので、このスコアに助けられました。

2. ブラック研究室を通じてスキルが上がった

研究室選びに失敗した僕は、

  • 土日祝なし
  • 1日朝から晩まで研究をし続ける

なブラック研究室に2年間通いました。

コヤ

「大学院 やめたい」と何回検索したかわからないです。

そんなブラック研究室を通じて、僕の社会人としてのスキルは底上げされたと思います。

・簡単には折れない心
・ストイックにやり続ける力
・パワポやプレゼン力

などは認めたくないですが、ブラック研究室を通じて身につきました。

研究をすることが目的ではなかった僕としては辛いものがありましたが、今もこれらのスキルに助けられている部分はあります。

3. ロンダリングの経験自体が自分の自信になった

学歴ロンダリングは、面倒臭いです。

本来ならば必要ではないTOEICや入試勉強をしなければならず、その分大学生活で遊べなくなります。

しかし「就活を有利にしたい」という不純な動機であっても、目標を掲げて達成したのは、僕にとって自信になりました。

がんばれば、なんとかなる。

そんな自信が身についたのは、学歴ロンダリングの経験でした。

学歴ロンダリングのデメリット

そんなメリットを上回るデメリットを僕は感じました。そちらも赤裸々に語ります。

1. そこまで就活に有利にならないのでコスパが悪い

散々伝えましたが、学歴ロンダリングによって就活はそこまで有利になりません。

たとえ学歴フィルターを突破できたとしても、面接で「経験」を語れない人は落とされます。

さらに大学院はタダではなく、お金がかかります。

1年に100万円以上かけてまでも学歴を良くしたいのか、よく考えてみてください。

ちなみに大学生で就活を有利にしたいなら、ブログがおすすめです。

初期費用を安く抑えながらも月100万円以上稼ぐポテンシャルもあり、就活の選考でも有利になる経験となります。

下記記事では大学生のブログの始め方を解説しているので、ぜひ参考にしてください。

2. 研究室選びを誤り、鬱状態になりかけた

僕はブラック研究室を選択したあげく鬱状態になりかけました。

・家から出られず震える
・研究室で泣いてしまう
・食欲不振

などいろいろな症状が出ました。

もちろん、ロンダリングをした学生全員がそうなるわけではありません。

しかし、外部からの大学院進学は情報量が少なく、研究室選びを誤りやすいです。

研究室見学もありますが、「この研究室ってブラックですか……?」なんて聞きにくいじゃないですか。

ここまでの内容を読んでもロンダリングを考えているなら、研究室選びは慎重にしてください。

3. 大事な2年間を拘束された

20代も後半になったからこそわかります。20代の2年間って本当に重要です。

研究室という狭い世界で研究をしているなか、同じ年代の人は社会に出て「お金を稼ぐ」「社会に接する」貴重な経験をしているんです。

その2年間を拘束されてしまったことを、今になって後悔しています。

ロンダリングに限らず、大学院に進むべき人は研究に情熱がある人だけで十分です。

まとめ

この記事を通じて僕が言いたかったことは、「学歴ロンダリングはやめとけ」です。

その情熱があるのなら、今すぐ長期インターンシップやブログ、プログラミングを始めたほうが良いです。

特におすすめなのは、ブログです。

ブログは無料で始められるのに、Webマーケティングスキルやライティングスキルを身につけることができ、就活の選考を有利にするポテンシャルがあります。

ブログを今から始めたい方は下記記事を参考にしてください。

就活で必要なのは「学歴」ではなく、「経験」です。

僕と同じような後悔をしないためにも、よく覚えておいてくださいね!

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