- ジェネラティブNFTとほかのNFTの違いがわからない
- ジェネラティブNFTの特徴が知りたい
- 海外/国内で有名なジェネラティブNFTが知りたい
NFTを調べていくなかで、ジェネラティブNFTという言葉を見たり、聞いたりして、気になっている方も多いのではないでしょうか?
ジェネラティブNFTとは、プログラムによって一度に数千〜数万点のNFTを発行するコレクションのことで、現在注目されているNFTのほとんどが該当します。
NFTのトレンドともいえるジェネラティブNFTについて知っておくことは、今度のNFT市場を理解するうえでも、NFTを購入するうえでも重要です。
本記事ではジェネラティブNFTの特徴や買うメリット、デメリットについて解説します。買うときのポイントまで解説するので、ぜひ参考にしてください。
ジェネラティブNFTとは?
ジェネラティブNFTとは、数千~数万点と大量に作成されるNFTコレクションのことです。
事前に用意されたパーツやキャラクターをプログラムによって組み合わせることで、重複のないNFTを大量に作り出すことが可能となっています。
ジェネラティブNFTのほかにも、
- 1点もののNFTアート作品
- メタバースの土地NFT
- 会員パスポートNFT
など、NFTの種類はいくつかありますが、売買サイトのランキング上位はほとんどがジェネラティブNFTとなっています。
ジェネラティブNFTの特徴/買うメリット 5つ
ジェネラティブNFTの特徴/買うメリットは、5つあります。
- 販売数が多い
- 価格が安い傾向にある
- ホワイトリストを使って販売することが多い
- コミュニティが活発である
- SNSのプロフィールにしやすい
順番に解説します。
1. 販売数が多い
ジェネラティブNFTは数千~数万点と、大量に発行されます。
結果、1点もののNFTコレクションに比べ供給量が多くなるため、入手しやすい傾向にあります。
さらに複数のパーツを組み合わせて作られていることから、パーツを全て集めるなど、コレクターとして何枚も買い集めるといった楽しみ方も可能です。
また数が多いため、二次流通も発生しやすいのも特徴。
売買が盛んに行われるような人気のジェネラティブNFTであれば価格も上がっていくため、資産としても一定の価値が期待できるでしょう。
2. 価格が安い傾向にある
ジェネラティブNFTはプログラムによってパーツを組み合わせて大量に発行するため、1点もののNFTよりも制作コストが低く、比較的安価で販売されます。
日本国内では、初期価格が0.001ETH(約200円)と格安での販売がトレンドです。
価格が安ければ、多くの人が手に取りやすくなったり、コレクターとして複数購入して楽しんだりできるといったメリットがあります。
また、購入した価格が安ければ、そのNFTの価値が下がったとしても損失は小さいため、購入者の金銭的・精神的な負担が少なくて済みます。
3. ホワイトリストを使って販売することが多い
初期販売ではさまざまな条件をクリアした人に、ホワイトリスト(優先購入権)を配って販売するジェネラティブNFTがほとんどです。
コミュニティ活動に絡めた条件もあれば、特定のNFTを持っていることが条件に設定されることもあります。
ホワイトリストのメリットは下記のとおりです。
- 安く購入できることが多い
- 確実に購入できるように設計されていることが多い
- ホワイトリスト獲得を通して、コミュニティの雰囲気や運営者の人柄を知ることができる
ホワイトリストの獲得条件は、販売の2,3ヶ月前には連絡されることが多いため、気になるコレクションはこまめに確認しておくことが大切です。
なお、ホワイトリストについては下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
4. コミュニティが活発である
NFTの価値とコミュニティの盛り上がりは関連が強く、人気のジェネラティブNFTほどコミュニティは活発で、アイデアの提案や交流などが盛んです。
ジェネラティブNFTを買わなくてもコミュニティを楽しむことはできますが、購入することで距離感を縮めやすくなります。
そのため、
- 仲間を作りたい
- 交流を楽しみたい
- 第3の居場所が欲しい
といった、他者との関わりも大事にしたいという人に、ジェネラティブNFTはオススメです。
5. SNSのプロフィールにしやすい
ジェネラティブNFTの多くは、SNSのプロフィールアイコンにしやすいようにデザインされています。
実はSNSのアイコンをNFTにすることのメリットはかなり大きいです。
- TwitterやDiscordで同じアイコンの人と深い交流ができる
- クリエイターからコメントをもらいやすい
- 名前を覚えてもらいやすい
ジェネラティブNFTだからこそ、同じコレクションをアイコンにできる人が多いです。結果として同じアイコン同士で深い交流をするきっかけになります。
ジェネラティブNFTの買うデメリット2つ
ジェネラティブNFTにはデメリットも存在します。下記2点は確認しておきましょう。
- 人気のNFTは高価
- 価値のないNFTも多い
順番に解説します。
1. 人気のNFTは高価
数万点発行されているような大型のジェネラティブNFTでも、人気であれば数千万円で取引されるものもあります。
数は大量にあっても、売りたい人がいなければ価格は上がっていきます。
日本国内のジェネラティブNFTだと、CryptoNinja Partners(CNP)が高価格NFTの代表例です。
もともとは0.001ETH(約200円)で販売されましたが、現在は2ETH前後(約35万円)で取引されています。
このように人気が出てしまったNFTは魅力的なだけに、購入ハードルが高くなる点はデメリットでしょう。
2. 価値のないNFTも多い
ジェネラティブNFTは発売直後は取引も活発となり、注目も集まります。
しかしその後、人気を維持し続けるプロジェクトは少数です。多くのプロジェクトは売買が落ち着き、運営側からも新たな動きがみられず、忘れ去られてしまいます。
また、運営が売上を持ち逃げしてしまうような事件(ラグプル)もたびたび起こり、無価値になってしまうNFTも少なくありません。
価値のあるNFTを選ぶためには、ファウンダーの人柄や経歴、プロジェクトの将来性、コミュニティの熱量など、さまざまな視点から総合的に判断する難しさがあります。
ジェネラティブNFTを買うときに注意すべきことはこちらで解説しています。
【海外発】有名ジェネラティブNFT3選
ここからは実際にジェネラティブNFTとして有名なコレクションを紹介していきます。
最初に海外で有名なジェネラティブNFTを3つ紹介します。
- BAYC
- CloneX
- Azuki
1. BAYC
BAYCとは、「Bored Ape Yacht Club」の略で、猿人のデザインをしたジェネラティブNFTコレクションです。世界で最も人気なNFTの一つとなっています。
2021年4月に10,000点が0.08ETH(約13,000円)で発売され、現在では70ETH前後(約1,200万円)で取引が発生中。
世界のセレブや著名人、スポーツ選手がSNSのアイコンに使っており、日本人では関口メンディーーさんが所有し、Twitterのアイコンに使用したことで話題となりました。
BAYCを運営するYuga Labsは独自トークン「ApeCoin」の発行や、メタバース「Otherside」の開発も進めており、WEB3界での今後の展開が注目されています。
2. CloneX
CloneXは、2021年11月に発売されたジェネラティブNFTコレクションです。
NFTは、メタバースで利用できるアバターとして、3Dでデザインされています。
日本人アーティストの村上隆氏がパーツデザインを手がけたことで、日本でもニュースになりました。
プレセールは0.05ETHで販売され、現在のフロア価格は7ETH前後(約120万円)です。
現在CloneXは、NIKE傘下で運営中。NIKEのグループであることを生かし、CloneXの購入者にシューズNFTのエアドロップ(無料配布)なども行なっています
NIKEはメタバースやNFTの分野に積極的な企業のため、今後の展開にも要注目です。
3. Azuki
Azukiは、エンジニアやデザイナーなどのクリエイターが集まって作られたジェネラティブNFTコレクションです。
日本アニメ風のデザインで、深みのある赤(あずき色)をベースにした、横顔のイラストが特徴です。
2022年1月に10,000点が発売され、現在は13ETH前後(約220万円)で取引されています。
AzukiホルダーはDiscordコミュニティ「The Garden」に参加できます。
AzukiのエンジニアチームはEthereumチェーンの新たな規格「ERC-721A」を開発し、ソースコードを世界に公表して誰でも使えるようにしました。
その開発力を活かし、独自メタバースの開発も進めています。
【国内発】有名ジェネラティブNFT5選
続いて、国内で有名なジェネラティブNFTを5つ紹介します。こちらは海外発のNFTに比べて安価なため、ぜひ購入の参考にしてください。
- CNP
- CNPJ
- APP
- わふくジェネ
- LLAC
1. CNP(CryptoNinja Partners)
- NFTコレクション「CryptoNinja」のジェネラティブNFT
- 国内人気No.1のジェネラティブNFT
- 購入者特典が豊富
CNP(CryptoNinja Partners)は、人気NFT「CryptoNinja」に登場する忍者たちのパートナーとなるキャラクターが描かれたジェネラティブNFTコレクションです。
2022年5月に22,222点が、0.001ETH(約200円)で発売されました。
発売から7か月経った現在では時価総額が約80億円に成長し、2ETH前後(約35万円)で取引されている国内No.1のNFTコレクションです。
注目すべきは、CNPの保有者特典です。
- Discordコミュニティ「NinjaDAO」のCNPホルダー限定チャンネルへの参加
- 開発中のスマホアプリ「CNP Friends」のプレイ
- 全国の飲食店や施設でお得なサービスを受けられる「CNP Owners」の利用
- 人気NFTのホワイトリストがもらえる
NFTを使った最前線の楽しみ方を体感したい人は、ぜひCNPの購入を検討してみてください。
下記記事ではさらに詳しくCNPの魅力を解説しています。
2. CNPJ(CNP Jobs)
- CNPのファンアート(二次創作)として誕生
- 職業をテーマにしたNFT
- コレクション代表者のうじゅうな氏が本を出版
CNPJ(CNP Jobs)は、CNPのファンアート(二次創作)として作られたジェネラティブNFTコレクションです。
CNPに続き、国内NFTではランキング上位に常に名前が上がる人気コレクションです。
2022年7月に11,111点が0.001ETH(約200円)で発売され、現在ではフロア価格0.5ETH前後(約9万円)で取引されています。
コンセプトは「あなたの”なりたい”になれるNFT」。CNPのキャラクターがさまざまな職業になりきったデザインで登場します。
YouTuberやブロガー、スポーツ選手など、65種類の職業があり、今後も職業は追加されていく予定です。
購入者は自分のなりたい職業や現在の職業のNFTをアイコンにすることで、楽しんでいる方が多いです。
また、代表のうじゅうな氏が自身のNFT活動をマンガ形式で書籍化したことでも話題になりました。
書籍は発売前重版やAmazonの新着ランキング1位、2023年のビジネス書ブランプリにもノミネートされるなど、注目を集めています。
CNPJについては下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
3. APP(Aopanda Party)
- Tik Tokの人気キャラクター「あおぱんだ」のNFT
- NFTを使ったアニメ化の展開を予定
- ふるさと納税NFTも始めている
Aopanda Party(APP)は、ファウンダーAo Umino氏が制作するキャラクター「あおぱんだ」が登場するジェネラティブNFTコレクションです。
「あおぱんだ」はTik Tokのフォロワーが65万人と人気のキャラクターで、東京五輪のPR動画に登場したり、厚生労働省のコロナ対策動画にも起用されたりと、実績の厚い人気キャラクターです。
APPは2022年10月に、11,111点が0.001ETH(約200円)で発売。現在のフロア価格は1ETH前後(約17万円)となっています。
初期価格から1,000倍近く上昇した価格に加え、リスト率(売られている数)が1%以下という、非常に低い数値であることも特徴のひとつです。
APPは今後NFTを使ったアニメ化に向けて活動を本格化させる予定です。NFTを買うことでアニメ化支援になるとともに、自身もアニメプロジェクトに参加することができます。
さらに12月には「旅するあおぱんだ」と称して、ふるさと納税NFTのプロジェクトが始動しました。
その第一弾が熊本県阿蘇郡高森町に決まり、今後ふるさと納税NFTが発行予定です。
APPの魅力は下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
4. わふくジェネ
- 和服を着たかわいい女の子のコレクション
- 全てのNFTに音楽がついている
- 季節ごとに和服のデザインが変わる「ころもがえ」というイベントがある
わふくジェネは和服を着たかわいい女の子がデザインとなっている、音楽付きジェネラティブNFTコレクションです。
2021年10月から活動するNFTクリエイターのWAFUKUさんと、マーケターのソロさんが運営しています。
2022年8月に11,111点が0.001ETH(約200円)で発売されました。
発売後はフロア価格が0.05ETH付近で推移していましたが、12月上旬に人気が再加熱し、現在では0.15ETH前後(約25,000円)で取引されています。
また、世界でも前例が少ないイラストと音楽それぞれが11,111通り作られたNFTとなっています。
さらに季節ごとに「ころもがえ」というイベントも用意。こちらはNFTの和服が季節ごとに変わるイベントです。
季節ごとに装いが変わるNFTは珍しく、人気の理由になっています。
人気NFTのなかでは比較的買いやすい価格のため、まずは1個NFTを買ってみたい方にオススメです。
わふくジェネについては、下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
5. LLAC(Live Like A Cat)
- 猫がコンセプトのNFTコレクション
- インフルエンサーが結集してNFTを作成している
- 発売前からグッズが即完売するなど、注目度が高い
Live Like A Cat(LLAC)は「猫のように自由気ままに生きてみよう」がコンセプトの、22種類の猫たちが描かれたジェネラティブNFTコレクションです。
2022年12月28日に22,222点、0.001ETH(約200円)で発売予定です。
運営メンバーが強力なことでも知られており、ファウンダーにインフルエンサーのしゅうへいさん、デザイナーに猫森うむ子さん、マーケティングにインフルエンサーのイケハヤさんと、豪華なメンバーで構成されています。
NFT発売前にもかかわらず、ステッカーや手ぬぐいなどのグッズが数分で完売し、しゅうへい氏が行うセミナーも満席が相次いでいます。
NFTのデザインに込められた意味やコミュニティ活動に強くフォーカスしており、LLACを持つことで、生き方をアップデートしていくことを目標に掲げています。
LLACについては下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
ジェネラティブNFTの買い方5ステップ
それではNFTの買い方を5ステップで解説します。
- コインチェックで口座開設する
- MetaMaskの登録を行う
- コインチェックからMetaMaskへETHを送金する
- OpenSeaに登録する
- 好きなNFTを購入する
仮想通貨を取り扱うことになりますが、やること自体は日本円で仮想通貨を購入するだけのため、誰でもかんたんに行えます。
1. コインチェックで口座開設する
NFTの購入には仮想通貨「ETH(イーサリアム)」が必要です。そのため仮想通貨取引所で、口座開設を行う必要があります。
日本の仮想通貨取引所は数多くありますが、なかでもオススメの仮想通貨取引所がコインチェックです。
- 取引画面がシンプルで見やすく、初心者でも使いやすい
- スマホアプリからも購入できる
- 国内最大級の18種類の仮想通貨を取り扱っている
- 東証プライム上場マネックスグループの傘下で、セキュリティ面も安心
- 銀行振込、コンビニ入金、クイック入金など、さまざまな日本円入金が可能
特にシンプルで使いやすい設計な点は、仮想通貨取引に不慣れな方でもすぐに理解できるためオススメポイントです。
たった5分で申し込みが完了するため、サクッと開設をしてしまいましょう。
\たった5分/
その後の流れについては、下記を参考にしてください。
メールが届いたら、「各種重要事項を確認する」をクリックします。
すべてにチェックを入れたうえで、「本人確認書類を提出する」をクリックしましょう。
最後に電話番号を入力し、「SMSを送信する」をクリックします。
コインチェックの審査には数日かかる場合もございます。
2. MetaMaskの登録をする
MetaMaskとは、インターネット上の「ETHとNFTのお財布」になります。そのためNFTを買うためにも、NFTを保管するためにもMetaMaskのインストールは必須です。
MetaMaskのインストールと設定は、たった5分で完了します。
iOS/Android版もありますが、最初の開設はGoogle Chromeを使ったパソコンのインストールがオススメです。
下記記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
3. MetaMaskにイーサリアム(ETH)を入金する
NFTを買うときは、MetaMaskに入金したETHを使用して購入します。
そのためコインチェックからMetaMaskにETHを送金しましょう。
コインチェックからMetaMaskへの送金は、早ければ5分、遅くとも30分以内に完了することが多いです。
いつでも欲しいNFTを買える状態にするためにも、ETHはあらかじめ入金しておくことをオススメします。
コインチェックからMetaMaskへの送金方法については、下記記事で画像つきで解説しています。ぜひ参考にしてください。
4. OpenSeaでアカウントを作成
先述した、世界最大級のNFTマーケットプレイス「OpenSea」について、アカウントを作成しましょう。
NFTは基本的にOpenSeaで購入することになるため、今すぐ欲しいNFTがなくてもアカウントだけ作成しておくことをオススメします。
OpenSeaのアカウント作成に必要なものは、MetaMaskとメールアドレスのみです。複雑な設定はないため、作業はすぐに完了します。
アカウントを作成すれば自分の持っているNFTも確認しやすくなります。
OpenSeaの詳しい始め方については下記記事で解説しているため、ぜひ参考にしてください。
5. NFTを購入する
ここまで完了したら、あとはOpenSeaで気になるNFTを購入するだけです。
本記事では、NFTコレクション「CNP」を例に買い方を解説します。
欲しいNFTを選んで、クリックします。
「カートに追加」をクリックして、右上のカートボタンをクリックします。
「購入を完了する」をクリックします。その後MetaMaskの画面に遷移するため、MetaMaskの指示に従って購入完了です。
ジェネラティブNFTを買うときの注意点3つ
ジェネラティブNFTを買うときには次の3つに注意しましょう。
- プロジェクトの代表者が発信しているか調べる
- コミュニティが活発か調べる
- 詐欺のホワイトリストやコレクションに気をつける
1. プロジェクトの代表者の発信内容を調べる
NFTは顔出しや実名を出さずに販売できてしまうため、ジェネラティブNFTを買ううえでは、代表者が何を発信しているかを要チェックする必要があります。
チェックを怠りNFTを購入してしまうと、最悪の場合、NFTで集めた資金を持ち出して消えてしまうラグプル被害に遭うこともあります。
チェックする内容は、「この代表者の言っていることに説得力があるかどうか」です。
これまでの経歴に説得力があり、今後のNFTを使った展望が経歴に沿ったものであれば説得力も増します。
さらに音声配信での確認もオススメです。
最近のNFT代表者は、Twitterや音声アプリなどで声の発信を心がけています。
音声は人柄のでやすいコンテンツのため、プロジェクトの信憑性を確認するのに最適と言えるでしょう。
2. コミュニティが活発か調べる
コミュニティにどれだけの人が集まっているか、そしてきちんと交流が行われているかも、ジェネラティブNFTを選ぶうえでは重要です。
将来性のあるプロジェクトだったとしても、そこに人が集まって熱狂が生まれていなければ、良い方向には進みません。
さらに参加者が多くても、コミュニティで交流が行われていないと、NFTの価値を維持し続けるのが難しく、価格が落ちていきます。
常に交流が盛り上がっていて、コミュニティメンバーもNFTプロジェクトの一員として活動していけるような土台ができていれば、ジェネラティブNFT発売後の発展が期待できます。
3. 詐欺のホワイトリストや偽コレクションに気をつける
人気ジェネラティブNFTになると、詐欺師が発生しやすくなります。
詐欺手法は、偽ホワイトリストの案内を出して偽サイトに誘導したり、NFTの偽販売サイトに細工をしてMetaMaskからNFTや仮想通貨を抜き取るようなプログラムを仕込んだりと、さまざまです。
特にジェネラティブNFT販売時には、公式にあわせてTwitterやDiscordで偽サイトへの誘導が多くなります。
サイト案内している人がプロジェクトの運営者かどうか確認したうえで、販売サイトへアクセスするようにしましょう。
NFTの詐欺については下記記事で詳しく解説しています。NFTの詐欺から絶対に身を守りたい方はぜひ参考にしてください。
ジェネラティブNFTの作り方は?
ジェネラティブNFTは、誰でも作ることができます。
おおまかな流れは、下記の通りです。
- パーツ画像を用意する
- パーツ画像をプログラム等で組み合わせて作品を作る
- 作った画像をアップロードする
- スマートコントラクト(ブロックチェーン上のプログラムコード)を書く
- ミントサイトを作る
それぞれの工程で、複数のツールを使いこなす必要がありますが、コツコツ学べば全ての工程を一貫して1人で行うこともできます。
ジェネラティブNFT制作に使用されるツールで代表的なものが「Hashlips」です。
CNPやCNPJもこのツールを使って制作されました。
「Hashlips」を利用するとパーツ画像の組み合わせに加え、スマートコントラクトやミントサイトのテンプレートを使うことができます。
関連動画:ジェネラティブNFT入門セミナー
ジェネラティブNFTのまとめ
本記事では、ジェネラティブNFTについて解説をしました。
最後に本記事をまとめます。
- ジェネラティブNFTとは、プログラムによって一度に数千〜数万点のNFTを発行するコレクションのこと
- ジェネラティブNFTは、価格が安い傾向にあるため誰でも購入しやすい
- 国内で最も人気のジェネラティブNFTは、CNPである
- ジェネラティブを今後買うときは、代表者の発信を見て買うべきか決めるのがおすすめ
- ジェネラティブNFTを作りたいときは、Hashlipsというツールを使用する
2022年はNFT元年ともいわれる年で、さまざまなジェネラティブNFTが発売されてきました。
2023年は現在活動しているジェネラティブNFTのさらなる発展に加え、新たに企業やインフルエンサーの参入も予想されています。
これからますます盛り上がりが期待できるジェネラティブNFTに今後も要注目です。