NFT専門用語集|NFT・仮想通貨初心者でもわかる!

こんな人にオススメの記事です
  • NFTをこれから始めたい
  • NFTについてわからない用語が多い

NFTが気になっている人、これからNFTを始めようと思っている方のなかには、「専門用語が多すぎてわからない……」と思っている方も多いのではないでしょうか。

本記事は、NFTをこれから始める人でもわかる用語集となっております。

目次ですぐに飛べるようになっているため、気になっている単語だけでもご覧ください。

本記事は、NFTセミナーも開催しているコヤ(@koyablogs)が執筆をしています。

目次

NFTに関する用語集

NFT

NFTとは
▲出典:OpenSea

NFTは、Non-Fungible Token(ノンファジブルトークン)の略です。日本語では、「非代替性トークン」といいます。

よりわかりやすく表現をすると、NFTは「所有者を証明できるデジタル資産」です。

これまでネット上にある画像や音楽、動画などは、誰が所有しているか証明することができませんでした。

しかし、NFTはブロックチェーンの技術により、誰が所有できるか証明できるようになった画期的な技術です。

そのため現実の絵画と同じく、NFTはデジタルデータではありますが、値段の高いものでは数億円の価格がついています。

より詳しくNFTについて知りたい方は、下記記事をご覧ください。

また、NFTの買い方については下記記事で詳しく解説しています。

Web3.0(ウェブスリー)

Web3.0とは、2018年ごろから提唱された新しいインターネットの概念です。Web3.0の概念は「分散型インターネット」とされています。

分散型インターネットとは、管理者が存在せず個人でデータを管理することをいいます。

今までのインターネットは、GoogleやAmazon、Facebookなどの企業がたくさんの情報を取得していました。

そのような独占を良しとせず、個人でデータを管理するのが分散型インターネットであり、Web3.0です。

ちなみにWeb3.0と表現していることからも、Web1.0やWeb2.0も存在します。

Web3.0とは Web1.0 Web2.0との違い

Web1.0とは、 一方向型のインターネットです。1990年代のインターネットで、情報を受け取れるのは一部の人だけ。テキストやメールが中心のインターネットでした。

Web2.0とは、双方向型のインターネットです。2000年代から今までのインターネットで、情報を発信する時代です。Web2.0ではGoogleやFacebookなどの企業を通じて、情報をやり取りしています。

DAO(ダオ)

DAOとは 会社との違い

DAOとは、Decentralozed Autonomous Organizationの略で、日本語では「分散型自立組織」といいます。

DAOとは組織の新しい在り方であり、働き方の一つです。

これまでの会社は縦型構造であり、トップに社長がいて、上が下に指示を出す「トップダウン方式」でした。

一方でDAOは、社長のようなトップが存在しません。全員が同じ立場で、DAOの参加者同士の意見によって、組織の方針を決定します。

DAOの特徴は、3つです。

DAOの特徴
  • 代表者がいない
  • 組織の方針は「ガバナンストークン」と呼ばれる議決権で決定する
  • 誰でも参加できて、透明性が高い

Web3.0時代になり、インターネットだけではなく、働き方もDAOを通じて見直されています。

Ethereum/ETH(イーサリアム/イーサ)

イーサリアム イーサ Ethereum ETHとは

Ethereum(単位:ETH)は、暗号資産(仮想通貨)の一つです。

Ethereumは、日本語では「イーサリアム」「イーサ」と表現されることが多く、1ETHなどは「1イーサ」といいます。

イーサリアムの取引量はビットコインに続く世界第2位で、NFTの登場により注目度も上がっています。

NFTは、イーサリアムのプログラム自動実行機能「スマートコントラクト」によって成り立っている技術です。

スマートコントラクトによって、ETHでNFTを売買するごとに、所有者の切り替えが自動で実行されます。

イーサリアムは日本の仮想通貨取引所を利用することで、日本円をイーサリアムにできます。

ブロックチェーン

ブロックチェーンとは

ブロックチェーンは、情報を記録する手段の一つで、「ブロックに記録したものを鎖のようにつないでいく技術」です。

ブロックチェーンの特徴は、3つあります。

ブロックチェーンの特徴
  • 取引記録を複数のユーザーによって共有している
  • 取引の改ざんが極めて困難
  • システムは稼働し続けている

ブロックチェーンは、一つの企業が管理をするような「中央集権型」ではなく、多くの参加者によって管理をする「分散型」システムです。

そのため1つのブロックチェーンで改ざんがされたとしても、そのほかのブロックチェーンによって不正であることを証明できてしまうため、取引の改ざんが極めて困難だとされています。

またシステムは、多くのコンピューターで24時間稼働し続けています。

そのためシステムダウンが、あるコンピューターで起きたとしても、ほかのコンピューターによって記録が保存されているため、データが消えてしまう可能性も極めて低いです。

NFTの取引履歴も、全てブロックチェーンに記録されています。

スマートコントラクト

スマートコントラクトとは、プログラムによって「ある条件を満たすと自動取引する機能」をいいます。

スマートコントラクトの機能は、自動販売機の仕組みで考えるとわかりやすいです。

スマートコントラクトとは

自動販売機では、お金を入れることで、自動でジュースが出てきます。

この「お金を入れる→ジュースが出てくる」という流れが、人を介さず自動で行われている点がスマートコントラクトの機能そのものです。

スマートコントラクトとは NFT

NFTは、OpenSeaによって売買を行うことが多いですが、その際にも「ETHを支払ってNFTを買う→NFTの所有者が変わる」という流れが自動で行われます。

この際所有者が変わったことが、イーサリアムのブロックチェーンに刻まれる仕組みです。

OpenSea(オープンシー)

OpenSeaとは

OpenSeaは世界最大級のNFTマーケットです。

NFT売買のほとんどは、OpenSeaで行われます。

また自分で作成した画像をNFT化したいときも、OpenSeaを利用します。

OpenSeaについて詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。

ウォレット

ウォレットとはネット上のお財布のことで、イーサリアムやNFTを保管するものです。

NFTを始めるなら、ウォレットの用意は必須となります。

NFTを保管するウォレットは、全部で2種類あります。

ウォレットの種類
  • ホットウォレット
  • コールドウォレット

ホットウォレットとは、常にオンラインにつながった状態のウォレットです。有名なホットウォレットとしては、MetaMaskがあります。

ホットウォレットのメリットは、誰でも無料で作ることができて、使うときも手軽な点です。一方デメリットとして、常にネットに接続した状態のため、詐欺被害のリスクも高まります。

コールドウォレットとは、ネットとは接続していないオフラインの状態で管理するウォレットです。有名なコールドウォレットとしては、Ledger Nanoがあります。

コールドウォレットのメリットは、オフラインの管理のため、詐欺のリスクが極めて低いことです。一方デメリットとしては、NFTをコールドウォレットに移行するたびにUSB接続をしないといけない点があります。

MetaMask(メタマスク)

MetaMaskとは

MetaMask(メタマスク)は、イーサリアムやNFTを保管するウォレットの一つです。

NFTを始める場合、ウォレットはMetaMaskが主流となります。

名前や住所、電話番号など、個人情報を入力せずに作成できることが、MetaMaskの特徴です。

アカウントごとに付与されているウォレットアドレスを使用して、イーサリアムやNFTを送ったり、受け取ったりします。

MetaMaskはGoogle Chromeなどのブラウザや、iOS/Androidでダウンロード可能です。

MetaMaskの始め方・使い方は、下記記事を参考にしてください。

Mint(ミント)

NFTのMint(ミント)とは、NFTを生成・発行することです。

NFTは、その元となっている画像や動画などのデータがあります。

それらをNFTにすること、ブロックチェーンに刻むことが、Mintになります。

List(リスト)

NFTのList(リスト)とは、NFTの出品・販売をすることです。

OpenSeaなどでNFTを販売開始したときに、「NFTをリストしました」と表現することが多いです。

ホワイトリスト(WL)/アローリスト(AL)

NFTを優先購入する権利を、ホワイトリスト(WL)もしくはアローリスト(AL)といいます。さらにホワイトリストを持っていれば、NFTを格安で購入できることも多いです。

ホワイトリストは、NFTのなかでもジェネラティブコレクションを行う際に、配布されます。

完全抽選で配布されるよりも、NFTコレクションに貢献してくれた人に配布することが、最近のトレンドです。

ホワイトリストについて詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてください。

ガス代

ガス代とは、イーサリアムを利用する際に発生する手数料です。

イーサリアムのブロックチェーンに取引を記録するときは、マイナーと呼ばれる方々が記録を行なっています。

そのマイナーへの報酬が、ガス代によって支払われています。

NFTにおいて、ガス代が発生するタイミングは下記3つです。

NFTでガス代が発生するタイミング
  • NFTを発行するとき
  • NFTの売買を行うとき
  • 仮想通貨の取引を行うとき

ガス代は変動性で、利用者が多いと高くなる傾向にあります。

ガス代の変動は、「Ethereum Gas Price Chart」で確認することができます。

Giveaway(ギブアウェイ)/Airdrop(エアドロップ)

NFTをプレゼントすることをいいます。

Twitter上では、たくさんのNFTプレゼント企画が行われていますが、その際に使われる用語が「Giveaway」や「Airdrop」です。

GiveawayやAirdropに応募する際には、下記のものが必要になることが多いです。

GIveaway/Airdropに必要なもの
  • MetaMaskのウォレットアドレス
  • Discord ID
  • Twitter ID

SBT(Soul Bound Token)

SBTは、NFTの一種で、ソウルバウンドトークン(Soul Bound Token)と呼ばれています。

SBTは、日本語訳すると「魂に紐づいたトークン」となりますが、よりわかりやすく表現すると「譲渡できないNFT」です。

SBTの譲渡できない性質は、下記のような場面で活用が期待されています。

SBTの活用場面
  • 運転免許証など個人を証明するもの
  • 卒業証明書などの資格
  • 会員権

個人を証明するものなど、他人に譲渡できたら困るものに関して、SBTの活用場面が増えていくと予想されています。

Discord(ディスコード)

Discordとは

Discordはテキストコミュニケーションアプリです。元々はゲームチャットとして利用されていましたが、最近はNFTコミュニティツールとしても利用されます。

人気NFTコレクションのほとんどはコミュニティがあります。

コミュニティ内では、雑談をしたり、コレクションについて方針を考えたり、イベントが開催されたりしています。

有名なコミュニティは「Ninja DAO」や「THE CITY」です。

DiscordはPC・スマホのどちらでも参加することができます。AMA(Ask Me Anything)

AMAとは、「何でも私に聞いてくださいね」という意味で、質問会です。

Twitterスペースで開催されることが多いです。

AMAでは、コレクションや運営者について質問がされています。

Polygon(ポリゴン)

イーサリアムのサイドチェーンです。イーサリアムのブロックチェーンの上に、独自のブロックチェーンを生成することで、Polygonは成り立っています。

Polygonが誕生した理由は、イーサリアムの処理能力が低く、ガス代が高騰しやすいからです。

イーサリアムよりも処理能力を高くすることで、ガス代が安くなるように設計されています。

そのためNFTを出品するときに、ガス代がほとんどかからないPolygonを選択する方も多いです。

またPolygonは、独自通貨であるMATIC(マティック)を利用できます。

ガバナンストークン

ガバナンストークンは、DAO内で利用する議決権のことです。

DAO内で方針決定をするときに、ガバナンストークンの投票を利用して、次の方針を決定します。

ガバナンストークンは、DAOに貢献している人ほど配布量が多くなりやすいです。

また海外では大きなプロジェクトの方針を決める一手がガバナンストークンになるため、売買されていることもあります。

トークン自体は誰でも無料で生成できます。

国内のDAOでも、ガバナンストークンを利用していることは多いです。

ジェネラティブNFT

ジェネラティブNFTとは、プログラムにより一度に数千〜数万個のNFTを生成するNFTのことをいいます。

もともとは海外で人気ジェネラティブNFTでしたが、最近は国内プロジェクトでもジェネラティブが主流となっています。

ジェネラティブNFTの特徴は、3つです。

ジェネラティブNFTの特徴
  • 販売数が多い
  • 価格が安い
  • コミュニティが活発

海外で有名なジェネラティブNFTとしては、猿のイラストであるBAYCがあります。BAYCはマドンナやジャスティンビーバー、関口メンディーーさんも所有している人気NFTです。

また国内では、ジェネラティブNFTとしてCNPが有名です。CryptoNinjaがもとで生まれたCNPは、国内だけではなく世界でも人気で、OpenSeaの取引量では10位以内に定期的に入るようになっています。

トランザクション

仮想通貨のブロックチェーン上の取引のことを言います。

イーサリアム上での取引は、全てトランザクションデータとして保存されています

スワップ

同じネットワーク内で仮想通貨を変換することを言います。

例えばポリゴンでは仮想通貨として、MATICとETH(紫色)を使用できます。

このMATICとETH(紫色)を両替する作業をスワップと言います。

ブリッジ

仮想通貨を別のネットワークの仮想通貨に換金することをブリッジと言います。

円をドルにする感覚に近いです。

仮想通貨でいえば、イーサリアムのETH(黒色)とポリゴンのETH(紫)を換金することは、ブリッジになります。

Floor Price(最低価格)

NFTの最低購入価格をFloor Priceといいます。

よく「フロアが下がった」などと表現されることが多いですが、これは「NFTコレクションの最低価格が下がった」ということと同義です。

NFTを販売するOpenSeaでは、常にFloor Priceが表示されています。

Total Volume(合計出来高)

NFTコレクションの取引高を示します。OpenSeaで確認することが多いです。

一定期間でどのくらい取引があったかを示し、コレクションの盛り上がり具合の指標になります。

AMA(Ask Me Anything)

AMAとは「Ask Me Anything」の略で、日本語では「質問会」と言われます。

コレクション運営者が開催することが多く、TwitterスペースやDiscord内で行われます。

AMAではコレクションや運営者について質問されることが多いです。

ステーキング

ステーキングとは、仮想通貨やNFTを預ける(ロック)することで利益を得る仕組みです。

ステーキング中は仮想通貨やNFTがロックされているため、売却したり、移動したりすることができません。

その代わりに特定の仮想通貨やNFTを受け取ることができるのが、ステーキングです。

仮想通貨やNFTの運営者は、保有者がステーキングすることで価値を維持し続けることができます。

ラグプル

ラグプルとは、NFT運営者が資金を持ち逃げすることです。

詐欺の一種で、NFTプロジェクトが乱雑する昨今では運営者がラグプルを図ることもあります。

二次流通

NFTの二次流通

二次流通とは、NFT購入者が別の人にNFTを転売することをいいます。

NFTはクリエイターから購入したものを、自由にほかの人に販売することができます。

クリエイターの手を離れて売買が成立した場合、「二次流通が発生した」という表現をします。

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