- NFTのホワイトリストがどういうものかよくわからない……
- NFTのホワイトリストについて詳しく知りたい!
NFTでは、「ホワイトリスト」という言葉をよく見かけますよね。「WL」や「Allowlist」という表現がされることもあります。
ホワイトリストとは、かんたんにいうと「NFTを優先購入できる権利」のことをいいます。ホワイトリストさえ持っていれば、人気のNFTでも格安で購入できることが多いです。
それを踏まえて、本記事ではNFTののホワイトリストについて下記のことを解説します。
- ホワイトリストを獲得する3つのメリット
- ホワイトリストを獲得するために必要なもの
- ホワイトリストの2つの獲得方法
記事の最後には、ホワイトリストを獲得するときの注意点も解説します。ぜひ最後まで読んでください。
なおこの記事は、1,000人以上が参加するNFTコミュニティ『THE CITY』の運営や、月間100万PV以上のメディアを編集しているコヤ(@koyablogs)が書いています。
NFTのホワイトリスト(WL)とは?
ホワイトリスト(WL)とは、NFTを優先購入できる権利のことを言います。
優先購入できるだけではなく、ホワイトリスト保持者は一般販売よりも安くNFTを購入できることが多いです。
そのため、NFTの売買で利益を取りたいと考えている方にとっては、ホワイトリストの知識は必須となります。
なぜならホワイトリストで安く人気NFTを購入できれば、それ以上の価格でNFTを販売し、利益を出しやすいからです。
ホワイトリストは、発売前にDiscordやTwitterなどで配布することが多いです。
人気NFTであるほど、発売前にはどうすればホワイトリストを手に入れられるか注目されます。
NFTのホワイトリスト(WL)を獲得するメリット3つ
ホワイトリスト(WL)を獲得するメリットは、以下の3つです。
- NFTを格安で購入できる
- NFTを確実に購入できる
- ガス代を抑えて購入できる
それぞれ、順番に解説します。
1. NFTを格安で購入できる
ホワイトリストを持っていると参加できる先行販売は、一般販売よりも安い価格設定になっていることが多いです。
一般的にNFT販売では、先行販売を『プレセール(Presale)』、一般販売を『パブリックセール(Pablic sale)』と呼びます。
イメージしやすくするために以下に例を挙げてみます。
プレセール(Presale)
パブリックセール(Pablic sale)
このように、ホワイトリストを獲得して先行販売に参加できれば、格安で購入が可能です。
また、安く購入できるということは、売ったときに利益が出しやすくなります。
NFTで稼ぐという点では、ホワイトリストの獲得はとても重要です。
2. NFTを確実に購入できる
NFTは、販売枚数に限りがあります。
そのため、事前の期待が高くなると、一般販売で購入者が殺到して売り切れになってしまう可能性が高いです。
売り切れが心配なNFTは、ホワイトリストを持っていると安心です。
NFTの先行販売は、ホワイトリストを持っていると参加できるため、確実に購入できます。
ホワイトリストがない場合に参加する一般販売では、早い者勝ちになり購入できない人も出てきます。
仮に一般販売でも購入できないと、2次流通での購入になります。
人気NFTの場合、2次流通での購入は、高額になるおそれがあります。
そのためNFT購入時にホワイトリストを持っているときの安心感は、とても大きいです。
3. ガス代を抑えて購入できる
ガス代というのは、ブロックチェーンを利用するときの手数料です。
ガス代は、同じ時間に利用している人が多いときには高くなり、少ないときには安くなる特徴があります。
注目度が高いNFTの通常販売には、販売枚数よりも買いたい人が多くなるため、争奪戦が発生します。
結果、ブロックチェーンが混雑してガス代が急騰しやすいです。
数百円のNFTを買うために、数千円のガス代が発生することもあります。
しかし、ホワイトリストを持って先行販売に参加できれば決まった人数しか参加できません。
結果、競争になることなく、安いガス代で購入できます。
NFTのホワイトリストを獲得するために必要なもの3つ
ホワイトリストを獲得するにあたり、事前に準備すべきものがあります。
これらがないとホワイトリストを獲得できないおそれがあります。
- Discord ID
- Twitterアカウント
- MetaMaskのウォレットアドレス
ホワイトリストが欲しいと思っている方でまだ持っていないものがあれば、あらかじめ準備しておきましょう。
これら3つについて、簡単に解説します。
1. Discord ID
NFTのホワイトリストは、Discordコミュニティへの参加がホワイトリストの獲得条件になっていることが多いため、アカウントは事前に作成しておくとスムーズです。
Discord IDは、「山田太郎#1234」のように、「名前+#番号」で表記されています。
ホワイトリスト申請時には、「名前+#番号」で申請をしましょう。
Discord IDは、ホワイトリストの申請を、Googleフォームなどで情報提供する場合に必要になることが多いです。
※DiscordのIDは、コミュニティごとに変わることはありません。
2. Twitterアカウント
ホワイトリストを獲得するためには、Discord IDに加えて、Twitterのアカウント情報の提出を求められることも多いです。
提出で必要なTwitter アカウント情報とは、「@aaaaa」のような「@+アルファベット」の部分となります。
NFTの情報もTwitter上で発信されることが多いため、NFT用のアカウントを用意しておくと良いでしょう。
3. MetaMaskのウォレットアドレス
ウォレットアドレスとは、「Ox…」となっている文字列の情報です。
MetaMaskのウォレットアドレスを事前に報告していないと、ホワイトリストを持っていてもNFTの先行販売に参加できません。
ホワイトリストを使ってNFTをミント(発行)する際は、報告したウォレットを接続することで、NFTを購入できるからです。
ウォレットアドレスの提出は、ホワイトリスト当選前に提出する場合とホワイトリスト当選後に提出する場合があります。
運営に確認して提出するようにしましょう。
NFTのホワイトリストを獲得する方法2つ
ホワイトリストは獲得するメリットも大きく、「自分もホワイトリストが欲しい」と感じている人もいるかもしれません。
そのため、次からはホワイトリストの獲得方法について、以下の2つを紹介していきます。
- Discordで公式コミュニティに参加する
- Twitterのプレゼント企画に参加する
それぞれ詳細を確認します。
1. Discordで公式コミュニティに参加する
DiscordのNFTコミュニティ内では、ホワイトリストが貰えるキャンペーンやゲームなどが行われています。
キャンペーン内容は、お題をクリアしたり、ファンアートを制作して投稿したりするものが多いです。
プロジェクトの拡散や認知の拡大、コミュニティ内が盛り上がるような活動がホワイトリスト獲得に繋がります。
ゲームとして多いのは、ランブル(rumble)といってボタンを一つ押すだけで参加できる抽選会です。こちらは運よく勝てると、ホワイトリストがもらえます。
NFT発売前で興味があるプロジェクトがあれば、積極的にコミュニティに参加しておくと、ホワイトリストを獲得できるチャンスも増えるでしょう。
2. Twitterのプレゼント企画に参加する
NFTプロジェクトは、Twitter上でホワイトリストのプレゼント企画を始めることがあります。
企画の参加条件で多いのは、以下のようなものです。
- 告知ツイートのいいね&リツイート
- プロジェクトや運営メンバーのTwitterをフォロー
- Discordコミュニティへの参加
ホワイトリストの当選は、企画者が「自動で行う場合」と、「手動で選ぶ場合」があります。
手動の場合は、少しでも当選確率を上げるために、「なぜそのNFTが欲しいのか」などをツイートのリプライで行うと良いでしょう。
一度落選しても、複数回実施する場合もあるので、継続して情報を確認することをおすすめします。
NFTホワイトリストの探し方2つ
NFTの売買で稼いでみたいと考える場合、ホワイトリストの獲得はとても重要です。
しかし、「ホワイトリストの探し方がわからない……」と悩んでいる人も多いでしょう。
ホワイトリストを探すには大きく分けて2通りの方法があります。
- Twitterで探す
- Discordのチャンネルで探す
1. Twitterで探す
Twitterを使うと、色々なプロジェクトのホワイトリストが見つかります。
Twitterの検索窓に、以下のワードを入れてみてください。
- ホワイトリスト
- WL
- giveaway
このワードを組み合わせながら検索すると、色々なプロジェクトのホワイトリストが出てきます。
そこから気になるプロジェクトに応募してみましょう。
ただし海外のNFTなど、なかには実態が怪しいものも存在します。
TwitterでNFTのgiveawayに参加するときは、そのNFTプロジェクトがしっかりしているものか、代表のTwitterなどを見て確認しましょう。
2. Discordのチャンネルで探す
多くのDiscordコミュニティ内には、「giveaway」や「ホワイトリスト」というチャンネルがあります。
そのチャンネル内では、ホワイトリストの獲得情報が投稿されています。
色々なプロジェクトのDiscordでみられるチャンネルなので、いくつかDiscordに参加して探してみてください。
NFTホワイトリストの注意点3つ
ホワイトリストを獲得するための活動には、いくつか注意事項があります。
ホワイトリストは誰もが獲得したいため、詐欺も多いです。
最悪の場合、自分の持っているNFTが全て盗まれるリスクもあるため、最低限下記3点には注意しましょう。
- 怪しいDMやメンションに注意する
- 偽ミントサイトに注意する
- MetaMaskのシークレットリカバリーフレーズを教えない
それぞれ順番に解説します。
1. 怪しいDMやメンションに注意する
ホワイトリストの当選DMやメンションが届いたとき、相手が詐欺師である可能性があります。
相手が詐欺師の場合、DMやメンション内に怪しいリンクがついていることが多いです。
このリンクからMetaMaskを接続してしまうと、NFTが盗まれてしまいます。
DMやメンションが来たとき、確認することは下記のことです。
- 自分が応募したホワイトリストの抽選企画か
- DMやメンションをした人は本物か
自分が応募した覚えのないホワイトリストの当選の場合、間違いなく詐欺です。
応募もしていないのに当選することはないため、対応せず無視しましょう。
応募したホワイトリストの抽選だったときは、DMやメンションを送ってきたTwitterアカウントが本物か確かめましょう。
- 信頼している人がフォローしているか
- フォロワーの数が極端に少なくないか
これらを確認して、本物であった場合は、対応してください。
2. 偽ミントサイトに注意する
ミントサイトとは、獲得したホワイトリストを使ってNFTを発行することです。
ホワイトリストを獲得したあとは、ホワイトリスト申請したMetaMaskのウォレットアドレスを接続することで、NFTを発行できます。
ミントサイトはNFTの発売日当日、公式からアナウンスされますが、このとき偽ミントサイトが発生しやすいため、注意してください。
偽ミントサイトの場合、MetaMaskを接続してしまうと、NFTを全て盗まれるおそれがあります。
ミントサイトが公式かどうか判断する方法は、下記の通りです。
- 公式Discrodコミュニティ内で発表されているか
- Discordコミュニティの運営から発表されているか
ミントサイトは公式Discordコミュニティ内で発表されることが多く、Twitterで公開されることはほとんどありません。
ミントサイトがTwitterで公開されたときは、疑いの目を持ちましょう。
また公式Discordコミュニティ内でも、詐欺師が偽ミントサイトへ誘導することがあります。
ミントサイトのURLを貼った人が、Discordコミュニティの運営者か確認しましょう。
3. MetaMaskのシークレットリカバリーフレーズや秘密鍵を教えない
ホワイトリストの当選やミントサイトなど、どの場面でもMetaMaskのシークレットリカバリーフレーズや秘密鍵が聞かれた場合は、100%詐欺です。
MetaMaskのシークレットリカバリーフレーズや秘密鍵は、情報を全て開示してしまうパスワード。
これらを教えてしまうと、NFTだけではなく、ETHなどの仮想通貨も盗まれてしまいます。
公式が、シークレットリカバリーや秘密鍵を教えることはありません。「聞かれたら、詐欺」と考え、対応しないようにしましょう。
NFTの詐欺はホワイトリストに限りません!詐欺を99%防げる方法を記事にしたので、こちらも参考にしてください!
NFTのホワイトリストを獲得したあとは、ミントをしよう!
最後に、TwitterやDiscordでホワイトリストに当選した後の流れを解説します。
まず、必須なのは販売当日に使用するウォレットアドレスを提出することです。
ホワイトリストの応募時に、ウォレットアドレスを提出する場合もありますが、提出していないときは事前に提出をしておきましょう。
ウォレットアドレスの提出は、Discordコミュニティ内に案内があることが多いです。
ウォレットアドレスを提出していないと、先行販売するミントサイトに接続することができないため、購入できません。
ウォレットアドレスの提出後は、下記のことを確認しておくと良いでしょう。
- 販売日
- 時間帯
- 販売価格
- 購入の限度枚数
公式の販売サイトが発表されるチャンネルなども確認しておくと安心です。
大事なこととして、ホワイトリストを獲得したからといって絶対に購入しなければいけないわけではありません。
プロジェクトのロードマップやビジョン、販売価格などから購入しないという判断をするこも自分のお金を守ることに繋がります。
まとめ
今回は、NFTのホワイトリストについて解説しました。最後にホワイトリストを獲得するメリットをもう一度まとめます。
- NFTを格安で購入できる
- NFTを確実に購入できる
- 安いガス代で購入できる
ホワイトリストは、ほかにも狙っている人が多いため簡単には当選しないかもしれませんが、色々と参加しておくことが大事です!
まずは気になるNFTプロジェクトのコミュニティから参加してみましょう。
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