本記事では、NFTマーケット『OpenSea』について徹底解説します。
OpenSeaとは、世界最大級のNFTマーケットプレイスです。
利用者が圧倒的に多いため、NFTの売買はOpenSeaを通じて行うことになります。
そこで本記事ではOpenSeaについて下記のことを解説します。
- OpenSeaとはなにか
- 【PC/スマホ】OpenSeaの登録・設定方法
- OpenSeaの登録後に確認すべきこと
この記事を読めば、OpenSeaの登録だけではなくその後の使い方までマスターできるので、ぜひ参考にしてください。
なお、本記事ではNFTコミュニティ「THE CITY」を運営、自身でNFTセミナー等も開催するコヤ(@koyablogs)が執筆・編集しています。
OpenSeaとは?
OpenSeaは、世界最大級のNFTマーケットプレイスです。
「NFTを買うならOpenSea」というほど、認知度の高いNFT販売所となっています。
OpenSeaの特徴は下記のとおりです。
- 世界の7割以上のユーザーが利用している(出典:Dune Analytics)
- 誰でもNFTの販売ができる
- NFTのコレクション数が圧倒的に多い
- PC/スマホで利用できる
注目すべきは、やはり利用者数の多さ。NFTの販売も購入もOpenSeaで行うことが多いため、コレクション数が多くなっています。
NFTを探すなら、現状はOpenSeaを利用するのが一番良い選択です。
【PC版】OpenSea登録・設定方法 3ステップ(推奨)
それではPCを利用したOpenSeaの登録・設定方法を解説します。
PC版のほうが画面表示が大きくわかりやすいため、オススメです。
やることはとても簡単で、たった5分で完了します。
- OpenSeaへアクセスする
- OpenSeaとMetaMaskを連携する
- OpenSeaのプロフィールを整える
なお、OpenSeaの登録をするには、あらかじめMetaMaskの設定を完了させておく必要があります。
MetaMaskとは、仮想通貨ETHやNFTを保管するためのウォレットです。
詳しくは下記記事で解説しているため、ぜひ参考にしてください。
1. OpenSeaへアクセスする
まずはOpenSeaの公式サイトへアクセスします。
OpenSeaは偽サイトも多いため、URLなどを確認して公式サイトであることを確認しましょう。
URLは「https://opensea.io/ja」です。
2. OpenSeaとMetaMaskを連携する
OpenSea右上にあるウォレットアイコンをクリックして、連携するウォレットとして「MetaMask」を選択します。
MetaMaskの画面へと遷移するため、MetaMask側の設定を行いましょう。
ウォレットアドレスの確認が出てきます。問題なければ「次へ」をクリックしましょう。
再度確認画面が表示されます。こちらも「接続」をクリックします。
これでMetaMaskの連携は完了です。OpenSeaのトップページのアイコンが変わります。
3. OpenSeaのプロフィールを整える
このままでもOpenSeaを使用することはできますが、より使いやすくするために、OpenSeaのプロフィールを整えることをオススメします。
プロフィールは、下記を設定しておくことがオススメです。
- 名前
- メールアドレス
- アイコン
- Twitter連携
設定方法を解説します。
OpenSeaのトップ画面上部に表示されるアイコンボタンを選択して、「設定」をクリックします。
場合によってはMetaMaskの確認画面が表示されます。こちらは「署名」をクリックしましょう。
赤枠部分がプロフィールで設定しておいた方が良い部分です。
NFTの販売者は相手のプロフィールを見て、購入者を選ぶ場合もあります。
自分がどんな人物かわかるように、名前やアイコン(NFTなど)、Twitterは設定しておくようにしましょう。
変更が終わり次第、「保存」をクリックして設定完了です。このとき設定したメールアドレスを使って、認証作業を行う場合もあります。
【スマホ版】OpenSea登録・設定方法
スマホを使ったOpenSeaの登録・設定方法を解説します。
こちらはiOS/Android版のMetaMaskアプリを使用して、設定をしていきます。
- MetaMaskのアプリからOpenSeaへアクセスする
- OpenSeaとMetaMaskを連携する
- OpenSeaのプロフィールを整える
1. MetaMaskのアプリからOpenSeaへアクセスする
はじめにMetaMaskのアプリを開きましょう。
画面左上の「≡」をタップします。
ブラウザをタップしましょう。URLの入力画面が表示されるため「https://opensea.io/ja」を入力して、OpenSeaの公式サイトへアクセスします。
2. OpenSeaとMetaMaskを連携する
MetaMaskアプリ上に表示されたOpenSeaの画面を操作して連携をしていきます。
連携について画面表示されるため、「Accept and sign」をタップしましょう。
MetaMaskから署名について聞かれます。「署名」をタップしましょう。
これでMetaMaskとOpenSeaの連携は完了です。
3. OpenSeaのプロフィールを整える
先述のとおり、このままでもOpenSeaを使用することはできますが、より使いやすくするためにOpenSeaのプロフィールを整えることをオススメします。
プロフィールは、下記を設定しておくことがオススメです。
- 名前
- メールアドレス
- アイコン
- Twitter連携
やり方を解説します。
MetaMask上で開いたOpenSeaのトップページについて、「≡」をタップします。
「アカウント」をタップします。
「アカウント設定」をタップします。
「Profile」をタップしましょう。
赤枠の部分を設定しましょう。完了次第、「保存」で設定完了です。
このとき設定したメールアドレスに設定認証が届く場合があるため、その場合は届いたメールから最終認証をしましょう。
OpenSeaの登録・設定後に確認すること
OpenSeaに登録後は、下記のことを確認しましょう。
- OpenSeaの用語
- NFTの買い方
- NFTの作り方
順番に解説します。
1. OpenSeaの用語
OpenSeaでNFTコレクションをクリックすると、上記のようなページが表示されます。
赤枠で囲んだものはどれもOpenSeaを使ううえで重要な用語です。それぞれ解説します。
①コレクション名 | NFTのコレクション名が表示されます。 |
②クリエイター名 | NFTを作成者名が表示されます。 |
③クリエイター手数料(英:Creator fee) | NFTの二次流通が発生したときに、クリエイターに支払われる手数料。 |
④チェーン(英:Chain) | 使用しているブロックチェーンの名前。 Erhereum,Polygonなどがある。 |
⑤合計出来高(英:total volume) | これまでどれだけの取引がコレクションで行われてきたか示すもの。 コレクションの盛り上がりの指標になる。 |
⑥最低価格(英:floor price) | 現在コレクションを買うために必要な最低金額。 「フロアはいま〇〇ETH」のような表現もされる。 |
⑦最高入札額(英:best offer) | 現在オークション中のNFTについて、最高入札額。 |
⑧出品中(英:listed) | 全体のコレクション数に対して、どれくらい販売しているかを示すもの。 %で表示され、「リスト率」という表現もされる。 |
⑨所有者(英:owners) | コレクションを持っているウォレットの数。 |
⑩ユニークユーザー数(英:unique owners) | 保有者の分散率。 コレクションのNFT総数/所有者で算出される。 |
これらの用語について理解できるようになると、OpenSeaのコレクションを見たときに、「自分が購入できる額なのか」「勢いのあるコレクションなのか」把握できます。
2. NFTの買い方
OpenSeaを使ったNFTの買い方も理解しておきましょう。
今回は人気NFT「CrptoNinja Partners」を例に、NFTの買い方を解説します。
欲しいNFTを選んで、クリックします。
「カートに追加」をクリックして、右上のカートボタンをクリックします。
「購入を完了する」をクリックします。その後MetaMaskの画面に遷移するため、MetaMaskの指示に従って購入完了です。
3. NFTの作り方
NFTコレクションをはじめて作るときは、次の手順を踏むことになります。
プロフィールアイコンから「作成」を選択します。
NFT化した画像や動画、音楽などをドラッグ&ドロップで挿入し、名前を決めましょう。
NFTについての説明文も加えられます。
NFTが属するコレクションを選択できます。すでに作ったNFTコレクションに加えたい場合は、こちらから選択しましょう。
NFTを何枚発行するのか決めます。
また発行するブロックチェーンも選択しましょう。基本的には「Ethereum」で問題ありません。
設定が完了したら「作成」を選択します。
これでNFTの作成完了です。
OpenSeaを使うときの注意点3つ
最後にOpenSeaを使うときは、次の3点に注意しましょう。
- 少額のガス代(手数料)がかかる
- 著作権が怪しいNFTを買わないようにする
- 偽物コレクションを買わないようにする
順番に解説します。
1. 少額のガス代(手数料)がかかる
NFTの売買は、ブロックチェーンに記録をするために少額の手数料がかかります。この手数料を「ガス代」といいます。
そのためNFTを買うときは、「NFTの価格+ガス代」が支払い額です。
ガス代は変動性で、利用者が多いと高くなり、利用者が少ないと低くなるのが特徴です。
ガス代は、「Ethereum Gas Price Chart」で直近で安い時間帯を調べることもできます。
直近で安い曜日や時間帯を調べることで、ガス代を安く抑えることができるでしょう。
2. 著作権が怪しいNFTを買わないようにする
OpenSeaで出品されているNFTのなかには、著作権的に怪しいものも数多く存在します。
OpenSeaは出品の自由度が高い分、勝手にキャラクターを使用して出品しているケースも多いです。
著作権を侵害しているNFTを買っても価値は当然ゼロのため、自分の好きなキャラクターの場合も本物以外は買わないように注意しましょう。
3. 偽物コレクションを買わないようにする
人気NFTについては、OpenSeaで偽物が多く出品されています。こちらも偽物を買った場合、コレクションの価値はゼロのため買わないように注意してください。
特に人気のNFTについては、公式コレクション名の横に青いマークがついています。こちらは本物の証のため購入しても問題ありません。
本物でもマークがついていない場合は、NFTコレクションの代表者のTwitterなどから直接OpenSeaのページへアクセスするようにしましょう。
NFTは偽物コレクション以外にも詐欺が多数存在します。下記記事では詐欺事例と詐欺の防ぎ方をより詳細に解説しています。
OpenSeaを活用してNFTの売買を楽しもう!
本記事ではOpenSeaの登録・設定方法を中心に解説しました。
最後に本記事をまとめます。
- OpenSeaは利用者が圧倒的に多いNFTマーケットプレイス
- OpenSeaはMetaMaskがあればすぐに設定完了する
- OpenSeaを使ってNFTの購入や作成、販売ができる
- OpenSeaの売買には、少額のガス代(手数料)がかかる
- OpenSeaでは著作権の怪しいものや偽物もあるため注意する
NFTを最大限楽しむなら、OpenSeaの活用は必須となります。
コレクション数も多いため、きっと自分の好きなNFTが見つかります。ぜひいろいろなNFTを探してみてください。